2010年5月21日金曜日

ヤンキース不調ね。タンパ強し。

いやあ、一昨日のレッドソックス戦12時を優に過ぎた試合の疲れが抜けませんわ。
試合はやると思ってましたが、予想よりも早い8時に始めてくれたからよかったものの9回で4時間を超える試合をしてくれました。前日も4時間の試合でしたしね。
どちらもあわや延長という試合でしたが、何とか延長にはならずに終わったのだけは良かったです。

ずっと朝から雨降った火曜日。この変な帽子被ってる人が試合をその日やれるかの判断をする人だそうです。。。まあ、やれましたが。。。

シーズン前にソックスーヤンクス戦は試合がおそ過ぎると批判があった時にボストンのクローザーのパペルボンが「いい映画を見てる時に、いつまでも終わって欲しくないと思うようなもんだ」と言ってましたが、自分でそれを実践してくれましたね。まあ、延長にするという実践のしすぎはしなかっただけよかったですけど(笑)
17日はヤンキースが5−0と初回にしたんですが9回では7−9とボソックスがリードに変わってたところ、パプスが登場、2ランをA-Rodが打ち同点。このまま延長かと思いきや2ランをまた浴びて終えてくれました。
18日はまたジャーバが炎上して一時は5−0で彼が出て来たときも5−1だったのが同点に。そしてリベラもまた打たれ7−5にひっくり返された後、9回裏パペルボンが1点を取られてなお1アウト1、3塁。あわや同点でしたがランディ・ウィンが最後の打者で助かりました。


これは火曜のリベラが勝ち越しをジェレミー・ハーミダに許す所。

ソックスとしては1個1個勝ってかないと追いつけないんで1勝に過ぎないでしょう。
岡島ね。


ヤンキースはツインズには相性の良さか2勝しましたが、3連戦の最後にツインズに負けた時点でやはりまだ調子が悪いと判断できたのかもしれません。
タンパ・ベイの方が明らかに今は強いですね。

昨日は最後はちょっともつれましたが首位対決で負け。怪我人も増える一方です。
捕手として捕球時に打者が打った球が足に当たって以来休んでたポサダは亀裂骨折で3−4週間のアウト。本人はもっと早く帰って来ると言ってますがこの何年かのポサダの怪我時のコメントはいつもそうなんで最低3,4週間と思った方がいいかもしれません。
可能性は0に近いのは分かってましたがトップ・プロスペクトのヒースス・モンテロが上がって来ないかなあと一瞬期待をしてしまいました。
もちろん実際はベテランでこういう緊急時にメジャーで行けるために契約したチャド・モウラー。彼がバックアップでサーベリにレギュラーのチャンスが。今は好調で打ってますし、去年もポサダの代わりにしばらく活躍したし、期待はできそうです。あのデカヘルメットは何回見ても異様に見えますけどね(笑)

打ってるけど守備はまったくなマーカス・テムズも自分のバットで足首をちょいとひねってます。スイッシャーはスタメンに戻っては来ましたがねえ。今日はアンディが怪我明け2度目の先発で内容はダメでしたがこれは怪我とはおそらく関係ないでしょう。
パクは今日も被本塁打。アセベスはまだ帰って来ません。グランダーソンはほぼ予定通りの今月終わりから来月頭かなと。

今日も最後はちょっと追いつきましたがまあ完敗ですね。
タンパはブルペンに多少の不安は今年もありますが優勝の可能性もあるチームです。打線はまだ上積みがあるし、ローテは間違いなくメジャーで一番ディープなんで。上手い事補強ができればいいんですが予算はかなりキツそうです。

オフに松井の代わりのDHを内部から試すなら、という事で編成会議で名前も出てたらしいホアン・ミランダはそれなりに打ってますね。今後もしばらくはDHで使われるはずです。.280-25HRの可能性がないわけではないんで。

タシェーラはスランプを抜けたか?と思ったらまた逆戻り。ちょっと心配しないとまずいかもですね。
ジーターもいまいち調子が上がらないですしね。

まあタンパも2割かそれも行ってないレギュラーが2、3人(ペーニャにアップトンなど)いるし(今日は打ってますが)、昨年爆発したベン・ゾブリストも今日のが初HR(それ以外の成績はいいんですが)、二塁とライト、DHからそこまでは成績が出てない現状。やはり投手と勝負強さとどれだけ噛み合うか、運もあるんでね。
タンパはマイナーにもほぼレディな素材もいるし、補強は外からはそこまで必要なかったりして。。

ヤンキースは明日からシティ・フィールドでサブウェイシリーズ。去年はリベラの初打点が見れましたが、オモロい事起こりますかねえ。どっちも調子はよくないです。メッツについては朝にでも書きます。

