2009年11月30日月曜日

ジーターにタイガー

彼が本当に選ばれるべきかは別としてデレク・ジーターがスポーツイラストレーテッド誌のSportsman of the yearに選ばれました。

個人的には今年の、というだけでなく長い間を考慮すれば全く文句はありません。素晴らしい選手でスポーツ界の顔の一人なのは間違いありませんしね。

この前ブログに載せた写真はこのための撮影だったんですねえ。何の撮影か教えてくれなかったわけだ。

ここで少しその時の様子が見れます。
http://sportsillustrated.cnn.com/2009/magazine/specials/sportsman/2009/11/25/derek.jeter/index.html?xid=siextra_newsletter113009


グレートホールにて。この写真の撮影の前には球場の外の地下鉄の駅の前でも表紙用の写真を撮ってたみたいで。。近くにいたはずなんですが、気づかなかった。残念。

で、このSports man of the yearに2度(1996, 2000)選ばれてるタイガー・ウッズの交通事故/謎の出来事はかなり話題になってます。

アスリートや有名人のプライバシーの侵害ってのは簡単な問題ではないですが、こういう事が起こったらほじくられるのは仕方ないですね。特に、今回のような首をひねる様な状況でまともな説明もないとなると余計に。(真相は知りませんが、数日前にタイガーの不倫の話がこっちの低レベルのタブロイドで暴かれたばかりなんで、噂も含めると夫婦喧嘩かな、と取るのが普通ですね。当然家に一杯あるだろうゴルフ・クラブで奥さんに追いかけられたんだったら笑えるんですけどねw)

ジーターとタイガー。
両方ともナイキの顔です。スポンサーが多数つくスーパースター、そしてどちらも人種としても混ざっています。優等生のイメージがあるのも一緒。
2人ともフレンドリーでアクセシブル(accessible)なんでインタビューとかはし易い方なんですが、変な事は決して言わないですね。特にジーターは常に話しますが、ヘッドライン(見出し)になるような事は言いません。これが彼らの様なレベルのスーパースターに取っては正しいアプローチ。松井秀喜も似てると言えます。

でも、2人の間でちょっと違うのはタイガーの方は優等生のイメージが作られてる部分が結構あるはずなこと。
タイガーは子供の頃からネクスト・ビッグ(Next Big Thing)として祭り上げられてましたし、色々とゴルフ界のルールを破ったり、曲げて来た人。派手なガッツポーズに雄叫びにコースを回ってる時の態度や口から出て来る言葉、他の選手だったらボロクソ言われてますね。
もちろんゴルフ界だって彼みたいなのが必要、メディアだって一緒。変な事言ったらインタビュー出来なくなりますしねえ。
スポーツはビジネスですから。特にタイガーなんてアメリカでは一番知名度(ジーターはそう言う意味では全然です)があり、世界でもトップクラスのアスリート。汚い部分がないわけない。

僕はタイガーは好きですよ。単に最高のゴルファーとしてですけどね。
それだけで終わればいいんでしょうが、彼の立場から勝手に人々は彼が最高の人間であるかのような認識があるわけで、今回の様なニュースがあると色々と混乱が生じるわけです。
ただの人間には変わらないんでタイガーがこういう事をしたとしても驚きはしないですけど、大きなニュースになっちゃう様なことをしちゃうミスをしたのはちょっと驚きです。

ジーターはタイガーとはレベルが違いますが、何にもスキャンダル無しで、プライベートも楽しみつつ、人の模範と言うべきしかないイメージを守り続けるのはすごい事だと思います。
もちろんフィールドでの活躍も素晴らしいし、今年は色々と記録も作り、チームは優勝、時代を代表する野球選手なのは間違いないですが、ちょうどこのタイガーの一件のあとだとジーターのSportsman of the yearは正しいのかな,と思いますね。 もっと読む

松井秀喜の行方6:ヤンキースはDHと契約しない? + ロイ・ハラデイ、写真

さて、サンクスギビング(感謝祭)も終わり、ウィンターミーティングももうすぐ、本格的にオフのストーブ・リーグの季節です。

大分ワールドシリーズから時間が経ち落ち着いても来ました。当然ですが、松井も全く来季のチームは決まる気配もありませんし、こちらの松井再契約を望む声も落ち着きました。(動向がはっきりすればまた起こるでしょうけどね)

ここまでのオフは全体でまだ何も起こってませんね。名前がある選手で契約があったのはシリーズ直後のボビー・アブレユ。エンジェルスと2年19ミリオン。こういうまともな話があったらすぐに飛びつくべき選手が多いのが今年のFA、そして昨年から続く不況でもあります。


さて、これは書こうかちょっと迷ったんですが4日くらい前にある所から聞いた話です。
2つ別の人間の情報で、僕も又聞きですが、それなりにヤンキースの内部とつながりがあるらしき人の話ですね。
2年前のオフの時にヨハン・サンタナがツインズからヤンキース/レッドソックス/メッツなどへトレードか?という話題のときも僕の方で聞いた裏話がありましたが、その時は半分以上は当たってました(最後にキャッシュマンGMなどの強い要望でフィル・ヒューズをトレードしないことで落ち着いたんでヤンクスには来なかったですけどね)
その時ほど信頼出来るかは微妙ですが。。。

★ヤンキースはDHと契約する気がない/もしくはDHに金をかける気がない

松井に限らず、誰とも契約することを考えてない、ということです。
まだ方針が完全に決まる前の話ですが、レフト、先発にはある程度まで金をかけてもいいが、DHとは契約をせずにそこで総年俸を抑える。
もちろん何度も書いてる様にDHはベテランのレギュラー野手が持ち回り、マイナーから自前、安いベンチ兼の選手でまわす事になります。
この人によると少なくともシーズンが終わるまでのフロントの方針としてはDHのみしか確実に出来ない選手は絶対にないとのこと。

★で、そのレフト、先発はもちろんセンターも含めてトレードの模索はする

タイガースの中堅カーティス・グランダーソンとかブルージェイズのエース、ロイ・ハラデイとか名前が出てるのはご存知かと思いますが、その辺とかも含めて色々と見合うのならトレードはあるんでないか、と。
ハラデイについてはあとでちらっと書きます。

★そんでもって、これはマユツバではありますが、すでに1週間ほど前にヤンキースは松井秀喜に対して来年の新たな契約が提示されない事を伝えた

らしいです。
一応、一人は金融関係の人みたいで、もう一人はインターナショナル・スカウティングに関わってる人からの情報ではあります。

まあ、遅かれ早かれ分かる事ですし、常識的にはあと1週間ほどで始まるウィンターミーティング中には分かるはず。

もちろん方針というのは色んな事情や状況で変わりますし、松井も代理人もある程度のオファーがあれば取った方がいい状況なのは間違いないのは分かってるはずなんで、仮にヤンキースから何らかのオファーがあれば再契約となる事はあり得ますけどね。

ヤンキースとしては来季すでに166ミリオンほどの総年俸が決まってます。年俸調停で増える分や王建民と契約しないか(超安くなるか)などを考慮してFAやトレードによる選手獲得で増やせるのは、総年俸200ミリオンを切ることが目標とすると25ミリオンほどになりそう。たしかにDHにはあんまり金は使ってられませんね。

そうなった場合、自前のDH(フルタイムでないですよ、チャンスを与えられるという意味)となるのがホアン・ミランダだそうです。
キューバ組で僕も何度かちらっと書いた事がある選手。三振も少なくないですがパワーはあります。左打ち、今年までは左投手には全然でしたね。もちろんメジャーで打てる保証はないですけど、9月にメジャーに上がって来て既に一度サヨナラ打を打ってパイを顔に食らってますね。

メジャーとマイナーの成績ね。
http://www.baseball-reference.com/players/m/miranju01.shtml

http://www.baseball-reference.com/minors/player.cgi?id=mirand001jua


どうなるでしょうねえ?

★ハラデイ
で、その情報主の一人は根拠無しにハラデイはヤンキースにトレードで来ることになるんでないか、と言ってたみたいですが、それはともかく、僕としては色んなところで言われてる代わりに出す選手達として高い代償を払うチームがあるとは思えません。

2年前のサンタナの時とほぼ同じ状況です。トロントとしてはいい若手やプロスペクトが手に入らない状況が出来ちゃってます。
ブルージェイズは既にシーズン中に彼をトレードしなかったためにベストの条件を得る機会は逃してます。

右か左かの違いはあれ、サイヤング賞投手でメジャー屈指の投手なのも一緒、トレード拒否権があるのも一緒、希望のチームがありそうなのも一緒、なのであと1年待てば好きなチームと相当な条件の契約ができるはずな状況も一緒,あと残り1年はお得な年俸なのも一緒、当たり前ですが、噂されるチームもほぼ一緒(NYY, BOS, LAD, LAA, PHI, NYM)、若くて安い良い選手を払って、さらに長期大型契約(サンタナの時ほどでないにしろ)という代償があるのも一緒、そしてそんな事をするチームがほとんどあり得ないのも一緒(さらに減ってるかもですね)、トロントがGMが新GM(GMになった状況は違いますけど)なのも一緒ですしねえ。

サンタナの時もメディアで言われてる代償の選手よりも低いレベルのパッケージでトレードされることになる、と書きましたが、今回もそうなるはずです。サンタナとの大きな違いはハラデイの方が5歳も年齢が高いこと。それも代償の選手のレベルを下げる要因です。
メディアで流れてるのはあくまで単にトロント側の希望か他のチームに行って欲しくないチームが値段を引き上げようとしてる感じがしますよね。
ヤンキースの場合、捕手/一塁/DHのマイナー屈指の打者プロスペクトのヒースス・モンテロにさらにフィル・ヒューズかジャーバ・チェンバレンってのはあり得ないですね。3人のうち誰もトレードする気はないと思いますけどねえ。

ま、これもどうなるか楽しみですねえ。こっちこそ長引くとは思いますがどうでしょう。あまり変に粘るとサンタナの時の二の舞になりかねないんでトロント新GMもパパっとした方が懸命かもですね。

ちなみにサンタナの時は11月から2月までもつれ込んでからメッツへトレードになり、長期契約(CCサバシアが塗り替えましたが当時の投手最大契約6年137.5ミリオン)、ここまではほぼ期待通りの活躍と言っていいでしょう。軽い怪我はありますし、チームは沈んでますけどね。

で、代わりにメッツからツインズへ行った選手らは、当時からかなりインパクトに欠けるもので予想は容易に出来た事ですが。。。

・中堅カルロス・ゴメス:ついこの間、ブリューワーズへトレード。ショートのJ.J.ハーディを獲得。身体能力とスピードはあるけれど、野球選手としては大成しない可能性の方が高くなってますね。今年のプレーオフ、ALDSでヤンキース相手に2塁をこえたとこでコケて、ランナーがホームインする前にタッチアウトになり点が入らなかったので有名に。

