さて、サンクスギビング(感謝祭)も終わり、ウィンターミーティングももうすぐ、本格的にオフのストーブ・リーグの季節です。
大分ワールドシリーズから時間が経ち落ち着いても来ました。当然ですが、松井も全く来季のチームは決まる気配もありませんし、こちらの松井再契約を望む声も落ち着きました。(動向がはっきりすればまた起こるでしょうけどね)
ここまでのオフは全体でまだ何も起こってませんね。名前がある選手で契約があったのはシリーズ直後のボビー・アブレユ。エンジェルスと2年19ミリオン。こういうまともな話があったらすぐに飛びつくべき選手が多いのが今年のFA、そして昨年から続く不況でもあります。
さて、これは書こうかちょっと迷ったんですが4日くらい前にある所から聞いた話です。
2つ別の人間の情報で、僕も又聞きですが、それなりにヤンキースの内部とつながりがあるらしき人の話ですね。
2年前のオフの時にヨハン・サンタナがツインズからヤンキース/レッドソックス/メッツなどへトレードか?という話題のときも僕の方で聞いた裏話がありましたが、その時は半分以上は当たってました(最後にキャッシュマンGMなどの強い要望でフィル・ヒューズをトレードしないことで落ち着いたんでヤンクスには来なかったですけどね)
その時ほど信頼出来るかは微妙ですが。。。
★ヤンキースはDHと契約する気がない/もしくはDHに金をかける気がない
松井に限らず、誰とも契約することを考えてない、ということです。
まだ方針が完全に決まる前の話ですが、レフト、先発にはある程度まで金をかけてもいいが、DHとは契約をせずにそこで総年俸を抑える。
もちろん何度も書いてる様にDHはベテランのレギュラー野手が持ち回り、マイナーから自前、安いベンチ兼の選手でまわす事になります。
この人によると少なくともシーズンが終わるまでのフロントの方針としてはDHのみしか確実に出来ない選手は絶対にないとのこと。
★で、そのレフト、先発はもちろんセンターも含めてトレードの模索はする
タイガースの中堅カーティス・グランダーソンとかブルージェイズのエース、ロイ・ハラデイとか名前が出てるのはご存知かと思いますが、その辺とかも含めて色々と見合うのならトレードはあるんでないか、と。
ハラデイについてはあとでちらっと書きます。
★そんでもって、これはマユツバではありますが、すでに1週間ほど前にヤンキースは松井秀喜に対して来年の新たな契約が提示されない事を伝えた
らしいです。
一応、一人は金融関係の人みたいで、もう一人はインターナショナル・スカウティングに関わってる人からの情報ではあります。
まあ、遅かれ早かれ分かる事ですし、常識的にはあと1週間ほどで始まるウィンターミーティング中には分かるはず。
もちろん方針というのは色んな事情や状況で変わりますし、松井も代理人もある程度のオファーがあれば取った方がいい状況なのは間違いないのは分かってるはずなんで、仮にヤンキースから何らかのオファーがあれば再契約となる事はあり得ますけどね。
ヤンキースとしては来季すでに166ミリオンほどの総年俸が決まってます。年俸調停で増える分や王建民と契約しないか(超安くなるか)などを考慮してFAやトレードによる選手獲得で増やせるのは、総年俸200ミリオンを切ることが目標とすると25ミリオンほどになりそう。たしかにDHにはあんまり金は使ってられませんね。
そうなった場合、自前のDH(フルタイムでないですよ、チャンスを与えられるという意味)となるのがホアン・ミランダだそうです。
キューバ組で僕も何度かちらっと書いた事がある選手。三振も少なくないですがパワーはあります。左打ち、今年までは左投手には全然でしたね。もちろんメジャーで打てる保証はないですけど、9月にメジャーに上がって来て既に一度サヨナラ打を打ってパイを顔に食らってますね。
メジャーとマイナーの成績ね。
http://www.baseball-reference.com/players/m/miranju01.shtml
http://www.baseball-reference.com/minors/player.cgi?id=mirand001jua
どうなるでしょうねえ?