ペーニャの2本目のあとね。今日はアップトンも打ちました。前日は6盗塁をしたタンパでしたが今日はHR攻勢ってやつね。

最後は知り合いというかお客様でレジェンズ・スイートで見てた人が試合前にもらったサインボール群。


マリアーノ・リベラね。



B.J. アップトン
名物おじさんと言えるドン・ジマー。ヤンキースにとってもね。
今はタンパのスペシャル・アドバイザーですが大分衰えましたね。かなり長い野球人なので長くお元気でいて欲しいもんです。

イバン・ロンゴリアね。彼からもらえるってのはいいですねえ。

ついでに。
ジョー・マドン監督。

とロンゴリア。

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2010年5月17日月曜日

ヤンキース今年最初のサヨナラ・パイ + ミネソタ戦もちょっとだけ

昨年はチームの結束の象徴にもなったサヨナラ勝ちとクリームパイ攻撃の連発でしたが今年は16試合目で初のWalk-Off Win。ボストン相手にパペルボン相手にやりました。
上は見事にA.J. バーネットにパイを食らうテムズ。みんな本気で楽しんでるのがいいですね。

昨年からここぞで強くなってしまったA-Rodが7−9の9回裏に2ランで同点、その後すぐに出戻りのマーカス・テムズがサヨナラ2ラン。


派手な勝ち振りでかつ4時間の長い試合(どうだバカな審判って感じですわ。何の事か分からない人はブログを遡って下さいな)、最初の方に何が起きたか忘れてしまいましたね。

思い出してみると。。松坂大輔。。あれだけの投手だったので、もちろんアメリカに来る前に不安な部分もあったのですが、やはり期待をしていた投手。並の投手でしかない投球ですね。ここんとこ良くなってた感じですが今日の球のレベルを見るとメジャー3、4番手が限界と思ってしまいますね。良くなって来るんですかね。まあ何が起きてもポスティングも含めた金額に見合う活躍はあり得ないでしょうけど。



ヤンキースの方もここまで一月間サイヤング候補と言ってもいい投球を続けてたフィル・ヒューズですが5回に粘られて6−2のリードからJ.D. ドゥルーの3ランで6−5へとされて降板。
7−6の8回に今日故障者リストから復帰したばかりのパク・チャンホが開幕戦のボストン戦を思い起こさせる逆転2ランをケビン・ユーキリスに、そしてソロをビクター・マルティネス(ずっと不調でしたが今日は2HR)に許して負けっぽい雰囲気でしたが9回にドラマがありました。



韓国人のファンはもう目立って増えてますね。パクがリリーフというのは彼らが見に来る試合が増えていい事なのかも知れません。先発だとその試合しか来ないですから。
インディアンスの帽子を被った2人が僕の友人の席の近くにいてパクが出て来て大騒ぎしてましたが打たれて黙っちゃいました。。。なぜインディアンスかっていうとスター外野手のシンスー・チューがいるからですね。いや別に自分の国の選手だけ応援してても全然いいんですがかなり浮いてましたね。

基本的には好きな選手なんでがんばってほしいところです。彼の英語でのインタビューははっきりと話すんで面白くていいです。You Tubeでも受けてましたね。

久々のパイを見て昨年を思い出しました。今年は何回あるんでしょう?

別にいなくてもどうってことない感じのDHニック・ジョンソンは右手首を手術で4−6週間、彼のことなのでもう帰って来ないかも知れません(笑)
先発5番手に降格でローテの順番を飛ばされたハビアー・バスケスがリリーフで勝ちを拾いました。彼の次の先発は金曜のメッツとのサブウェイシリーズ初戦でおそらく高橋尚成と対決ですね。

怪我人は多いですが脇役とやっと復調と思われるA-RodにTEXが打ってれば強いのは変わらないでしょうね。。

最後に5月になってHRは少なくとも打ち始めてるパピね。さすがにリリースされることはないと思いますがね。


おまけに土日のツインズ戦から。
日曜は僕はお休みしてたんですが、
ミネソタはヤンキース相手に去年からのプレーオフを含めての12連敗は止めました。
それでもツインズはヤンスタではここんとこ28試合で25敗!してるのには変わりません。。。

ヤンキースに勝つには一度はリベラを打たないといつも僕は言ってますが昨日はリベラが8回2アウトからジャーバが満塁にしたところから出て来て押し出し、そしてグランドスラム。みんな呆然としてたみたいですね。当たり前ですが。

土曜の試合から写真だけ。

やっぱデーゲームっすね。

あやしい全身ミドリの人が。。。

ポサダのHR
マウアーね。

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2010年5月15日土曜日

A-Rod満塁弾でミネソタをまたカモに

どうやらミネソタはヤンキースを目覚めさせる様です。去年は3試合連続サヨナラをされて、クリームパイの伝統を確立させましたし。。これで去年からヤンキースに8連敗ですね。