・右腕デオリス・ゲーラ:メッツから移籍後、おかしくなる。チェンジアップはよくて体の成長が見込める、運が良ければエース級という人でしたが、2年間はフォームを崩してダメダメ。今年終盤復調気味だったようで、メジャーでのキャリアはあるかも。まだ20歳だし。

・右腕ケビン・マルビー:マイナーではそれなりの成績もスターにはほど遠い。一応4番手級の可能性ってのはまだ変わらない24歳。今季中にアリゾナへセットアッパーのジョン・ラウチ獲得のためにトレード。メジャーではここまでふるわず。

・右腕フィリップ・アンバー:典型的な大学時代からの力を失った元ドラ1投手でメジャー枠から外れてます。マイナーでも成績は上がらず。26歳。カーブはいいんですけどね。

この程度でサンタナが取れちゃったわけです。



さて、最後は写真。友人が取ったパレード等の写真。使い捨てで取ったのを無理矢理スキャンして明るくしたりしてるのでちょっとキレイではないですけどね。

これは第2戦?第1戦?元メッツ、ヤンキースのダリル・ストロベリー。子供の頃、僕の一番好きな選手の一人でしたね。おっきな試合だと以外と普通にいたりします。

トロフィー。
リベラ。
アンディ。
松井ね。
ポサダ。
ジーター。ミンカちゃんはよく見えないな。
デーモン。
エーロッド。Jay-Z。
もっと読む

2009年11月23日月曜日

ワールドシリーズDVDリリースのプレミア(感想付き)


ワールドシリーズdvdリリースのプレミアにジーグフィールド シアターまで来てます。
ジラルディとキャッシュマンgmにテレビ/ラジオのアナウンサーらは来るとのこと。

優勝トロフィーも来てますね。

さっきキャッシュマンに松井はdhとしか考えてないのか?と聞いたら「しつこい」と言われました (嘘)

dvd付きでレッドカーペットイベントに参加(いまいち何か分かってませんが)でプレミア視聴で30ドルはまあ悪くないんでしょうか。

由緒ある映画館で色んなプレミアをするとこです。

昔スターウォーズのエピソード1が公開になった時に初日のチケットの前売りにフィルムを勉強してた当時の彼女がここで見るから価値があると言われ、ものすごーく長い時間(よく覚えてないけど10時間くらいいた気が。。)待った場所だったりもします。。

内容はなかなかいいらしいですが実際の感想はまた後で。

UPDATE:

簡単に感想。ハイライトのDVDよく出来てましたね。松井もかなり登場してます。MVPなんで当たり前ですけど、松井の日本語で英語の字幕での色んなコメントが頻繁にでてきます。
一番良かったのはマリアーノ・リベラがWS第1戦前に。フィールドでレポーターに囲まれて「Are you ready?」と聞かれたのに笑いながら「I was BORN ready.(生まれながらにレディだよ)」と答えたとこですかね。

こういう映画の初日とかだとこっちの映画館では観衆からコメントや野次が飛んだり、拍手とかが大きく起きたりするのは普通ですが、ヤンキースファンがかなり集まってたのもあり、ヒットやホームランのシーンやジーター、A-Rod、松井、リベラの初登場のシーンなどでは結構大きな拍手と歓声が起こりましたね。

ジラルディやキャッシュマンもきっちり登場、なかなか面白かったです。

下はジラルディが客とハイファイブしながら登場の時。僕の友人は一番通路側だったのでしてました(笑)



Sent from my iPhone

もっと読む

2009年11月19日木曜日

さて、もう少し

松井以外で。

色々写真でも。多くは僕の友人の友人が撮ったものです。
断りなく勝手に載せてますんで(笑)

見ての通り、優勝トロフィーね。早く一般に公開されるといいんですが。
これは後ろにジェローム・アベニューが見えるヤンキースタジアムの中のオフィスからですね。ゲート2の上くらいです。


もういっちょ。これは結構貴重な写真じゃないかな?トロフィーの底。
指紋付けたらマズいってことですな。というかホントは手袋してようが触っちゃいけないんでないか(笑)


パレードの様子も何枚か。選手や関係者はこんな視点だったんですね。


これは終点のシティホール近く。

優勝後のパーティー。レジェンズスイート用のレストランで行われましたね。オーナーの一人、ハンク・スタインブレナーです。
ちなみにこういうところを個人的なパーティー用に貸し切る事も可能ですからね。


ところで優勝と言えばリングです。
選手はもちろんもらえますが、職員や関係者、家族などにも配られる場合があります。貰えるかもしれない人達はみんなその辺が気になって仕方ないようです。(選手用と違ってダイアモンドとかは入ってないですよ、さすがに)


これは77、78年と連覇した時にFriends & Familiesがもらったものですね。僕の友人がこのシーズン中に見せびらかしてたので写真を撮っときました。
77年の優勝トロフィー。ここに同じデザインのものがついてますね。
2000年からは全てティファニーがデザインしちゃってるので個人的には素っ気なくなってしまってあまり好きではないですね。昔の方がちょっとださくてもそれっぽくて好きです。
松井秀喜のMVPトロフィーやWBCで日本が2個持ってるのも全部ティファニー製ですね。
もっと読む

2009年11月16日月曜日

さて松井以外で。

週末はあけさせてもらいましたが、ちょっと忘れて余韻に浸った方がいいでしょう、と書いたあとにまたゴジラネタを続けるのもあれなんで。全然関係ない事でも乱雑に。
デスクトップやフォルダにブログ用に取ってあった写真が何個かあったし、その辺でも。


アレックス・ロドリゲスのコンビニ(笑)

これを初めて見たときは「マジか?」と思いました。
ドミニカ人が経営する小さい章句良品屋さん、通称「ボデーガ」ですが、A-Rodとは関係ありません。Aロッドのファンらしく、彼がNYに来たころにオープンしてました。ちょうど当時よくこのあたりに行ってて知ってたんですが、アレックスが全然ダメな時に取材されてて、名前かえた方がいいでないかなあと思ってた店ですが、このプレーオフの活躍で売り上げは増えたんでしょうかね?(笑)

ちなみにブルックリンのフォート・グリーンのマートル街(Myrtle Avenue 昔は響きが似てて危険だったのでMurder Avenueと呼ばれたとこ )にあります。



ジーターのCM撮影かなにか。先週の金曜日にグレートホールで。
スタジアムツアー中にやってましたが、ツアーの参加者はジーターを見る事すらジーターがいる事すら伝えられませんでしたが。。。まあ混乱を避けるためなんでしょうけど。

ジーターもなかなか忙しいスケジュールでして、木曜日はブルックリンのコニー・アイランドで映画撮影(コメディのシーンで、ジーターが落ちぶれた自分を演じてます)をして、金曜はこの撮影、夜はジョー・トーレ元監督のチャリティのアニュアル・ガラ、土曜はラス・べガスに飛んでボクシング観戦(コットー対パッキャオ)。

アレックス・ロドリゲスは婚約だの、また浮気だのと色々言われてますけどねえ(笑)


今日、友人が教えてくれたんですが、このgigapanというサイトに行くと色んな場所の高画質パノラマ写真が見れて、ズームインも自在にできますね。

そのサイトでMLB.comと提携してワールドシリーズの試合の時の写真をアップされててゲーム1の写真をチェックしてみると。映ってるじゃないですか!僕が。
それも変な苦虫をつぶした様な顔して(笑)逃げ隠れ全くできません。
友人も数人確認できました。もし行かれた人は探してみるといいですよ。
第1、4、5、6戦がありますね。50分くらいの間に高画質の写真を何百枚か撮ったを貼付ける方法で作られてます。

ここにてWSの写真は見れます。

こんな感じの写真から下のようにズームができます。→のところにいたんですが、見事に映ってました。。

写真と言えば、下の写真はNY Post紙からですが、このブログを読んでるかもしれない人が何人か映ってました。第6戦の写真です。
新聞内にも白黒でありましたね。


で、

ヤンキース博物館の中に、ワールドシリーズの歴史の中で唯一の完全試合を成し遂げたドン・ラーセンの像がありますが今年のオールド・タイマー・デー(昔の選手が揃ってセレモニーと試合をする日)の時に、本人が登場!自分の像を見に来たわけです。
貴重な写真だと思いますよ。
ちなみに彼は当然ながらその快挙を達成した1956年のワールドシリーズMVPでしたね。あれ、最後にちょっとだけ松井関連になってしまいました(笑) もっと読む

2009年11月13日金曜日

松井秀喜の行方5:Heart says YES, Mind says NO??

日本でも松井の去就がかなり気にされてるようですね。
連日どのスポーツ紙の何らかの記事がありますしね。
色々と正しいこともうん?という事も書かれてます。ブログなんかやそのコメントだとヤンキースのGMが「外野手と考えてない」とか「全て未定」とかいうコメントを出しているのでそれに対してヤンキースやGMへの嫌悪感とか出てるみたいですが、既に書いた様に曲がって伝わってますよね。

仮に曲がって伝わっている事が分かったとしても一般ファンがそう感じるのは当然の事だとは思いますが、冷静に考えれば今の松井と簡単にポーンといい条件を出して契約ってのはあり得ない話です。守備の件でもそうです。この辺は次に少し書きますが、冷静に考えると。。

ヤンキースはポーンといい条件を出すべきだろう、と思わせる活躍をワールドシリーズの決定戦でした松井秀喜がすごい、とだけ現時点では思ってワールドシリーズの、MVPの余韻に浸るべきだと思いますね。
これも繰り返しですが、松井がした事はヤンキースの歴史に残る事ですから。忘れられないことですので。ホント数人しか超えられないYankee Legacyですよ、マジで。これは日本にいると多分想像つかないほどすごいことですから。


松井をどうするか?という議論はもちろんシーズン中からもこちらでありましたが、彼のシーズン中盤以降の活躍、プレーオフでもいいところで打ったり、そしてWSでは歴史に残る、記憶にも残る活躍をしたりしてしまったので、予定外にこちらでも結構な議論になってます。
それだけでもすごいことですよ。既にここでも何度も書いてますが、WSのあの活躍が無くても松井のこれまでの貢献度というのはファンの間に浸透してましたし、フロントオフィスだって松井への評価は確立してたのは間違いないですが、ファンへ(そして多少はヤンキースにも)自身の価値を再認識させて日米問わずメディアからの質問があるのでGMもコメントをせざる終えない状況を作ったのがすごいなと思いますね。

もし、あの活躍がなければ、こちらのファンはヤンキースの方針や松井を取り巻く状況はよく分かってたので、出来ればヤンキースにいて欲しいけれど、思い出をありがとう、で終わってたでしょうね。
すごくいい選手だし、真のヤンキーにすごく近い存在で他には行って欲しくないけれど、行ってしまっても仕方ないよね、という感じでしょうか。

「Heart says YES, Mind says NO.」
なわけだったんです。感情的には残って欲しいけど、冷静に考えると契約はないよな、と。

それのNOの後に??をいっぱい付けたわけです。

ホントにいいのか?やっぱり必要だろ、と。感情的にはもちろんだけど、冷静に考えても残らせた方がいいんでない?というのに変わったファンは多くいますね。感情が強くなって冷静さを無くさせてるというべきかもですけどね。

僕の友人や知り合いも、多くは松井に戻って来て欲しいと思ってます。スタジアムツアー関係者やそのアメリカ人のお客もそうですね。みんなファンですから。松井が一番好き(な選手の一人)だって人は想像以上にいますからね。
Heartという意味ではフロントオフィスだって松井を本当は残らせたいんですよ。チームメートも含め、ファンと3者誰からも好かれる事はそんなにはないですよ。
キャッシュマンGMは前に2度ほどエレベーターで一緒になったことがありますが(新球場ではオフィスは別の入り口だし、駐車場も隠れてるので会う事は2度とないでしょう)すごく普通にいい人ですね。彼もコメントしてましたが、松井の事は好き(Heart)だと、でもビジネス(この場合Mindと言ってもいいでしょう)は別だと。

Heart says YES, Mind says NO....

