2009年12月15日火曜日

さらば松井秀喜

うーん、こんなタイトルで特に色々書こうとは思ってないですね。現時点では。今後気が変わるかもしれませんし、今後ファンや関係者と話して何か思えば書くかもしれませんが結構ここ最近いっぱい松井の事はいっぱい書いちゃったんでねえ。。ちょっと書けない話とかなりありますけどね(笑)

僕として気になる事はヤンキースは松井に条件を出す気があったのかどうか?

もともとシーズン中から松井との契約は可能性がほとんどないと言われてた事ですし、僕がそれなりに信頼してるソースがDHには松井に限らず金を使う気がないと、ヤンキースの予算が決まる前のミーティングでは決まってたのは100%間違いないと言ってたのは頭にあったのでこうなったことも驚きではないんですけど、やはり実際起きるまでは信じられないというのはありました。

ヤンキースの来季の予算は(今年の収益が予想以上に多かったため)予想よりも多くなったとの話は聞きましたが、やはり基本方針は変わらなかったのかなと思いますね。
実際DHに金を使う気がないかどうかはすぐにわかりますが、松井にオファーすらなかったわけなんでその通りと取っていいんでしょうね。

ホントのところは分からないと思いますが、オフも遅い時期になって金が余れば考えるという程度だったかもしれないし、ヤンキースとしてはオファーする気もなかったからこういう風に他のチームが早い時期にそれなりの契約を提示、それも守備も少しやらせてもいいというものが出たのは逆に良かったと考えてたのかもしれません。
もちろん、DHとして出来れば契約したいけれど、予算もあるし、どうしても他の補強が終わらないと条件は提示できないというのがホントだったかもしれません。

松井としては単に待つ気がなかったのかもしれないし、守備というのがホントに大きかったのかもしれないし、ヤンキースからは契約がでないとやはり知らされていたのかもしれないし、最低DHでしか契約がないのは分かってたわけですしね。

個人的にはヤンキースからもオファーがあって同時に他からよりいい条件がある場合にどうするかが見たかったんですけどね。

エンジェルスがこの時点ですでにここまで動いたのはちょっとびっくりはしましたが、1年で6.5ミリオンなら文句無しです。
現時点ではみんなにとって良かった様な気がしてますが、どうなるでしょうね。
松井が結果を出せばさらに長くエンジェルスにいる可能性も高そうです。
怪我が無きゃ打ちますからね。

とりあえずはヤンキースのホーム開幕戦(既に何度も書いてる様にエンジェルス相手ね)が楽しみです。

さらば、ということで。
ヤンキースタジアムの記者席横にまだ残ってるワールドシリーズ第6戦のメンバー表。

松井がよく父親と食事をするレストランのサイン帳。門外不出らしいんで貴重だとはおもいます。僕が見せてもらったのは2007年の時でしたが、2009年のワールドシリーズの時のものもあるはずです。NYに来た時にはまた寄るんですかね? もっと読む

2009年12月14日月曜日

松井秀喜の行方9:松井エンジェルスと1年契約(決定です。更新中ね) その他ハラデイ、ラッキーなど色々追加中

と約1時間ちょっと前からニュースが出てます。(アメリカの月曜の午後2時過ぎから話が出てます)

1年6.5ミリオンだとESPNのバスター・オルニーが聞いたと。交渉が進んでるから、契約間近とまで言い換えてますね。彼の情報は通常正しい事の方が多いです。彼は分析とか予想は上手くないですけどねえ。

今後ヤンキースからもオファーがあるのか、やはりDHにはオファー自体をする気がないのか?

ちょいと追加:
昨日から噂があったロイ・ハラデイがフィラデルフィアに自分で行っているというのもどうやら本当のようで、大型トレードがあるかもですね。(それもクリフ・リーをトレードしてまで)
ボストンはエンジェルスからFAで今年の投手の中では目玉のジョン・ラッキーと5年85ミリオンで合意近し、というように色々起こりそうですね。
クリスマスモードに入るのが今週の終わりなのでそれまでに色々決まることはありそうです。もちろん去年のように23日にヤンキースがタシェーラで電撃合意があったようにそういうのもありそうですけど。

エンジェルスはこれでフィギンス、ラッキーと失うわけで松井も含めて他へプッシュがかかってもおかしくないところ。ラッキーはまだチャンスがあると思ってるようですが。。

このオフは大物日本人メジャーリーガーが初めてFAになるので日本のメディアの真の情報力が分かるかなあ,と思ってましたが、上のエンジェルスの話が本当ならやはり全然当てにならないことがわかりましたね。
こっちでもすでに松井に関して日本スポーツ紙が翻訳されたものがニュースになって間違ったニュースが伝えられたりもしてますが。。日本のメディアはアメリカのように噂は伝えなくて事実しか使えない、と思ってるアメリカ人が多い事も分かりましたしね(笑)