打線はロード(3勝4敗)で怪我人もありかなり湿って来てましたがA-Rodが7回に3−4から満塁ホームランにて逆転勝ち。


めずらしくアップでなくてズームアウトでビデオをとってみました。画質はここではよくないですが球場の盛り上がりがそっちの方が伝わるかな、と。打つと確信みたいなものがあったんで。
一塁が空いていた1アウト2、3塁でマーク・タシェーラを歩かせて左から右に代えてA-Rodにのぞんだんですが見事に撃沈。
ちなみに今までTEXを歩かせて満塁にした場合はアレックスは4の4、HR2本、四球1、犠牲フライ1の14打点と完璧です。また代わったミネソタのリリーバー、マット・ゲリアーはA-Rodにはかもられててこれで7打数5安打4HR。
タシェーラを歩かせるのは定石ではあったとは思いますが。。。今回に関しては止めた方が良かったと言ってもいいですね。

でまあ、そのアレックスは今度は女優のキャメロン・ディアスとデートしてるって話になってますが、今日は彼が所有する年間席には昨日9/13のヤンスタでの初コンサートが発表になったばかりのJay-Zと奥様ビヨンセが来てましたね。
下の写真をよく見ると見えます。A-Rodが映ってる所に一番近い最前列の席のすぐ後ろに2人で並んでますね。


打線は湿って来てたんですが、このブレット・ガードナー(HR)と控え捕手のフランシスコ・サーベリはずっと打ちまくりです。

投手はA.J.も調子は落ちてますが、今日はなんとか持ちこたえました。

このロードはまた負けが付きましたがバスケスがよくなりつつあると思いたいところ。

ヒューズはエースの投球を続け、ジャーバは2年前に戻った投球をしてます。ヒューズがエースでジャーバがクローザーという将来がもしあればそれもすごい事です。ヤンキースがエースとクローザーをほぼ同時に育てた、なんてあり得ない話だったんで。ペティットとリベラがほぼ同じ時期に出て来た時に似てしまいます。こういう世代交代が自前でできちゃったらそりゃあ怖い。

怪我人はスイッシャーが腕の怪我で出たり入ったり、パクは日曜に復帰、ペティットはヒジは大丈夫の様で明日先発。

ミネソタもオープンエアの新球場ターゲット・フィールドも好評でチームもがんばってますがヤンキースは完全に鬼門ですな。。
ジョー・マウアーはさすがな所を見せましたが怪我もしてたのでHRはまだ今日ので2本目。首位打者はまた取っちゃいそうな勢いですけどねえ。

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2010年5月14日金曜日

メッツのシティ・フィールドの見学ツアー、Jay-Zのコンサートなど

今年から始める予定と聞かされてはいましたが、これまでの経験上始まるまでは信じていなかったCiti Fieldの球場のバックステージツアーですが、ついに始まりますね。

プレス・リリースによると5月29日から開始。チームがホームにいない週末に開催。今後拡張する可能性はあるみたいですが、貴重なものになる予定です。11時から30分おきに出発で2時までやります。結構売り切れになると思いますよ。
僕の友人で元ヤンキースのツアーガイドが前にメッツの方でもやらないのか?と自分の経験をオファーしてた時は、検討中、来年から、みたいな答えばかりでしたが、ついにやりますね。

内容は悪くないですよ。ブルペン、プレスボックス(記者席)、ベンチ(ダッグアウト)、ロッカールーム(クラブハウス)と他の裏側に、天気が悪くなければグランド(土のウォーニング・トラックの部分)へのアクセスもあります。

クラブハウスね。

ロッカーのクローズアップ。

さすがに僕もヤンキースタジアムのように専属で日本語ツアーをやる事はないですし、そこまで日本人の方らも来ないはずなので(問い合わせはたまに来ますが)日本語ツアーというのをメッツと一緒に設置する所までは話を進めようとまでは思ってませんが、仕事としては受けて行きますので興味のある人はご連絡ください。
興味のある方や質問のある方はいつでもお気軽にメールを送ってくださいね。

開始の前日の28日のプレービューに入れてもらおうかと思ったらすでにヤンスタで仕事がはいってました。。。
なので29日の初日の午後2時の回にはシティ・フィールドにいますので自分でチケットを予約して来てくれれば簡単に日本語解説でご案内しますよ。

ヤンスタの方ですが、昨日なんかは毎年恒例になってしまったニューヨーク大学の卒業式がありました。野球以外のイベントもちょっとずつ入り始めて大学のアメフトの試合とか可能性としてNHLの野外アイスホッケー試合のウィンター・クラッシックをやるというのは書いたかもしれません。また6/5にはこれも前にちらっと書きましたが、ボクシングのミゲル・コトー対フォアマン戦があります。そして昨日9/13に新ヤンスタ初のコンサートとしてJay-Zとエミネムがやるというのが正式発表。セキュリティのお兄ちゃんお姉ちゃん達はその日は喜んで仕事するって言ってましたがね(笑)