こういうジレンマを感じる人がすごく多いというのだけですごい事だと思いますけどねえ。




スタジアム内にあるサインものやゲーム使用ものを扱うスタイナー・コレクティブルのショーウィンドウ。この前マネージャーに話を聞いたら、やはり松井ものへの注文は増えてるし、松井の写真は前に動かしたそう。

日本からこんな写真も送られて来ました(笑)ケーキがうまそうです。。

これは今年の9/16かな?日本のファンの方で松井が打ったファールボールを取りました!この試合は松井の8回の2ランHRで追いついてサヨナラ勝ちした試合かな。これまで4人、日本人の人で松井のファールボールを取った人を知ってます。すごい確率だと思いますね。。
メジャーでの松井のホームランボールを取った日本人っているんですかね?

ワールドシリーズMVPの時。




WS第2戦の選手紹介。もう最後になるかもと思ってビデオ取って来ました。
来年の開幕戦での松井への大声援が聞きたいですね。やはり。 もっと読む

2009年11月12日木曜日

松井秀喜の行方4:キャッシュマンGMの発言、メディア、代理人アーン・テレムの宣伝

日本の新聞もこっちの多くのスポーツサイトでもヤンキースGM、ブライアン・キャッシュマンのこの2日の発言が微妙にまがって受け止められてますね。

「松井は外野手でなくDHとしてのみ考えている」、「ワールドシリーズ/ポストシリーズでどう活躍しようがしまいが選手としての評価は変わらない」

でも、キャッシュマンは昨日こうも言ってますね。「メジャーでも屈指の打点男で、試合の大事な場面で打席に立ってて欲しい選手は松井以外にはそういない。怪我が無ければ活躍する選手でそれがワールドチャンプに結びついた。彼は(レギュラーシーズン)1年間怪我も無くて、それがプレーオフにもつながった」

ワールドシリーズMVPだからどうって言うわけでなく、松井を非常に評価してると取るべきですね。
それと同時に今後、松井との交渉へ向けて代理人などに対して「でも、WSのMVPっていうのはサンプルとして少な過ぎるから条件交渉にプラスにはならないよ」と牽制してるということです。
僕もプレーオフで活躍しようが松井への評価はほとんど変わらないとプレーオフ前から書いてましたが、そう言う事です。これも書きましたが、WSの活躍はあくまで松井が出来る事の再認識でしかない、と。

で、DHでしかない、と思ってるのは多分事実だと思いますが、これも牽制ですよね。代理人へもそうですし、他チームへもね。松井のヒザを本当に分かってるのはヤンキースです。これからもし他チームと松井の交渉が本格化して、メディカルレコード等を見せたって、何年もこのヒザのことを相手にしてきたのはヤンキースのみです。
ほとんどのチームが松井はほぼフルタイムのDHだと判断してると思いますが、(仮に表向きになんて言おうと)キャッシュマンがはっきり言うのはさらにそう思わせ、松井へのマーケット(交渉相手)を減らす事にもなります。

ヤンキースとしては出て行って欲しくないけれど、長期契約も高い年俸も払いたくないわけです。松井の価値に見合い、ヤンキースとして将来を見据えた時に払える最大はオファーするとは思いますけど、他に交渉相手が少なければ少ないほど市場の原理で安くなる可能性が高いわけですから。

また、ヤンキースとしては松井がチームに残りたくても自分の安売りはしないことは身を持って分かってます。2003年に来て初めの3年契約終了後、相思相愛、再契約しない事は考えられない状況の2005年オフの際も、松井自身もかなり関わって最大限の評価の条件を出す様に交渉したと言われてます。
今回だってヤンキースからオファーがあれば飛びつくような発言は松井側からも出てないですし、キャッシュマンとしても交渉の準備をしてるととってもいいと思いますね。
前回との違いはヤンキースとしては自分らの条件で松井が納得しないのなら、Move On(次に行く)する気でいる可能性がかなり高いことですね。

ちなみに、このブログでも一昨年のヨハン・サンタナのトレードやその前の松坂大輔のボストンとの交渉の時も書いた様にこういうメディアに流れる情報というのは、代理人や球団側のPosturing(交渉を有利にするための造られた態度)の可能性が高いですね。
松井側の言う、守備のチャンスなんてももちろんそういう意図はあります。お互いバカでないですからそんなに簡単に影響はないですけどね。

このキャッシュマンや例えばスコット・ボラス代理人の「デーモンはジーターみたいなもんだ、4、5年契約は当然」という発言のように顔を出して言うケースばかりでなく、記者が特ダネ、裏情報として球団の関係者から出て来たとしてソースが不明な場合もよくあります。
そういうのもPosturingの一つでメディアを使ってるわけです。何か理由がなければ機密である交渉中にそう簡単に出ない情報ですからね。もしくは記者の勝手な予想やでっちあげの時もあります。
今後そういう状況が出て来たらそれを注意してニュースをチェックするといいでしょう。

で、そのPosturingというよりも完全な宣伝に近いですが、松井の代理人のアーン・テレムがアメリカの大きなウェブニュースサイトのハフィントン・ポストに松井の記事を寄稿しています。
こういう形の宣伝も珍しいです。
松井にどういう価値があるかを何点か挙げ、褒めちぎって、松井がNYを如何に愛し、ファンを結束させたか、そして微妙に他のチームに行くぞおっと脅してます。

http://www.huffingtonpost.com/arn-tellem/hideki-matsui-an-ageless_b_351519.html

この記事の大きな部分がこの前ちょっと書いたNYにある日本のカレー屋のゴーゴーカレーなのにびっくりしました。実はNYオープンとかを手伝ったんで。
松井の契約への宣伝だけでなく、カレーの宣伝を一流代理人がしちゃってるのが笑えます。
実際、カレー屋はWS優勝の次の日は異常なお客さんの数で記録を作る勢い、その翌日もそうだったようです。(ちなみにお客の大半は日本人ではないですよ)

簡単に要約(+意訳ね、いつものように僕の言葉にかなりしてますんで)すると、

ゴーゴーカレーの紹介(特に松井が打った次の日にはクーポン券を配る事や、なぜ55ゴーゴーかなど)をした後に、松井の今年の功績、ワールドシリーズでのMVPが如何にすごかったか、を書いてます。その後は、

松井の活躍(コマツの看板の上にHRを打ったと書きつつw)でのヤンキースの優勝後にヤンキースファンはこのカレー屋に松井を讃えるために集まった。
根上町出身の彼は、世界中から多くの移民がより良い生活を求めて集まる人種のるつぼであるNYでこの偉業を成し遂げたのだった。
野球のチームはふつう街や州の名前がついているが、ニューヨーカーは今まで何度としてきたように、(外国人である)松井を心から賞賛する事で国境の壁を越えたのだった。
今の時代、野球のチーム自体をヒーロー視することはないかもしれないけれど、松井が見せた様に、我々が夢を見ることができ、それに対して議論を交わすこともでき、また単に一緒に感嘆できるような事があり得える、人々の結束の力となるのがチームであり野球というゲームなのだ。

とまあ、ここまではなんだかカッコいい事を書いてます(笑)この後は

松井はFA宣言をして、ヤンキースの将来のプランには松井は含まれてない、すでにベテランのチームに35歳の松井は合わないとスポーツライターは予想する。

ここから再契約への宣伝一辺倒になります。

松井の代理人として私は違った見方をする。
年齢による衰えを知らない松井はまだまだ打てるというのを証明しただけでなく、常にコンスタントにそして沈着の中で打ち続けられるというのを世界に見せた。
松井の成績を挙げつつ、試合終盤に強かったむかーしのヤンキー、トミー・ヘンリック(あだ名がOld Reliableだからね。"常に頼れる"ってとこですかね。こういう場合のOldってのは全くNegativeではないですよ。)とポール・オニールのプロ意識を合わせた様な完全な選手で、野球の試合の全ての面に貢献する事に誇りを持っている。

松井が如何に日本で人気があり,そのためにスポンサーも増え,テレビ中継も数多くある、と。

日本に松井がヤンキースの名前を売ったのはバスケのヤオ・ミンがNBAを中国に広めたのと同じくらいの事をしたと言っても決して過言ではない。
そして松井には成績には表れない美徳が他にもあるのだ。一流アスリートが何にも敬意を持たないのが日常茶飯事の時代だが、松井は常に模範となる生活をしている。
2003年の1月、NYについて一番の初めに彼がリクエストしたのは追悼をしたいからワールド・トレード・センター跡地に連れて行って欲しいという事だった。
彼は「これが正しい当然のこと」という理由だけで、派手にメディアなどに知らせずに行ったのだった。2005年のインドネシアの津波被害のあとも自分のポケットから50万ドルをユニセフに払うなど、自分の希有な才能が与えた特別な立場を理解し,どれだけそれを他の人のために有効に使えるかを理解した、非常に珍しいスーパースターの一人なのだ。

松井はNYを愛している。このブロンクスで過ごした7年間は今後常に自分の心のなかの「特別な場所」に住み続けるだろうと言う。
日本のカレーのファンへ:ゴジラは何処にいこうが、今後も長い間、クーポン券を出し続けるだろう。