★ハラデイ
で、その情報主の一人は根拠無しにハラデイはヤンキースにトレードで来ることになるんでないか、と言ってたみたいですが、それはともかく、僕としては色んなところで言われてる代わりに出す選手達として高い代償を払うチームがあるとは思えません。
2年前のサンタナの時とほぼ同じ状況です。トロントとしてはいい若手やプロスペクトが手に入らない状況が出来ちゃってます。
ブルージェイズは既にシーズン中に彼をトレードしなかったためにベストの条件を得る機会は逃してます。
右か左かの違いはあれ、サイヤング賞投手でメジャー屈指の投手なのも一緒、トレード拒否権があるのも一緒、希望のチームがありそうなのも一緒、なのであと1年待てば好きなチームと相当な条件の契約ができるはずな状況も一緒,あと残り1年はお得な年俸なのも一緒、当たり前ですが、噂されるチームもほぼ一緒(NYY, BOS, LAD, LAA, PHI, NYM)、若くて安い良い選手を払って、さらに長期大型契約(サンタナの時ほどでないにしろ)という代償があるのも一緒、そしてそんな事をするチームがほとんどあり得ないのも一緒(さらに減ってるかもですね)、トロントがGMが新GM(GMになった状況は違いますけど)なのも一緒ですしねえ。
サンタナの時もメディアで言われてる代償の選手よりも低いレベルのパッケージでトレードされることになる、と書きましたが、今回もそうなるはずです。サンタナとの大きな違いはハラデイの方が5歳も年齢が高いこと。それも代償の選手のレベルを下げる要因です。
メディアで流れてるのはあくまで単にトロント側の希望か他のチームに行って欲しくないチームが値段を引き上げようとしてる感じがしますよね。
ヤンキースの場合、捕手/一塁/DHのマイナー屈指の打者プロスペクトのヒースス・モンテロにさらにフィル・ヒューズかジャーバ・チェンバレンってのはあり得ないですね。3人のうち誰もトレードする気はないと思いますけどねえ。
ま、これもどうなるか楽しみですねえ。こっちこそ長引くとは思いますがどうでしょう。あまり変に粘るとサンタナの時の二の舞になりかねないんでトロント新GMもパパっとした方が懸命かもですね。
ちなみにサンタナの時は11月から2月までもつれ込んでからメッツへトレードになり、長期契約(CCサバシアが塗り替えましたが当時の投手最大契約6年137.5ミリオン)、ここまではほぼ期待通りの活躍と言っていいでしょう。軽い怪我はありますし、チームは沈んでますけどね。
で、代わりにメッツからツインズへ行った選手らは、当時からかなりインパクトに欠けるもので予想は容易に出来た事ですが。。。
・中堅カルロス・ゴメス:ついこの間、ブリューワーズへトレード。ショートのJ.J.ハーディを獲得。身体能力とスピードはあるけれど、野球選手としては大成しない可能性の方が高くなってますね。今年のプレーオフ、ALDSでヤンキース相手に2塁をこえたとこでコケて、ランナーがホームインする前にタッチアウトになり点が入らなかったので有名に。
・右腕デオリス・ゲーラ:メッツから移籍後、おかしくなる。チェンジアップはよくて体の成長が見込める、運が良ければエース級という人でしたが、2年間はフォームを崩してダメダメ。今年終盤復調気味だったようで、メジャーでのキャリアはあるかも。まだ20歳だし。
・右腕ケビン・マルビー:マイナーではそれなりの成績もスターにはほど遠い。一応4番手級の可能性ってのはまだ変わらない24歳。今季中にアリゾナへセットアッパーのジョン・ラウチ獲得のためにトレード。メジャーではここまでふるわず。
・右腕フィリップ・アンバー:典型的な大学時代からの力を失った元ドラ1投手でメジャー枠から外れてます。マイナーでも成績は上がらず。26歳。カーブはいいんですけどね。
この程度でサンタナが取れちゃったわけです。
さて、最後は写真。友人が取ったパレード等の写真。使い捨てで取ったのを無理矢理スキャンして明るくしたりしてるのでちょっとキレイではないですけどね。
これは第2戦?第1戦?元メッツ、ヤンキースのダリル・ストロベリー。子供の頃、僕の一番好きな選手の一人でしたね。おっきな試合だと以外と普通にいたりします。
トロフィー。
リベラ。
アンディ。
松井ね。
ポサダ。
ジーター。ミンカちゃんはよく見えないな。
デーモン。
エーロッド。Jay-Z。
0 件のコメント:
コメントを投稿