スタジアムツアー関係では今博物館の模様替えしてますね。昨年の殿堂入り(ジョー・ゴードン、リッキー・ヘンダーソン)の展示がルー・ゲーリッグ(下の写真のように今日変えてました)に変わります。これはいい事ですが。
近いうちに現在スタジアムの椅子と写真で追える球場の歴史の所に優勝トロフィーを移して、今トロフィーなどがある所を他の何かに。ベーブ・ルースの展示ももうすぐ終わりだそうで。。。。



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2010年5月12日水曜日

ヤンキース優勝リングをGET! と リングの歴史

すごいでしょー!



って僕のじゃないですけどね(笑)

先週の金曜にヤンキースのフルタイム・スタッフがやっとこさリングを受け取りました。
その日のスタジアムツアーの時にヤンキースのスタッフらが嬉しそうな顔して、手に箱をもって上から降りて来るので貰ったんだな、と思ってたらその通り。
自慢の写真を3人からもらったので載せときます。選手と全く同じですね(色々と噂がありましたが、職員はそう伝えられたそうです)。選手のを間近に見てないんで何とも僕には言えませんが。
ちなみに保険用の価値は10000ドル(100万円)、こういう高価なギフトをもらった場合は所得税を払う必要がありますが(ヤンキースからでなくスタインブレナー・ファミリーからのギフトということになってるようです。)、それは4000ドルに対して個人が払う義務があるそうです。(セントルイス・カージナルスが優勝した06年の時はチームが職員に対し彼らがリングの税金を払える分だけ昇給を与えたそうです。)

ちゃんと名前入りね。
このやろー。


顔は出したくな いらしいんで(笑)デスクの上に箱がいっぱい並んでますが全部リングです。
もらえるのは2009年1月の時点でフルタイムの職員のみ。(なので当然、広報だった広岡さんや松井の通訳だったロへリオももらえますね。)
パート、インターン、当然僕みたいなindependent contractorも貰えません。
部門によって規定が違うようで一番の下の方に当たるチケット・セールスは3年はヤンキースでフルで働いてないとダメだそうです。
あるチケット・セールスの人は貰えるはずでしたが、直前にクビなりました。
既にオーダーはされてたんでリングは何処かにあるはずですが。。。どうするんでしょうねえ。
まあ彼にとっては悪い事をしてるのをみつかったんで仕方ないんでしょうけどねえ。(リングを売って金にするよりも儲けただろうけどw 何をしたかは言いませんがヤンキースのチーフ・オペレーティング・オフィサーのロン・トロストは法的手段も考えてるようでそうなったらヤバいでしょうけどね)

で、下のが選手が貰ったやつね。
計3.55カラット、119個のダイアモンド。大きなサファイアもついてます。

Tradition(伝統)がリングの横に入ってるのはいつもの通り。逆側は普段はPrideなんですが、去年のチームを象徴してUnity(結束)に変わってるのが大きな特徴。

あとは70年代以降どのチームが勝っても「WORLD CHAMPION」の文字が正面に入る事がほとんどでそれが優勝リングってイメージになってるのですが、1999年がそうだったように正面はNYロゴだけなのも珍しいです。
99年は最低1999と正面にありましたが、今回は年度すら正面に入ってません。

普段は最低NYロゴの中のダイアモンドの数は優勝の回数(99年は25個、2000年は26個という様な感じ)でしたが今回は全く意識されてません。。。。あれだけ27回目を目指せって言ってたのに。。あ、歴代のリングは下に載せてありますので。

かなりカッコいいですがOver the Top(やりすぎ)という感は拭えませんね。
まさにBLING(デカくて派手なリングのこと)です。

で、松井とスイッシャーがいたずらをされて開幕戦の時のリング・セレモニーで受け取ったのが下のおまけのリング。今年のオープン戦の最終戦にファンに配ら れたヤツですがよく出来てますね。こういうリングはよく配られますが一番出来がいいのでは。



で、ちょっと自慢ですが。。。

僕がヤンキースから貰えるリングがこの下のやつです。

これはヤンキースもしくはヤンキースタジアムのフルタイム以外のスタッフやフルタイムのスタッフの家族、球団としての友人向けなどに渡されるか、リングを作るコストの原価か(それ以下)で購入(ヤンキースがかなりを肩持ってるみたいですね)できるものです。選手の家族とかにはまた別のがあるのかもしれませんが、これかもしれません。