と、まあこんな感じです。

他に行ったるぞ! ヤンキースよ、再契約をしろ!それも長く、そして全て(守備も)ができるんだ!というのが随所に感じられてオモロかったです。

効果があるのかは知りませんが、ファンはさらにファンになりそうですね。 もっと読む

2009年11月11日水曜日

松井秀喜の行方3:どのチームがDHを探している?+ 某日刊スポーツ

昨年の6月9日、松井秀喜が最後にヤンキースタジアムで守備についた時。読売新聞の広告もレフトに松井が守らなくて松井カメラが三塁上にないと意味が無いのでライトに移動しちゃいましたけどねえ。
この日はなんとなく、松井が守備についているのを見る機会も減るだろうし、取っておこうかな,という感じで数枚取ったものの一つ。

さて、どのチームが探しているか?順序は使える準備がある金銭面と必要性をミックスして勝手に順位をつけたものです。この前に他にどんなFAがいるかは書いてあるので参考にしてください。

★レフトを探してるところ
メッツN、ヤンキース、レッドソックス、カージナルスN、ジャイアンツN、ブレーブスN、インディアンス、マリナース

★一塁を探してるところ
マリナース、ブレーブスN、メッツN

★フルタイムのDHを探してるところ
無し

★比較的若いチームなので、もしくはDHが空いていて打者を探したいなどの理由でDHをフルタイムに近い形で空けられなくはないかもなところ(必ずしも金を使える訳ではない)
エンジェルス、ロイヤルス、ホワイトソックス、オリオールズ、アスレティックス、タイガース、ヤンキース、レンジャース、ブルージェイズ、レイズ

★DHだけでなくレフト(もしくはライト)の守備が少しでもできるとチームが判断なら契約の可能性が上がるはずのところ
ヤンキース、タイガース、ホワイトソックス、レンジャース

・まとめ
いまさらですが、多くの選択肢を得て、それイコール一番いい条件が出てくるには松井が守備ができるかどうか、(というよりもチームがそう判断するかどうかですけど)がすごく大事になってきますね。
ただ、はっきり言うとそう思ってるチームはないですね。
ちょっとだけなら可能と判断してくれるところがいくつあるか?ですね。

DHをそこまで真剣に探すチームはほとんど無いですね。でも、DHを空けることができて打者を探すチームは上に挙げたようにあります。ただ、その中で松井の価値に見合うだけの年俸を払うチームはとなるとどうでしょう?



★各チームについてもう少し(一応右の数字はそこと契約する確立、シーズンが終わる前から書き始めてましたがその時と比べて上がったかどうか?)

・ヤンキース (30% ↑)
一番始めのエントリーでも書きましたが、松井がヤンキースに戻る可能性は十分ありますよ。
ここでは、簡単に。
レフトとDHは現時点で空いてます。レフトのジョニー・デーモンもFA、ヤンキースはデーモンと契約が優先と言われてますが、デーモンからの条件は甘くないです。DHは固定したくはないけれど、松井がいなくなる穴はかなり大きいのでできるだけ安い条件で残留をしてくれるなら、ぜひ戻ってきてほしいという感じ。
FAにはレフト、DHタイプはいっぱいいますが、そこまで金を使う予定はなさそう。値段が落ちて来るとマット・ホリデイに手を出さないとは言い切れませんが。
それは投手のジョン・ラッキーも同様ですがホリデイよりは興味は持ってるようですね。
ヤンクスは松井の希望なのは言うまでもないし、優勝、MVPでなおもっといたいと思っているでしょうけど、守備の機会は難しそう。

・エンジェルス (17% ↑)
主力4人がFAです。すでにライトのボビー・アブレユとは2年で19ミリオンにて契約(これが外野手の相場になってきます)。他の3人は三塁/何でも屋のショーン・フィギンス、エースと言っていいジョン・ラッキー、元MVPで4番DHのブラディミール・ゲレーロ。他にもセットアッパーのダレン・オリバーもFA。
3人を全部、というのは無いと思いますが、ラッキーやフィギンスにはオファーが行くでしょうね。ゲレーロも力は落ちて外野もあまり出来ない状態なので放出のはずもオーナーは気に入ってるし1年契約とかならあるかもですね。
ゲレーロが戻って来ないとDHは一応空きます。間違った5年契約で2011年まで契約が年単位10ミリオンであるセンターのゲリー・マシューズJr.はトレード希望ですが、取るチームはないでしょうから、彼がベンチ/DHというのは最悪あるかもですね。
なんにせよ、外野は空いてません。他のFAとの契約が優先ですがDHが空いて、マシューズをまた飼い殺しにするのなら(もしくはトレードできるなら)、資金がないわけではないし、ビジネスになるLAですし、勝てるし、あり得るチームだと思いますね。
もちろん気候や球場もプラスです。契約を延長したばかりのリージンスGMも松井には興味があると言ったらしいですがね。

・ホワイトソックス (13% →)
右ばかりの打線(クエンティン、コネルコ、ベッカム、コネルコ、リオス、ラミレス)なのもあり、左のティーエンをすでにトレードで取りましたが、DHは空きますね。外野もレフト、ライトで機会がないことはなさそうです。昨日、ケン・ウィリアムスGMは松井はきっと年俸が打ちが払うには高すぎになるだろうって言ってましたが、払えなくはないですね。
ビジネス上もシカゴだし悪くないでしょう。中部地区はレベルは高くないのでプレーオフの可能性は十分。
ただ、優先はリードオフヒッター。ショーン・フィギンスに対しても高すぎると言ってましたけど。

・オリオールズ (10% →)
僕と今シーズン中にNYで会って松井の事を質問した人にはボルチモアが穴だと答えてました。
今もそれは変わってないでしょうね。打者と契約するのは間違いないです。左右は関係無しですね。三塁、DH、一塁に空きを作れます。ルーク・スコットという左のDH/1B/LFがいますが来季は調停にて4億円弱の年俸の予定、トレードや契約を更新しないこともあるかもしれませんし、彼を一塁にしてDHを補強というのもあります。
松井の年俸も払えますし、ワシントンDCの近く、上原はすでにいますし、ビジネスとしてもいいですしね。若い投手が充実、マイナーも含め打者も育ちつつありますが、すぐには勝てることはありません。充実してるので外野のチャンスは無いに等しいですね。
球場はプラス、AL東地区というのも魅力ではあると思いますね。

・アスレティックス (9% →)
DHのジャック・クーストはFAでは無いですが5年目の選手になり、年俸調停権があります。彼に4億近く払うのなら、契約を更新しない可能性も。一塁や外野もプロスペクトはいますが空けられなくはないですね。
怪我でずっと終わっているエリック・チャベスの年俸のみが重荷になってますが、他へはお金が全然かかってないので1年契約ならば全然払えますし、場所柄(サンフランシスコ)ビジネスとしてもプラス。打者も必要です。勝つチャンスはちょっと無いですけど。

・タイガース (5% ↓)
DHは一応空いてますが、レフトのカルロス・ギエーンやライトのマグリオ・オルドニェスそして一塁のミゲル・カブレラとDHの方がいい選手が結構そろってます。この辺をDHで休ませないとね。
先発2番手で5年目になり、調停にて年俸が高くなって来るエドウィン・ジャクソン、そしてチームの顔に近いセンターのカーティス・グランダ-ソンをトレードに出すかもなんて言われてるくらいで、GMも言ってたように不況が一番大きく影響してるデトロイトがそんなに金も使えることはないでしょうが。。。
上記の左右翼の選手と守備も含めて持ち回りならあるかもですね。
ここと契約というならオフも終わりになってからでしょうね。収益にはプラスになるし、考えないことはないでしょう。

・レンジャース (4% ↓)
CF/LFのマーロン・バードはFAで出るのが濃厚。CFジョシュ・ハミルトンをRF/LFへ完全移行予定。DH/OFのアンドリュー・ジョーンズはFA。右の打者を探してる様だし、ハミルトンもDHでかなり休ませながらの方いいはず。なのでセンターなら空きはありますが、守備のチャンスはほとんどないでしょう。
また、オーナーの交代があるようで、どれだけオフに金を使えるかは微妙。地元でこのオフの投手FAでは筆頭のジョン・ラッキー獲得も多分ないはず。

・ロイヤルス (3% →)
DH/1Bのビリー・バトラー(来季は.300-30HRの可能性)を一塁へと動かせばDHは完全に空けられますね。若手ばかりでセンターのココ・クリスプもFAとなり、レフトも空けられます。プロスペクトはいますが誰か残りものからある程度の契約はすると思いますが、基本は再建でドラフトやスカウティングにお金をかけるはず。(それが今のお金のないチームの流れです。中途半端なFA契約はしない方向、だから余計にFA選手がいい契約をできないんですね)
メジャー屈指の投手であるザック・グリンキや一流クローザーのジョアキム・ソリアなんかもいますがとても勝つチャンスはまだないですね。

・マリナーズ (1% ↓)
グリフィーJr.が引退かどうか?でしたが、今日もう一年カムバックが決まり、もともと松井獲得はないと思ってましたがほぼ消えましたね。(グリフィが決まるまでは一応5%にしてありました。)
一応状況だけ。
同様にDHのマイク・スウィーニーもクラブハウスでのいい影響があったと言われてますが戻っ て来るんでしょうか?一塁でキャリアイヤーだったラッセル・ブラニャンもFAです。あとはもちろんイチローとの兼ね合い。実際お互いをどう思ってるかは。。。。
レフトも空きがあると言えばありますし、資金はありますね。ここも勝つチャンスはあんまりないですね。

UPDATE: 一応、マリナースのGMはグリフィーの出場機会はさらに減りそうな雰囲気の発言をしてます。さらに打者の補強は考えてるみたいですね。とりあえずはブラーニャンでしょうけど。。うーん,やめた方がいい気がしますけどね。

・ブルージェイズ (1% →)
今年、ALで主にDHをした選手の中で松井よりも明らかに成績が上だったのはトロントのアダム・リンドだけですね。個人的には好きな選手で前から期待はしてましたが、ちょっとびっくりでした。彼をレフトに動かせばDHは空きます。松井と2人で両ポジションをまわすことはできますが、ヒザには最悪な人工芝のロジャース・センターがホームだと。。。
ビジネス的に松井は必要ですが、勝つチャンスはないでしょうね。エースのロイ・ハラデイはこのオフこそトレードの可能性が高そうですしね。

・レイズ(1% →)
DHは去年何を血迷ったかパット・バールと2年契約をしたので埋まってます。レフトもカール・クロフォードがいるように空いてませんね。岩村をパイレーツにトレードしたようにちょっと高くなると出していかないといけない状況も変わりません。バールはメッツがもしかして興味があるかも?なんて言われてるのでトレードができるならばDHは空きますが、松井に払うお金はないでしょうね。アメリカンリーグ東地区に残れるのは多分ちょっと魅力ではあると思います。上位争いも可能です。トロントと同様に人工芝のホームなんで嫌うとは思います。

・ナショナルリーグのチーム(1% →)
限りなく0に近いと思いますね。さすがに守備が出来る証明なくして契約するNLのチームはないですね(笑)

・レッドソックス (1% ↑)
取ったら驚きですね。NLのチームとほぼ同様の状況です。DHが全くと言って空いてないか全く存在すらしないチームは今の松井とは契約できないですね。怖くて。年俸がなきゃいいですが(笑)
松井の膝は守備が出来る出来ないももちろんですが、守備をコンスタントにし始めたらまた手術等が必要なくらい悪くなるんでないかという不安が大きいんですよね。
DHが空いてないといってもパピが今年の様なままだったら松井の方が当然完全に上ですけどねえ。
レフトも常識的にジェイソン・ベイが戻って来るはずです。

UPDATE: 某日刊スポーツがレッドソックスがレフトのレギュラーを用意して複数年をする準備あると書いてます。ホントこの人たちはいつまで日本の人らをバカにし続ければいいんでしょうかね。プレスボックスに入ったり、取材の許可が出る方がおかしいくらいヒドい記事が多すぎですね。そんな事はこのブログとか他のしっかりした事を書いてるとこを読んでいればその辺は分かってると思いますけどね。
たしかにグリーンモンスターの前のレフトの守備は範囲は少ないし、松井は上手いですがねえ。

・ちなみに、全部足しても96%にしかなりません(笑)まだ現時点では残りはよくわからん、ということでしょうか。ヤンキースに戻って来る可能性は徐々に消去法やいろいろな状況の変化で上がってますけどね。 もっと読む

2009年11月10日火曜日

ヤンキースタジアムツアー再開!

さて、既にお伝えしてますが、この前の日曜から再開したのがヤンキースタジアムのバックステージツアーですね。

参加したいという人はまずご一報を。メールを送ってくださいね。

ツアーについて詳しくはここを読んでください

今週ならまだワールドシリーズのロゴが芝生に残ってるはずです。

ただ、まだ選手が荷物を取りに来る可能性があるので、ロッカールームはまだ入れません。
もちろんベンチまでなら入れますよ。取りに来る選手に偶然会う可能性は0ではないですね。
ホントはロッカールームでシャンペンの残り香を嗅ぎたいところですけどねえ(笑)
なーんてもうキレイにしちゃってますけど。

もっと読む

2009年11月9日月曜日

松井秀喜の行方2:松井はタイプBでなくノーランク、FAリスト

まず、松井秀喜はタイプBのフリーエージェントと呼ばれるものに該当します。

★★★★という感じでかなり前から用意していたんですが、今日正式に発表されたリストではランク外になりました。なのでちょっと書き直しました。一瞬だけ古いままアップしちゃいましたが、忘れてください。★★★★

これはある会社(Elias:エライアス)がメジャーリーグから請け負って独自の手法(正確には明らかにされてません。方法は大体解読されたはずも松井がランク外になったりするということは方法は謎のまま。そしてなにより、全然当てになりませんね)によって、全選手を過去2年の成績に基づいたランク付けをしたものでA, B, 何もなしと決められるものです。そのランク付けによってフリーエージェントになった選手と契約をしなかった元のチームへの補償、契約をした新チームから譲渡されるものなどが決まってきます。
全選手をしていてDH、一塁手、外野手はひとくくりになります。上位20%に入るとA、その次の20%に入るとB、それ以外はなにもなしとなります。
松井は2008年終了まではタイプAでしたね。去年の成績が足を引っ張ってるだけでなく、年齢やもしかすると怪我の種類も影響して、Bどころでなく、ランク外に落ちているという事なんでしょう。

フリーエージェントに正式になるには日本で言うFA宣言みたいな事をしないといけません。これはワールドシリーズ終了後15日間に行います。すなわち今年は11/19までです。その間に宣言をしても元のチームとは交渉はし続けられます。元のチームが独占でその選手と交渉出来る期間も同様の15日間。11/20以降はどのチームとも交渉してもよくなります。

さて、タイプA, Bというのに戻りますが、AでもBでも元のチームから年俸調停権というのをオファーされないことには始まりません。この期限が12/1ですね。そしてそれを選手側が却下する必要があります。これを受理するか却下するかは12/7が期限です。
却下する事で選手はどのチームとも話ができます。それで初めて元のチームは補償を受ける事ができるようになります。(期限前の12/1までに他チームへ移籍が決まった場合ももちろん補償が受けられます。)
却下せずに受理した場合はそのまま元のチームと交渉を続けるか、後の年俸調停にて1年契約の年俸が決まり、どちらにしろ自動的に再契約扱いとなります。
元のチームはもちろんこの年俸調停をオファーしなくても構いません。これをオファーされないことが最近は以前よりも増えています。(理由は後で)

タイプAかBの選手に年俸調停権をオファーしてそれを却下された場合で、それらの選手が他チームと契約した場合は元のチームに補償としてドラフト指名権が与えられます。Aの場合は新しく獲得したチームから元のチームへ一巡目の指名権が与えられます。
Bの場合は1巡目と2巡目の間にエクストラに指名権(supplemental 1st round. pick)がもらえます。この場合新しく獲得したチームは何も失いません。
タイプAを新たに獲得をしたチームの1巡目の指名権が上位半分に入っている場合はそれは譲渡されません。なぜなら上位半分に入ってるという事は前年の成績が良くなかったわけで、そういうチームがタイプAという一般的にすごく良いとされる選手にお金を多く使おうとして強くしているわけだから、ドラフト権を取ってしまったらまずいという戦力均衡の一巻でそうなってます。その場合の補償はここでは省きます。

なので、タイプBやランク外になった方が獲得するチームが失うものが無いわけで、仮に元のチームからの年俸調停権を却下して他チームへ行くとする場合、獲得を希望するチーム、よりよい条件は多少増えるわけです。

ただ、この2年くらいの傾向というか今のエコノミーの象徴ですが、フリーエージェントとしてオープンマーケットに出るよりも年俸調停の方が年俸が多く貰える可能性が高くなっています。年俸調停権というのはフリーエージェントの選手以外にもメジャーで3年以上6年未満の選手には自動的に与えられます。彼らの中でそこそこの成績をあげてる選手だとキープして調停になるよりも、その選手を切って他の同じ様な選手と契約した方がチームとしては安く上がる状況になっています。ヤンキースのような金が使える一部のチームはいいですが、多くのチームはこうした方が経済的なわけです。同様な理由でフリーエージェントになる選手もオープンマーケットに出てもいい条件がなさそうな選手に調停権をオファーしてしまうと、1年契約になってしまう可能性もあるわけだからしない場合が増えていますね。

なので12月になると下記に載せたフリーエージェントリストへ、チームから切られたそこそこの能力があるより若い選手が結構な数、加わる可能性はかなり高そうです。あと、トレードされる選手も出て来るわけですから、需要よりも供給は多くなってしまうのが今年も続きそうです。
(すでにワールドシリーズ終了後の二日間で上記の様な状況での金のないチームから使えるチームへ、まだ若いが年俸調停権がある選手がトレードされてますね。ボストンが大きく育つ可能性はまだあるけど、来季貰える年俸の価値があるかは何とも言えないジェレミー・ハーミダをフロリダから獲得、似た様な状況でホワイトソックスがカンザスシティからマーク・ティーエンを獲得。両選手とも調停で3〜4億円かかります。ツインズがショートのJ.J. Hardyを獲得したのもまあこれに当たりますね。
また、調停権のある選手が既に何人か切られてますね。デトロイトのマーカス・テームズはパワー以外は使えないので切られましたね。)

この状況は一部のエリート選手には影響はないですが、中堅からそれなりに上位(松井を含む)の選手には影響を与えることになります。

・まとめ
ただ、今年は打者も投手も質はかなり低いですね。ということは、松井はランク外だけど明らかに多くのBランクよりも能力のある選手で、かつ新しいチームは失うものはない。
もちろん怪我の不安というのはありますが、今の松井の選手としての限界を問題ないとするんであれば、取ったチームはお得になる可能性が高いわけですから全然声がかからないということはないでしょうね。
FAは目玉に欠けますが、中堅所はいっぱいいます。同じようなレフト、一塁、DHタイプもいっぱいいますから引く手あまたとまではいかないでしょうけどね。
(逆に言えばヤンキースも他の選手で松井の代わりやレフトの候補というのはいっぱいいるけど、どれも決定的でないという事。ホリデイやベイですら超エリートでないですから、じゃあやはり松井、デーモンを1年や2年でもキープした方が、となる可能性もあるわけです)


★★★ここは元のまま残しておきます。タイプBだったら、という仮定で書いてます★★★
さて、じゃあ実際ヤンキースが松井秀喜に年俸調停権をオファーするかどうか?

微妙ですね。上に書いた様に期限はまだ後です。15日の独占交渉期間の後になるわけでまだまだ先の話。ヤンキースの首脳会議もスカウティング会議もまだの段階、その結果、松井の方とコンタクトを取ってから決めるんでしょうし。今年の選手マーケットもこれから変化があるだろうし、それを読んでじっくりと決めるとは思いますが。。
このケースではオファーすることになれば松井と契約する気があるという事ですね。常にオファーするイコール契約したいというわけではないですよ。補償目当ての場合も多いわけですから。こうなったら松井と交渉の感触がいい、と取るべきなんでしょう。
実際するかどうかは、うーん、わかんないです。

★★★ここまでね★★★

ヤンキースは同様にFAであるペティットには間違いなく年俸調停権をオファーします。デーモンにもおそらく。

じゃあ、どのチームがレフトやDHを探してるか?
それと簡単なそれら各チームの展望などを次にアップしますね。

★今年のFAリスト(一塁・外野・DHのみでEliasのランキングごとにわけてます。)

成績はここで検索してください。フルネームをコピペすればいいです。
http://www.baseball-reference.com/

★が付いてるのは選手/チームがオプションを行使した(間違いなくする)か既に再契約を元のチームとしている選手

タイプA
Matt Holliday St. Louis LF 今年の目玉。カージナルス移籍後は打ちまくりました。守備は並。NYは希望してると言われたり、言われなかったりらしいですが基本的には金次第のボラスのクライアント。
★Manny Ramirez Los AngelesD LF/DH 選手オプション行使でドジャースへ18億円で戻りますね。
Jason Bay Boston LF ボストンは4年で54億円の提示をしたと言われてますが。残るかは微妙です。
★Bobby Abreu Los AngelesA LF/RF  再契約2年16億円。昨年、見事に不況の波などにはまって1年系契約しかなく、活躍、今年はすぐに複数年に飛びつきましたね。この契約が他の選手のベースになるでしょう。
Johnny Damon New YorkY LF/DH 2年契約以上希望?フェアなものが欲しいと。
Jermaine Dye ChicagoW RF/DH この人はほぼDHになりつつあります。右のパワーが欲しいなら悪くはないでしょう。