僕としてはスタジアムツアーはもちろんですが、一部のコーポレート・リレーションとかプレミアム・セールスなどでヤンキースにそれなりに貢献はしてるとはまあ思いますが、連絡があった時は嬉しかったですね。パートタイマーであるツアーガイドとかはみんな何か貰えるのかやきもきしてる中、日本人に関してのツアーの仕事がある時に貰うだけの僕に何かあるとは思ってませんでしたから。
emailで上のデザインと申込書のコピーが送られて来たときはへっ?と一瞬思いました。emailの転送に加えて味気無く、「これ見て」と書いてあったのでまた自慢されてるのか?って思いましたよ(笑)

実際の申し込みには本物の申込書1枚がリング1個に必要。建前としてはスタッフは自分の家族用などに何個でもオーダーはできるようですがさすがにみんな遠慮してるよう。ある人は22枚申込書をくれと言って断られたらしいですし(笑)
選手やスタッフへのホントのリングも一枚一枚にオーナーのサインが必要らしいですが、このリングでもやはり売って欲しくはないので厳しいみたいですね。

ヤンキースは過去全ての優勝リングをBalfour(バルフォア)という会社に作ってもらっているのですが、もちろんそこのデザインで一般には出る事はありませんし販売されることもないです。別に宝石としては小売りがあったとしても800ドルのレベルだそうですが、希少価値があるものなんで嬉しいですね。

上のデザインもここに張っていいのか微妙なんで悪用しないように(笑)
オリジナルのデザイン画はサイドが「Pride」から変更になりちゃんと選手と同じ「Unity」になったんですが、それが入ったこのデザイン画はあまり誰にも渡されてないんで。
名前はさすがにデザインには入れられませんが刻印は彫ってくれました。

サンプルの写真ね。

このデザインは選手のものとかなり違いますが、下のリングの歴史に書いたように「World Champion」が正面に入っているクラシックなオールドスクールなリングデザインなんでみんな結構気に入ってますね。女性にはペンダントのオプションもありました。
来月の終わりには届くらしいんで楽しみです。

はい、たいしたことではないですがちょっとだけ自慢でした(笑)
アメリカのスポーツ好きとしては優勝リングってのはやはり憧れはあるんで。

ちなみにダイエー・ホークスも99年の日本一と2000年のパリーグ優勝リングをBalfourに作ってもらってますね。他にもNFLのジェッツ、ジャイアンツ、カウボーイズなどに多くのメジャーリーグのチーム、NHLのレンジャースとかもそうですね。

http://www.balfour.com/


これがそこのウェブサイトです。
昔はアメリカ東部に本拠地があったんですが、今は買収されてテキサスにあります。高校/大学卒業や大学入学のクラスリング/カレッジリングとかアメリカでは普通のことなんですがそういうのを作ってくれます。
自分の草野球リーグで優勝したらそれようにチャンピオン・リングを作る事も可能ですね。

これは友人が所有してる1977−1978年のノン・フルタイム・スタッフ/家族/友人リングですね。2009年の方が上ですな(笑)




★リングの歴史

まず誤解が一番あるのはリングはリーグから球団や選手に配られるのではなく球団がワールドシリーズ優勝などの報償として選 手や職員に渡すものです。リーグから渡されるのはトロフィーになります。

http://wsrings.stadiumpage.com/


1926 年のカージナルスの優勝からは常にリングを球団が選手らに配るようになりました。
それまでは金時計とかピン、カフリンクみたいなのが多かったのかな。

基本はスカウトから裏方までなんらかがもらえますがその時の球団の方針次第。トロフィーも選手や偉い人には小さいのがもらえたりもします。
選手に は報奨金もあり、それの割合もリングも誰に渡すかはプレーオフのロスターに入った選手達が通常決めますね。選手はほんのちょっとでもその年にメジャーでプ レーしてればリングは貰えるのが普通。井川慶はヤンキースにまだいますがメジャーで一度も昨年投げてないので貰ってないはずです。その年全くプレーしてな くてもベテランで長くチームに貢献した場合はリングや報奨金も渡される場合もありますね。
ちなみに取材をするメディアにもピンは配られたりします。(それは優勝のでなくWシリーズ出場の時のね。試合を取材してる時に貰えるもの)