タイプB
Vladimir Guerrero Los AngelesA DH/RF 力の落ちた元MVPはDHとしてならまだ使えるでしょう。
★Carl Crawford Tampa Bay LF/CF トレードの可能性ほんの少しあり
Marlon Byrd Texas CF/LF すごい選手ではないけれどセンターとしての契約なら悪くないでしょう。
Xavier Nady New YorkY RF ヒジの手術明け。プレー出来る機会が欲しいはずで、ヤンキースと再契約はない気がしますね。
Aubrey Huff Detroit DH/1B
Brian Giles San Diego LF
Garret Anderson Atlanta LF/DH
Randy Winn San Francisco LF
Mike Cameron Milwaukee CF 安定して成績は残しますし、守備も信頼はできそうですが、限界もはっきりしてます。
Fernando Tatis New YorkM LF 
Adam LaRoche Atlanta 1B ひどいスロースタートが問題も毎年成績はまあまあ
Carlos Delgado New YorkM 1B/DH A-Rodと同じ手術後、どうなんでしょう。能力はあるベテラン。
Nick Johnson Florida 1B 怪我が無ければ使える元ヤンキース。球を選ぶのは一流ですね。

3Bとしてのランクですが、タイプAでLos AngelesAのChone Figgins (3B, 2B, LF, CF, RF)がいます。Byrdの上、Crawfordの下くらいでしょうか。外野手や二塁手として契約するところもあるかもですね。ショートもピンチではできますね。

以下該当外
Reed Johnson Chicago OF
Jim Thome Los AngelesD DH/1B まだDHとしてならやれるとは思います。
Gary Sheffield New YorkM DH/LF この人も同様。
Rick Ankiel St. Louis OF パワーはあるし守備もできるので面白い存在の元投手。
Ken Griffey Seattle DH/LF 引退するんですかね?
Scott Podsednik ChicagoW OF
★Mark Kotsay ChicagoW OF 再契約しました。4番目の外野手として。
Matt Stairs Philadelphia DH
Coco Crisp Kansas City CF
Doug Mientkiewicz Los AngelesD 1B
Dmitri Young Washington 1B
Eric Hinske New YorkY RF
Greg Norton Atlanta LF
Frank Catalanotto Milwaukee LF
Russell Branyan Seattle 1B 今年は打ちましたがねえ。
Hank Blalock Texas 1B 
Mike Sweeney Seattle DH
Austin Kearns Washington RF
Chad Tracy Arizona 1B/RF
Nomar Garciaparra Oakland DH
Rocco Baldelli Boston OF
Andruw Jones Texas DH/OF
一部どうしようもない選手は省いてます。

ランク外
松井秀喜 New YorkY DH/LF
を始め残り全てのFA選手

★おまけ:トレードの可能性がある少しでも選手もしくは年俸調停権を与える前に切られる可能性がある3−5年メジャー在籍選手(レフト、一塁手、DHのみ、すでに切られてる選手もいます)

レフト
Carl Crawford Tampa
Carlos Lee Houston
Josh Willingham Washington
Adam Dunn Washington
Juan Pierre LA
David DeJesus KC
Chase Headley SD
Jose Bautista Toronto
Delmon Young Min
Eric Byrnes Ari
Jack Cust OAK
Luke Scott BAL
Marcus Thames DET
Matt Murton COL

一塁
Prince Fielder MIL
Adrian Gonzalez SD
Lyle Overbay TOR
Jorge Cantu FLA
James Loney LAD
Ryan Garko LAD
Casey Kotchman BOS
Andy Marte CLE
Mike Jacobs KC


ここにはFAが3人映ってます。ラッキー、フィギンス、松井。

おまけ2:Best of the Rest of FA(残りのFAの中で使えそうな人達)
野手
Orlando Hudson 2B
Mark DeRosa 2B, 3B, OF
Marco Scutaro SS, 2B, 3B
Adrian Beltre 3B

Miguel Tejada SS, 3B
Felipe Lopez 2B, SS
Bengie Molina C
Orlando Cabrera SS, 2B
Placido Polanco 2B

先発
John Lackey ヤンキースだのメッツだのと言われてますが。。
Randy Wolf
Andy Pettitte

Rich Harden
Aroldis Chapman キューバから亡命の100マイル左腕
Joel Pineiro
Ben Sheets 怪我がなければエース級にも
Erik Bedard 怪我がなければエース級にも
Jason Marquis
Vicente Padilla
Jon Garland
Brad Penny

Carl Pavano
Jarrod Washburn
Doug Davis

John Smoltz

Justin Duchscherer
Randy Johnson
Brett Myers

リリーフ
Rafael Soriano
Jose Valverde
Mike Gonzalez
Billy Wagner
Fernando Rodney
Chan Ho Park
J.J. Putz
Takashi Saito
Akinori Otsuka
もっと読む

2009年11月8日日曜日

松井秀喜の行方1:彼の希望、ヤンキースの立場

★ゴジラ
松井としては言うまでもなく、ヤンキースとの再契約が希望です。

・日本
日本へ戻る気は0ですね。日本の記者にもコメントを正式に出してましたが、前から常にそう言ってるようですし、それだけはないでしょう。

・守備
また守りたい、という気持ちは強いようです。守って、走ってが出来てこそ野球選手だというのも本音でしょうね。
一部では一塁でも、なんて話も出てるんですがそれはどうでしょうね。

・年俸等の条件
今まで一番評価をしてくれる、欲しいと思ってくれる球団に行くことを考えると言って来ました。プロは年俸でのみ評価されるものだから、とも。ヤンキースからオファーがあったとしても、それより明らかにいい条件が他チームから来た時が一番面白いですね。

・かってな噂
ホントかどうかは知りませんが、すでに松井側から1年契約でいいし、年俸もディスカウントでいいという事をヤンキースに伝えているという話を聞いたことはあります。一応ヤンキースの関連会社(Legends Hospitality)とマーケティング関係の仕事でそれなりに関わってはいる人からですが、信憑性はあんまりないでしょう。

・NYC
ニューヨークが好きなのは事実でしょうね。もちろんヤンキースにもそうだし、街にも慣れています。便利だし、住むとこもすでにあります。だからちょうどレフトか一塁の補強の予定のメッツはどうか?なんて書いた記者もいます。他にも色々とできればNYから動きたくない理由があるみたいですしね。

★ヤンキース
・松井の能力と限界
ヤンキースとしては松井の打撃はかなり大きいと思ってます。でも、何度も書いてる様にDHでしか現時点では出来ないと判断するしかないのが常識。松井本人も言ってますが証明出来るのは来年のオープン戦、すなわち契約後なわけです。ヤンキースが松井のヒザの本当の状態は一番分かってるわけですから、その辺の間違った判断はしないでしょう。
松井と再契約をしないとなると5、6番の穴をどう埋めるか?というのはかなり難しいというのは分かってますね。
また、NYでこれだけ証明されている選手がいないというのも分かってます。

・DHの固定
捕手のポサダ、このオフは再手術は必要ないらしいけれどA-Rod、そしてジーター、(もしデーモンと再契約をするのなら彼もですが、)年齢の高さや怪我の不安があります。DHは固定せずに持ち回りでベテランの半休養に当てたいのは事実。週7試合あってそのうちの3試合は必ず上記の3人をDHにするとすれば、その3日だけでもフィールドを守れる選手が必要なわけです。

・デーモン
もし、松井かデーモンかだけを単純に考えればデーモンの方がまだ使い勝手があるわけです。守備がうまいわけではないですし、大事な場面で彼の肩の弱さはマイナスですが、デーモンはほぼ毎日でも守備につけるのは事実。
デーモンはヤンキースと再契約はしたいけれど、フェアなディールが欲しいと言ってましたが、勝てる可能性のあるチームからヤンキースよりもいい条件がくればヤンキースがマッチしない限りは戻って来ないということですね。何と言ってもボストンからヤンキースに移籍出来る人ですからねえ(もちろんその時はヤンキースからのオファーが全然よかったんですけどね)。2年かそれ以上を望んでいるとなるとヤンキースは契約をしないでしょう。
もちろん両方とも戻って来ない可能性も十分あります。両方とも戻って来る可能性もちょっとだけあると思います。

・Long Term Payroll Flexibility
核となる選手の年齢が高いのは上に書きましたが、彼らの契約や一塁手マーク・タシェーラ、先発のCC・サバシア、A.J. バーネットら長期契約がかなりかさばって来てます。
そして来オフはジーターとの10年契約が切れます。これも注目ですよ。

http://spreadsheets.google.com/pub?key=p4ew-fwu2XT3cpPRtt9qIGw


ここを見ると分かるようにヤンキースは既に圧倒的に未来の年俸の確約が高くなってます。2013年にすでに確約があるのが95ミリオン、これは30チームのうち18チームの今年の総年俸よりも高いわけです。

・総年俸
ちょっと前から言われてる事ですが、ヤンキースの上層部から総年俸を200ミリオン以下に落とせとGMキャッシュマンは注文されているという話。2009年は金を使わせて貰う代わりに2010年から11年までに総年俸を落とすという条件があるという話。
上記のPayroll Flexibility(総年俸を限界まで使い切らずに余裕を残しておく、もしくは長期的に不良債権になりうる契約を減らすということ)を求める方向にあるのは事実だと思います。
ちなみにPayrollってのは単に全ての選手の年俸を足せば、いいって言う単純な算数ではありません。すごく複雑なものであって簡単に判断の下せるものではなありませんので。

・Next CBA
また2011年後に現在の労使協定が切れて新たなCBA(Collective Bargaining Agreement、労使協定のことね)が話し合われますが、ヤンキースにとって不利な方向に行くのは間違いないはず。戦力均衡が進んだように見えてましたが、やはり一部のチームが金を使えてしまってその方が楽に強いチームができてしまうのは当たり前。利益の分配はそれなりに出来ているので、それはともかく、リーグ全体の活性化がさらなる利益につながるのは事実なので、サラリーキャップとまでは行かないですが、何らかの制約が増えることになるんでしょう。

・補強の優先順位
第1の補強はもう一人の先発のよう。また、打者ならマット・ホリデイ、ジェイソン・ベイが一番のフリーエージェントなのが今年。来季はもっとまともになります。可能性として打者はジョー・マウアー、カール・クロフォード、投手ではロイ・ハラデイ、クリフ・リー、ジョシュ・ベケットなど。

もちろんヤンキースの事なんでホリデイをとりにいってしまう事があるのかもしれませんが、上記のような理由を合わせると今年は長い契約になる打者に手を出す可能性は低そうです。投手も一番がジョン・ラッキーですが、彼との契約もあまり可能性は高くなさそうな状況ではあります。
トレード、そして来季はまだ使えないでしょうがキューバ亡命の160キロ左腕アロルディス・チャプマンとの契約があるかもしれませんね。

・アブレユ、ジアンビと若返り、オースティン・ジャクソンらプロスペクト
昨オフのジアンビはまあ当然、オファーすらなくてもよかったでしょうが、アブレユとは1年契約なら良かったんでないかと思った人も多いでしょう。ヤンキースとしては若返りをしたいのは事実。もう1年なら大丈夫だろうというベテラン選手を早めに切ることに迷いはないでしょう。上のDHを固定したくないのに関連しますが、DHに近い選手を減らしていき、運動能力が高く、若いチームへの移行を目指してます。それで確実に勝てる戦力も同時にキープしていくのは難しいことですけどね。

ヤンキースの野手のトップ・プロスペクトは打つのだけなら超一流になれるはずのDH/捕手のヒースス・モンテロと、なかなかスピードはあるけど、パワーは何処までか微妙な非常にアスレティックな中堅のオースティン・ジャクソン。
19歳のモンテロはヤンキースではDHしか将来がなさそう。再来年がチャンスでしょうか。
22歳のジャクソンはメジャーリーグレベルでセンターとして長くやれるかは微妙で、まだ色々と成長過程。来年から少しずつ構想に入って来る選手。
もちろんプロスペクトを安易に計算に入れる様なことは無く、与えられるチャンスは多くないでしょうから、本人がそれを生かすかどうかです。

・ワールドシリーズMVP、ジョン・ウェッテランド
1996年に18年振りのワールドチャンプになった時のクローザー、ジョン・ウェッテランドは6試合中5試合に登板4セーブを挙げてMVPに。
その年のシーズン中から6、7、8回のあたりに若きマリアーノ・リベラ、そして9回はウェッテランドという強烈なコンビをくんでました。ヤンキースとしてはリベラが後継者になれる確信があり、ウェッテランドは他からの契約が高過ぎるものになるだろうと判断、オファーすらしませんでした。テキサスからの4年23ミリオン(当時としてはクローザー最高年俸)で移籍、実際3、4年目はまあまあのシーズンは送ったけれど、背中の怪我もありでその4年目終了後に33歳にて引退。

はっきり言って状況が違うし、ポジションも違います。参考になると言えばなるし、ならないと言えばなりません。

松井のワールドシリーズMVP獲得というのはプラスなのは当たり前です。ファンからの声は大きくなったし、メディアも取り上げまくってくれました。もちろんそんな外からの声でフロントオフィスの考えは変わりませんが、単に松井という選手がどれだけ力があるかという再認識になったという意味ではプラスでしょう。

・日本のマーケットへの影響、日本からのスポンサー
もし上記の総年俸の上限の話も含め、ビジネス的にもっと利益がでるように、という事がヤンキースにとって大きな問題であるのであれば、松井はお金を持って来る選手であるから悪くはないです。ただ、年俸全てが返って来るほどではないですし、日本でヤンキースというブランドは既に浸透しきったとも言えます。
もちろん、日本で最も人気のある選手の一人が、この活躍の後にオファーもなしで出てくことになれば日本のマーケットへの悪影響はあるとは思います。

・まとめ
上の全てを見ると松井にとって向かい風ばかりではないですね。

ヤンキースで引退まで、なんてことは可能性0と言ってもいいくらいですが、来年の契約というだけであれば、2、3個のことが上手く行けばあると言ってもいいでしょう。
もちろん可能性は低い事には変わりませんし、ヤンキースから複数年オファーというのもあり得ないと思います。

ヤンキースが今オフに大きな野手の補強をしないというのが濃厚な現実で、来年以降のFAやプロスペクトまでのつなぎという意味での1年契約。(デーモンの動向もやはり影響するでしょう。)
さらに週に1、2回でもレフトの守備ができる可能性が十分あると考えるか、少なくとも試してみてもよいと考えれば。もし守れそうにないと考えている場合でも今年とほぼ同じようなアレンジでもう1年行けなくはないと判断すれば。(実際ポサダもA-RodもジーターもDHで休みたいとは思ってないはずですしね)
そしてその時に他チームからいい条件がないか、松井がヤンキース残留にホンキでこだわれば。
というところでしょうか。

あるとすれば1年6〜7ミリオン+出来高でしょうかね。
(もし、ヤンキースが松井の事が本当に必要だと思っている場合、もしくはDHの持ち回りを実はあまり気にしていないというのなら、もしかしたら2年で16ミリオン級、1年+オプション、オプションも条件を満たせば自動的ってこともあるかもですね)

正式にフリーエージェントになるのは11月20日以降。それまではヤンキースが独占交渉権がありますが、それまでに決まるとは思えません。

となると、当然他チームの動向、他のフリーエージェント選手の動向も関わって来ます。
その辺りは次の2つのエントリーで書こうかなと思ってますんで。

どうなるにしろこのオフは注目ですね。 もっと読む

2009年11月6日金曜日

9年振りのヤンキース優勝パレード

NYと言えば色んなパレードがありますが、このパレードには勝てませんね。何と言ってもホントのニューヨーカー(とその周辺の人ら)が出て来ますからね。
ハロウィーン、ゲイ、プエルトリカンと強烈なのもありますが、やはり盛り上がりが違います。他のサンクスギビングとかとはもう比べ物にならない熱狂振りでしたねえ。

なんと言っても「Canyon of Heroes」ですからね、このパレードは。「英雄の渓谷」狭い道の両側をビルが建つ渓谷を多くの英雄が歩いたからなんでしょうが、NYが今よりももっと世界で完全に抜けてた時にこう呼ばれ始めたロウアーブロードウェイのパレードはやはり特別なものですね。

パレードのハイライトはこの辺がいいんですかね。

まずはこれから。ヤンキースのラジオのアナウンサー、ジョン・スターリンの決め文句。ヤンキースが勝った時の「THHHHHHHHHHHE Yankees Win!」。パレード後のセレモニーから。



ということでパレード行って来ましたが、すごい人でしたね。100万人強でしょうかね。ブロードウェイ沿いのいいところは多分9時前には全然入れなかったはずです。早い人は6時とかから来てたはずで、最前列とかはそういう時間に来ないと厳しいかったんではないでしょうか。
僕は運のいいことに友人の友人がブロードウェイとExchange Pl.という超絶好の場所の2階!の窓側にオフィスがあるということでそこに招いてもらいました。
一応オフィスにいる人らは仕事中なんで全部さぼってみるわけにもいかないので全然気兼ねせずに窓の前に陣取って観させて貰いました。それも途中からはCEOのオフィスで(笑)

あ、あと今後パレードがあれば、ちょっと遅くてもブロードウェイ沿いに行く方法があったのでまたその時は教えますね。さっきも書いたように前に行くのは無理なので早く来るしか無いですけどね。



これはそのオフィスビル前のブロードウェイの様子。開始1時間前の午前10時くらいかな。球場にいるか、それ以上に盛り上がってますね。ジーターもそんな事言ってましたし。


さて、パレード開始。テレビを見てる人の情報でヨギ・ベラ、松井と来るって言ってたのですぐに準備。

まずはジラルディ監督や一番上のエクゼクティブである、ロン・トロストやランディ・レビーンなんかがトロフィーを持って登場。

ジラルディはホンキで来年は背番号を28に変えるとのこと。シェリー・ダンカンが着けてたかな。奪い取るのは問題無しでしょう。通常こういう時はロレックスとかの高級腕時計なんかを渡して譲ってもらうのが習わしですけどねえ。
今の27はご存知のように27回目の優勝を、ってことだったんでさあ、次ってとこですかね。セレモニーでも今日ボス(オーナーのジョージ・スタインブレナー)と話して、「この優勝もスイートなのは2連覇だ」って言われたって言ってましたから。。

29は新人捕手のサーベリ(過去は井川慶でしたw)なんでその次も奪い取れますね。。
ちなみに30は新人リリーバーのデービッド・ロバートソン、31は新人左腕リリーバーのマイケル・ダン、32は永久欠番の捕手エルストン・ハワード。ってそこまで行かないか,さすがに(笑)
あと、ジラルディは優勝決定後の帰宅中に交通事故にあった女性を見付けて警察や救急車が来るまで一緒に待ってあげたそうで、話題になってましたね。


そして、MVP松井秀喜。ヒンスキーは一緒にいますし、車の下の部分には他にも控え選手がまとめて乗ってますが、一人で一番始めに登場ってのはカッコいいですね。下の一般群衆からMVPコールが起きたのですぐに松井がもうすぐ来るなってのが分かりました(笑)
ヤンキースタジアムのレジェンズ・スイートというかラグジュリー・スイート(部屋付きの席ね)から見てる様な気分でしたね。こういうのなら毎年、毎回観に行ってもいいですわ。

奥様はいずこ?(笑)
まじめな話、奥様同伴が常識なんですがねえ。。来れない理由があるのかもですがねえ。

松井グッズはどこも売り切れだそうで。今年契約最後だったんであんまり何処も入荷もしなければ製造もしてなかったんで、こういう事に。いや、ホントに松井のユニフォームやTシャツ来てる人は多かったですよ。ヤンキースの偉い人の小さい子供なんかも着てましたしね。
松井と再契約しろってサインを持ってる人もやはりいましたね。

http://shop.mlb.com/product/index.jsp?productId=3879110&cp=3891439.3891458
ここでボブルヘッド人形の優勝トロフィーを持ってる版が買えますが、これをMVPトロフィーに代えても売れそうです。
これは実はAロッドですね。一番の前の手前で帽子被って下向いちゃってます。すーっと行っちゃうんでいいカメラでないととるのは大変でしたね。彼女のケイト・ハドソンはいませんでしたね。なぜか。
A-Rodのちょっと奥にはラッパーのJay-Zもいました。パレード後のセレモニーの最後のまたあの「Empire state of mind」をAlicia Keys無しで歌いましたね。ちょっと半減ではありました。

これはヤンキースのアジア担当の広報の広岡さん(後ろ向きに子供さんの写真とってる人)。この人の去就もちょっと気になりますねえ。
他にも僕の良く知ってるヤンキース関係者が乗ってたんで写真を撮ってやろうと思いましたが難しかった。


こんな感じでティッカーテープにトイレットペーパーが舞いながら、地元の高校のマーチングバンドや警察や消防のバグパイプ隊が間に入ってパレードです。
その間にヤンキースグレートのヨギ・ベラ、レジー・ジャクソン、元市長ら、選手/スポンサーの関係者やヤンキースの職員なんかもバスや車でパレードです。