★ヤンキース


1927年の時が始めてリングを渡した年ですね。1923年の初優勝時は金時計でした。1930年代から1950年代はデザ インがすべて全く一緒(他のチームが優勝時もほとんど同じですね。74年のA'sがはじめてチームロゴを正面に入れてます)。
1953年のみ5連覇(49-53年で史上最長連続)のために、5が入ってます。
選手として史上最多で10個も持ってるヨ ギ・ベラもこれは珍しいのでお気に入りで、それと殿堂入りのリングの2つはよく着けるそうです。
ちなみに全部自分でもってるのでなく、自分の子供が小さいときに順番に今年もらえるリングをあげると約束してホントにあげていったそうです。毎年まず間違いなくもらえると確信があったのがすごいと思いますね。実はワールドシリーズに出るだけでリングはもらえます。リーグチャンピオンのリングになってちょっとモノは落ちますが、それも含めればプレー した18年(1946年のデビュー年を除けば17年)で14個のリングをもらった事になります。
上記のように年号が違うだけでデザインが一緒なら別にあげてもいいかなって気にもなります(笑)
ヨギはジーターにオレは両手全部埋められるからお前はまだまだだとよく言ってたようですが、ジー ターもやっと片手ですから如何に無茶苦茶くなことかわかります。
ちなみにヤンキースで1932から1948年まで内野手としてプレーし、三塁コー チとして1947年から1968年までいたフランキー・クロセッティ (Frankie Crosetti)は23度もワールドシリーズに関わり16個のリング(選手としては7個)を持ってますね。これが合計では最多です。

77 年と78年のは現役中シーズン中に飛行機事故で亡くなったキャプテンの捕手サーマン・マンソンのコレクションからで売れば相当な値段になるでしょうね。1000万円どころじゃないです。選手でなくても100万円以上は優に行きますから。

最近では96年が一番人気ですね。真ん中に一個大きいのが入ってるのもいい。
この不況で色んなアスリートもかなり影響を受けた様で野球に限らずこの数年は非常にリングがマーケットに出回るそう。買いたい人はチャンス ですよ(笑)
98年は横に125勝50敗。Best Everと入ってます。プレーオフも合わせてですが確かにホントに強かった。選手もみんな負ける気がしなかったと言ってましたがあんなチームは見た事ない です。こうやって特別な年は色々とデザインを変えたりもしますね。
ちなみに99年のサイドにはワールドトレードセンターのデザイン(正確にはそう見えるだけかもですが。4本の高いビルのようなものがほられてます)があったりもします。

昔のスポーツイラストレーテッド誌に 載ったジーター。4つでもすごいですが5つ目をついに。


★レッドソックス
左が04年で右が07年。個人的にはソックスのデザインが好きですね。

1918 年のレッドソックスのみが何も報償なしだったらしいです。ワールドシリーズに出場するのを選手らが拒否するくらいに揉めた結果、なにもなしだったようで。次に勝てるのは86年も後とは誰も思ってなかったからでしょう けど。。。
2004年の時も警備のスタッフの一人が貰えると思ったら貰えなかったと嘆いてファンを辞めたとかいう話もありました。。。(この時は 86年振りだったのでかなり多くのリングをボソックスは渡しましたが彼は1000時間働くという規定に足りなかったらしいですね。彼に言わせれば同じ様な立場かそれ以下の時間しか働いてないのも貰ってるから怒ってるようですが。足りないスタッフは金時計をもらったらしいですが)
それを言ったらヤ ンキースの2000年の時はフルタイムのスタッフ全員に配らなかったらしく一部は文句を言ってたらしいです。その時にそのうちの一人の奥さんがチームに呪いをかけたから優勝できなくなったなんて話もありました。
今年は全員に配りましたけどね。新球場になってからスタッフが増えたので相当な数ではあります。

04年のときは86年振りなんでみんな欲しかったのもあり、一般ファンもリングを購入出来ました。あまり販売するなんてことはないんですが、話題になったのが値段。2999ドル。30万円。実際買った人がどれくらいいたかは知りませんがヤンキースでも 10万くらいまでだったら言ってたファンはいましたね。。
もちろん本物にはほど遠いもので、それが下の部分の写真ね。自分の名前を入れられたのは悪くないですね。
本物の方にも入ってましたがサイドにはGreatest Comeback in Historyと入ってます。ヤンキース相手のALCSで0勝3敗から逆転でワールドシリーズに行った事を言ってますね。

デーモンが昨日言ってましたが、レッドソックスとヤンキースの優勝リングを両方着ける時もある、多くの人ができることじゃないって。
たしかに両方持ってるのは他にほとんどいませんね。04と09はデーモンだけ。07と09はエリック・ヒンスキーだけ。04と96、98、99,2000を持ってる珍しいのは投手のラミロ・メンドーサ(好きな投手でした)。98年にヤンキースでメジャーデビューしちょっとプレー したマイク・ローウェルが貰ったかは定かではないですが、多分そうなので98と07を持ってるのは彼だけですね。遥か昔はあり得ないのでこれだけじゃないですかね。
ソックス、ヤンクスどちらでもスターだったのはデーモンだけと言っていいでしょう。さすがそう他にはいないキャリアの持ち主です。

個人的には2008年のNYでのオールスター ゲームのパレードの時にブーイングと野次を浴びせるヤンキースファンにジョナサン・パペルボンが07年のを見せつけてたのが印象的(下の写真)。当時はボソックスの勢いが勝ってたのでそれには黙るしかなかったんで。
★メッツ
86年のレニー・ダイクストラのもの。上に書いたように金に困って売った人の一人です。
オークションで56000ドル(560万円ほど)になったそう。
個 人的には好きですね。青がいいです。
ちなみに2000年のサブウェイシリーズの時のNLチャンプのリングはMETSのNYロゴが正面に入ってました。
またメッツの優勝リングが作られる日は来るんでしょうか。。。 もっと読む

メッツこれでやっと打ち出すか?