CCサバシアとタシェーラですね。

ジーター。彼女のミンカ・ケリーと両親、妹ですかね。

ポサダ。

ジャーバにマーテ、赤ちゃんを抱いての王建民。王は来年はいつ帰って来れるんでしょうねえ。

これはアンディ・ペティット。ビデオね。


そして締めのクローザーは当然この人、マリアーノ・リベラ。ワールドシリーズは脇腹の怪我を押して投げてたそうです。なるほどちょっとおかしかったわけだ。

この後に午後1時から(実際は1時半に遅れましたが)シティ・ホールにて「Key to the City」を選手らに渡すセレモニーが。これはいつでもニューヨーク・シティはこれを貰った人たちに対して両腕を広げて出迎えますよってことです。中世からの伝統みたいなもんで、昔は街への入り口には門番がいて、その扉を開けるカギを渡しますよ。というのから来てますね。

友人の家でテレビで見ましたが、謎の音楽(ヤンスタや球場では聞くやつですが、ちょっと辞めて欲しかった)とともに一人ずつに渡されました。

その時のジョン・スターリンの紹介、ラジオ上での松井のホームランコール「A Thrilla by Godzilla」(笑)


このビデオでのバックグランドの音楽聞こえると思いますが、「We Like To Party」 The Venga Boysのリミックスで昔はヤンスタで点が一気に入って相手が投手交代をするような時に流してたやつで最近はもうやめた音楽ですね。ヤンスタで流れてたのはもうちょっと音が重めでまだマシだった気がします。よく考えてみると前にヤンキースが優勝した時もこのセレモニーでこの音楽使ってたはず。。。ああ。

このあと、松井の通訳のロへリオ(英語ではロジャー)もKeyもらってました。おいしいなあ。

いやあ、ちょっと疲れましたがオモロかったですね。

さあ、お祭りも終わったんで既に始まってるフリーエージェント、補強戦線になっていきますね。この月曜日にはジェネラル・マネージャー・ミーティングがあってストーブリーグがはじまります。
出来る限り情報は提供するんで、乞うご期待(笑)
あと昨日も書きましたが、スタジアムツアーは日曜から再開するんでそっちもよろしくです。 もっと読む

松井いきなり登場

あとでもうちょっといい写真をアップします
Mvpコールですぐにわかりました もっと読む

すげー人

トイレットペーパーがいっぱい飛んでますねw もっと読む

さらにパレードと松井のレターマン・ショー、555

レターマン・ショーはまあまあオモロかったですね。
松井はほんのちょい役でしたが、サプライズゲストみたいな感じで優勝トロフィーをもって最後に登場しました。ジーターら3人だけがゲストってことになってたけど、松井も出ると聞いてたんでこういう展開かなとは予想してましたが、ジーター達もちょっと驚いてたように見えましたね。

http://www.cbs.com/late_night/late_show/video/?pid=nGp_ih1CNBrVD3Oz3Atqwjar3fmqwTw_&vs=Big%20Show%20Highlights&play=true

ここで見れるはずです。

あと、明日の優勝パレードはここでストリームで見れるはずです。11/6の午前11時から、日本時間だと11/7の朝の1時からですね。

http://abclocal.go.com/wabc/livenow?id=7102254

朝相当早く行かないといい場所はもちろん入場制限に合うはずと繰り返しておきます。

僕としてはどう見るかまだ微妙ですが、友人の友人がブロードウェイに面しててウォール街の角くらいのオフィスで働いてるらしく、そこで見れるっぽいです。2階なんでもしかしたら最高かも?

で、昨日、今日とさすがにブログを見に来てくれる人も多いようで、飛躍的にジャンプしましたが、これ嘘でも冗談でもなく、昨日が255人、今日が555人でした。。5が並んでて目を疑いましたが、今の松井ならこれくらいできてもおかしくないでしょう(笑)


もっと読む

2009年11月5日木曜日

どちらの道になるにしてもすごい人です (コメント付きで再アップ)

松井秀喜自身も夢のようだ、と言ってましたが、信じがたい試合でした。
ヤンスタ初戦の満塁HRも強烈でしたし、これまでの何度とあって大きな試合でのいつも通りの打撃も感服ですし、日本でした公式戦でも当然のようにHRを打った時もすごいなと思いましたが。。

松井はヤンキースから去るのならまさに自分で自分の花道を作ってしまいました。
松井が再契約をすることになるのなら自分で自分の道を切り開いてしまいました。

参りましたね。

いや、この10日くらいは僕も松井を持ち上げてましたし、いいタイミングで松井秀喜2009年画像、動画集もアップしたんですが。。まさかここまでやってくれるとはね。

別に僕は松井がどうってわけでもなく、もっと言えば日本人選手がいようがいまいが関係なくメジャーリーグも他のスポーツも大好きなわけですが、この人はやはり特別ですね。
このブログも元々日本の主流メディアが情けないのがあったんで始めたわけで、松井の事は必要でない限りあえて書こうとはしてませんでした。(もちろん日本の方が気にしてるのは分かってるのでいつもちらっとは書いて来ましたけど)

NYのメディアとそういう意味ではいっしょです。打たない限りは記事にはならないわけです。(松井結婚のときは似顔絵が笑えたので記事になりましたがw)
松井が出来なくはないのに、英語でのコメントを自分ではしないから余計に記事からは遠ざかってしまったんですが、レギュラーシーズン中盤以降、このプレーオフ、そしてワールドシリーズ、さらに第6戦とメディアも松井の来季以降の話題をせずにはいられない活躍をしちゃいました。

「ホントにいなくなっていいの?」という感じでしょうか。

だから何が変わるとは思えませんが、ファンとメディアは強い見方ですから、再契約の可能性が上がったのは間違いは無いですね。
オーナーのジョージ・スタインブレナーが健在ならば、一声で再契約が決まりそうな試合をしてしまったのがやはりすごいですね。

これだけ打って優勝して、そりゃあ嬉しそうでしたけど、トロフィーもらってもいつも通りの松井の対応、ほんと4月28日のボルチモア・オリオールズ戦の後じゃないんでないかという話し振りもすごいと思います(笑)

ここまで球場内でも球場外でもマンハッタン内でも「松井、松井」とファンから言われたのははじめてだし、みんなホンキで嬉しそうに言って来る訳です。いままで単細胞に日本人というかアジア人を見るとそう言って来たヤンキースファンとは全く違いましたね。

ワールドシリーズMVP獲得、これだけ派手な試合をして、第2戦でも勝ち越しのHR、代打でもHRを含む結果を残したので当然です。もちろんマリアーノ・リベラもそれに値しますけどね。まあリベラはずーっと毎年ヤンキースのMVPなんでそれで勘弁してもらいましょう。
第6戦では6打点(1960年のヤンキース、ボビー・リチャードソンの記録にならびました。ちなみにこの時は彼がMVPでしたがヤンクスは負けてます)、松井6対フィリーズ3と言ってもいいくらいの試合でした。松井の事だからヤンキース4勝でフィリーズ2勝だよ、と言うでしょうけどねえ。(実際はヤンキース4勝にクリフ・リー2勝という感じでしたけどw)

ま、シリーズ全体としては一番強いチームが勝ったか、という感じです。金で買ったなんても言われてますが、そういうルールですから仕方ないですね。でも金だけじゃあ買えないのがチャンピオンシップなのはこの9年でみんな分かったんでないかとも思いますけどねえ。

松井の去就については、パレードが終わってからにしますので簡単に第6戦、振り返りましょ。

ペドロが先発したことなど忘れられましたが、やはり松井は彼のDaddyでしたね。ペドロ本人が言ってたご老体対決はアンディ・ペティットの完勝。彼はこのプレーオフ頼りになりました。

試合直前のヤンスタ。異常に人がいました。

2打席目の2点タイムリーを打つ前の鋭いファール。1打席目もそうでしたが、打つ雰囲気満々の素晴らしい打席でした。A-Rodを歩かせたのも失敗だし、この打席前に投手交代しなかったのも失敗でしたね。

優勝後すぐに日本のテレビのインタビューを受けてるところ。

なるとは分かってましたが、松井が壇上に上がったのでMVPだというのがすぐに分かりましたね。


ジーター、一人ベンチの方まで来てガッツポーズを何度か。これは元チームメートで2001年までいたポール・オニールとハイタッチ。松井がよく比べられる人です。彼は移籍して来た人ですが、真のヤンキーとなってます。今後どうなろうが、松井もそうなったのは間違いないですね。語り継がれていくわけです。Legacyってやつね。忘れないですよ、ファンは。

これは試合を決める2点2塁打を打つ前。

これもそうね。ハップなんか出しても抑えられないのは分かんなかったかね。エアーを出すべきだったんですけどねえ。

そして最後の打席の前。結果は三振でしたが、これがヤンキース最後になるんでしょうかね?

リベラにジーター。リベラはあと5年やれるなんて言ってましたが、第2期の黄金時代の中心のままいくんですかね。。誰だったかメールかコメントくれたんですが、4人の生え抜きが10年の間を経て2度目の黄金時代の中心となることっていままであったのかな?と。
多分ないでしょう。まだ2度目の黄金時代かも分かりませんが、黄金時代がすぐに来ることすらありませんし、ヤンキースしか起こってないですしね。昔のヤンクスは間が空かなかったし。今のFAの時代には考えられない事ですね。

あと1アウト。なんだか計らずしていい写真に(笑)

優勝後、優勝グッズが飛ぶように売れてました。おっきなテーブルの上には数枚しかTシャツなかったんですが。。。
優勝翌日もスタジアム周辺は人が多かったらしいですね。外のお土産物屋の人が試合がある日くらい客が来たって。
もう試合はないですが、スタジアムツアーはもう日曜から始まります。2月いっぱいまでほぼ毎日ありますんで、よかったらどうぞ。詳しくはここへ

球場を出てすぐのとこ。さすがに盛り上がりました。


2点タイムリーね。第2戦も含めて何投げても打たれたとフィリーズのマニュエル監督が言ってましたが、まさにそんな感じでした。


2点2塁打ね。もう信じられないという感じでした。MVPコールはこの時から起きてたかな。


松井のMVPトロフィー授与の時。このあと、来年も、みたいな発言のときも歓声がおおきかったですね。
ここではカットしちゃいましたが、実は松井と同じマンションにすんでるアメリカ人の医者の人と一緒に見てて、よく駐車場で会うらしいんですが、通訳のロへリオが画面に出て来て、「おおっ、あいつもいつも会う!オレのネイバー(隣人)だあ」って興奮してて笑えました。


試合後の外の様子ね。

他のビデオはここでどうぞ。
http://sportsworldny.blogspot.com/2009/11/blog-post_05.html
もっと読む