寒かったですね。雨はなんとか試合後まで持ちましたが。。。試合も8回までは寒い試合でした。ランナーは出しても一本でないお得意のちぐはぐ打線。ここまでがんばる最下位候補のナショナルズは逆にタイムリーに6点を取って2−6とメッツをリード。このまま今日も勝てそうな試合を負けるかという8回裏に6点を取って逆転勝ち。
色んな意味で寒かったのでその前に球場を立ち去ってしまいいいもの見れずでした(笑)

これで打ち始めるといいんですけどねえ。ベイにレイエスにライトに。。。

で、この人は今日も好投。高橋尚成。

日本からも高橋を見に来たって感じの人が来てましたね。6、7回を簡単に抑えて勝利を呼び込みました。五十嵐がもうすぐ戻って来てオリバー・ペレスがこのままダメだとローテ入りも十分あるようです。今のままの方が価値がある気もしますが、ローテにはいっても体に問題がなければやるはずです。

ライトは復調っぽいですね。そういう打撃をしてます。

I Like Ike(ドワイト・アイゼンハウアー大統領が1952年に使ったスローガン。ニックネームがアイクだったので。そのバッジがはやったみたいです)のアイク・デービス。メッツファンんはみんなWe Like Ikeです。今日もお得意のベンチに落ちながらのポップフライのキャッチをし打点も1で貢献。とにかく地に足がついてますねえ。
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2010年5月10日月曜日

今日のヤンクス、メッツのニュース Vol.7

★ヤンキース
今日は勝てる試合をタイガース相手に落としました。まあペティットの怪我でミートレが先発、ロングリリーフでイバン・ノバ(将来は4、5番候補のプロスペクト)も当日招集での待機という状況だったので負けも覚悟の試合だったわけだからどうってことはないのかもですけどね。 

ニック・ジョンソン
当然のように怪我で故障者リストに入りました。右の手首ですね。2008年もやってる箇所でその時も長引いたので今回も不安。まあ、いなきゃいなくてもなんとかなる気はしますけどねえ。グランダーソンも既にご存知のように今月中はアウト。投手のバスケスは不調を抜けられるか明日先発。パクは怪我、とここまで新加入は誰も活躍してません。それでもこれだけ勝ってるのは立派。

デーモン、A-Jax、コーク、メルキー、松井
それに対し、この抜けた組の中でデトロイトに行った3人は今んとこ活躍してますね。
でまあ、そのデトロイト戦が今日からだったんですが、デーモンはこういう試合で結果を出す人なんで当然のように勝利に大きく貢献のソロHR。コークは好救援。オースティン・ジャクソンはここまで見事に三振王ですが打率、長打に盗塁と結果は素晴らしい。このまま持つことはないと思いますが、これまでもずっとアスリートから野球選手へと地道に成長して来たので今年から1年通して活躍しちゃうかもしれませんけどね。
メルキーと松井はここまでダメですね。メルキーは特に。松井は出だしはよく貴重な安打も打ってますがね。

ブレーデン
この前書いたアレックス・ロドリゲスとのどうでもいい言い争いで有名になった左腕ですが、なんとまあメジャー史上19人目の完全試合達成。。。いや、悪い投手じゃないし、この前アレックスが言ったように実績はないんですが、僕はある程度今年は活躍するとは思ってはいたものの、これはさすがにビックリ。偶然できるもんでないんでね。
それにしても去年はWソックスのバーリーが達成と2年連続起こるのもすごいね。
ちなみにいままでノーヒットノーランは一度も生で見てません。アストロスがヤンキースに投手5人でしたのは見ましたが。。1000試合を優に超えて見てるんですが起こらないですねえ。

ちょうど母の日でお母さんを早くなくした彼はおばあちゃんが来てましたが、その目の前で達成。試合後はなかなか感動的でした。メディアが当然おばあちゃんにもこの前のA-Rodの発言に対してコメントを求め「Stick it, A-Rod(キレイに訳せば、見たか!ですが糞食らえ的な意味合ですかね)」と言っちゃいました(笑)後で言う気はなかった、感情的だった、と言ってましたがまあ本音はその通りでしょう。
誰が何と言おうと歴史に名を残したのは間違いない快挙です。A-Rodは大人の対応でした、はい。つまらん(笑)

テムズの守備
ニックの怪我でDHが空きました。怪我人も年寄りも多い事だし、丁度よかったんでしょうけど、一応テムズ、ウィンが主にレフト/DHで出るようになってます。テムズは守備が下手です。左相手には確かに仕事をしてますがね。ウィンをレフトでDHは回すべきですかね。。

TEX
タシェーラは心配なかったんですがやはり打ち始めました。この前のボストン戦(ヤンクスの2勝1敗)は1試合3本(ウチ1本は野手投手相手)で量産しそうです。

バスケス
上に書いたようにまた注目の先発が明日。まあペティットの怪我が問題なきゃ別に5番手なんでどうってことないんですけどねえ。

パク
はやければ今週末の復帰。長引いてますが6、7回は不安なので必要です。

下は日曜にスタジアムツアーにイベントの一巻で来てたドワイト・グッデン。開幕戦の時に書いた通りのまた微妙にトラブってますが憎めない人です。

8月にはメッツの殿堂入りします。とりあえずは元気そうなんでそれはいいでしょう。

☆メッツ
ホーム9連勝が日曜に止まって今日も勝てそうな試合を落としてどうも終盤やチャンスに力が入っているメッツ。まあ少なくともホームではいつもがんばってますがね。
ホーム7連勝でフィリーに行って初戦を取った後は1勝4敗だったロード。ずるずるは行くチームでないと書きましたがその通りではあるんですが、強くもないですね(笑)
プレーオフ争いは夏までは少なくともすると思いますけどね。

バラハス ブランコ
の捕手2人が金土と連続サヨナラHR。違う捕手が2日連続で打つのは史上初だそうで。

ライト
9打席連続三振(四球は間にありますが)を含めて三振王になりそうな勢い。(ちなみに1位はアリゾナのスターでライトと同じ地域出身のジャスティン・アップトン)
今日は2安打で復調しそうな気もしますが今年はかなりアップダウンが。。。昨年のパワー0よりはいいんでしょうが。。

デービス
アイクはデビュー後素晴らしいですね。ほとんど文句無しです。一塁の野手からの送球の捕球がたまにいまいちですが、それ以外はいまのところ左腕も打ってるし、難しい球も無理せずにバットに当ててます。そのうち更に長打も増えるはず。既に2度ベンチに落ちながら捕球もしてるし人気者になりそうです。

五十嵐
そろそろ復帰が近いよう。彼が戻って来るとブルペンはかなり助かります。ここまで頑張ってますが、五十嵐は必要ですね。

ベルトラン
もうすぐ軽く走れそう。打ってはいるようですが復帰はやはりオールスターくらいまでずれ込みそうですけどね。強く走れて何もなければそこから3週間ほどで行けそうですが。。。

レイエス3番
いつまでやるのか知りませんが、特に誰にも特になってないですね。別に3番でもいいですが。。

ベイ
の調子を上げるためってのがレイエス3番の理由の一つですが、スランプでそうになってまたダメですね。うーん。2008年の一番悪かった年のようです。。。ファンタジーベースボールで持ってたので良く知ってます(笑)

ペレス
今週末また先発するようですが。。。ここまで投げてみないとわからんのはマズい。ホントいっそのこと彼もゲーリー・マシューズも切ってしまいたいところね。。。

クリス・カーター
ついにメジャーへ来ますね。苦労人のグランドでは気合いが入り過ぎの怖い人ですが打てるのは多分間違いないはず。カタラノットが切られました。当然です。 もっと読む

2010年5月9日日曜日

Yankee Stadium No More ヤンキースタジアムの終焉

この土曜日、5/8についにヤンキースタジアムが消滅しました。

最後のスタンドがこの2週間近くずっと残ってましたが、ホームスタンドが終わり、人の少ない週末になったので落とされました。

これが週の始め。

これが週の中頃。
そしてここからが土曜日ね。



これは僕の友人トニーが撮ってたビデオ。高画質で取ったのであまりに重いので、彼がアップしたやつを貼付けました。Facebookからね。
新スタジアムのオフィスというかカンファレンスセンターの辺りから撮ったものです。画面の真ん中くらいをクリックすればスタートします。
始めの1分くらいは特に何も起きません。ワイヤーを建物に引っ掛けてショベルカーで引っ張って落としてます。
女性の声で「Oh my God! I'm gonna cry..」と入ってますが。。その通りですね。
死んでく姿を毎日のように見ててすでにずっと心が痛んで、いまさら、やっとかという感じも多少しますが、やはり寂しい限りです。


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