さらに追加:
NYポストのジョエル・シャーマンによると、エンジェルスは松井にレフトのチャンスを少し与える旨をヤンキースに伝えたらしく、そしてヤンキースは先発とデーモンの件が終わらないと松井との交渉には行けない、と伝え、松井側は早めの解決が必要と伝えたらしいですね。

さらにさらに追加:
三角トレードが基本合意だそうで(内容は微妙ですがハラデイがフィリーズというのは間違いないですね)

フィリーズからマリナースへクリフ・リーが、
ブルージェイズからフィリーズへロイ・ハラデイが、
そしてブルージェイズにはプロスペクトが何人か

現在、フィリーズはハラデイと契約延長の交渉中、フィジカル検査の準備も本当でした。
まだ,消える可能性はちょっとだけありますが、マリナースはホンキで来年は西地区でチャンスがあると思って補強がんばってますね。エンジェルスは常に上手い事してきますが、これでイチローもプレーオフのチャンスはあるかもですねえ。

上記のトレードはSIのジョン・ヘイマンがレポートした事ですが、彼によると松井にはエンジェルス以外に2、3チームが話をしてるらしいですね。
他に大きな事がいっぱい起きてるので松井の話題は隅に追いやられそうですが、まだ決定ではない感じなんですかね。

ヤンキースとしてはもしかすると年俸を長期契約の最後の方に多くしての内容でマット・ホリデイに行くかもしれない状況にはちょっとなってきましたね。

メッツはジェイソン・ベイにホンキになるんでしょうかね。今のところは一番手になりましたけど。

ボストンはマイク・キャメロンに興味はあるようで。それはヤンキースも一緒ですけど。

一番ディールが起きそうなのがクリスマス前の月曜日の今日から数日なんですが色々とありそうですね。

またも追加:
プロスペクト・ガイな僕としてはトロントがどの若いのを手に入れるのか気になるところですが、今ちらっと聞いた話では、どこにもまだ報道されてないんですが。。
ドミニク・ブラウン(フィリーズから)とフィリップ・オーモント(マリナースから)は入ってるらしいですが。。ホントなら悪くないですね。
ヤンキースはヒースス・モンテロもヒューズも出す気はなかったのでこれはこれでいいんでしょう。
話ではブラウンでなく、同じ外野手ではありますが、レフトになりそうなマイケル・テイラーみたいで、そうだとちょっと落ちますね。個人的にはあんまりテイラーは信用してないんで。

という事で:(4:45pm)
ヤフーのティム・ブラウンによると松井とエンジェルスの1年6.5ミリオンの契約は
as good as done (もう決まったと一緒)だそうです。フィジカル検査が終われば契約となる模様。その通りであれば明日か明後日の正式発表でしょうね。
ヤンキースからの大逆転はこの時点では無いと言うべきでしょう。

日本の人にとってはテレビではもちろん観戦に来易くなりましたね。イチローと18回当たるというのも魅力でしょうね。松井の赤はとても想像できませんが(笑)

で、ちなみに来年のヤンキースのホーム開幕戦はそのロサンジェルス・エンジェルス of アナハイムなんですねえ。
前に来年の開幕戦で松井への声援が聞きたいと書きましたが、ヤンキースタジアムで聞ける事には変わらなかったわけです。。。

優勝リングもそこでもらえちゃいますし。

その4/13−15以外には7/21、22にエンジェルスはNYに来ますね。

すでに移籍したら松井が初めてNYに戻って来る日に観戦に行きたいという人から連絡がちらほら来てるんですが。。

さて:
これは噂の粋みたいですが、西海岸のラジオではエンジェルスがレフトのホアン・リベラをブレーブスにトレードで代わりに先発のデレク・ロウと3年45ミリオンの契約をもらうらしいです。FOXのケン・ローゼンサルもレポートしてるのかな。ふむ。まだ追加の動きがあるんでしょうが、松井にレフトを少しはやらせるらしいんでね。

全然関係ないですが:
アレックス・ロドリゲスと彼女だったケイト・ハドソンが別れたそうで。
ついこの前、デービッド・レターマン・ショーにハドソンが出ててA-Rodの話題,ヤンキースの話題、松井は帰って来るのか?との質問、すべてに「アーハハハハ!」と甲高い声で笑いまくって一言も言わなかったですが(笑)
これでAロッドがまた打てなくなったら笑えますけどね。

という事で:
NY Timesのタイラー・ケプナーによると。松井とエンジェルスは合意だそうですね。
上に書いた様に身体検査でパスなら正式契約です。

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2009年12月9日水曜日

松井秀喜の行方8:ホワイトソックス、A'sと契約先の予想アップデート + ペティットなど

さて、今日の午前にヤンキースはアンディ・ペティットと1年11.75ミリオンにて再契約。

払い過ぎ? 37歳の投手に普通のチームがこれだけ払ったとすればおかしな話ですが、このケースでは当然でしょうね。これだけ早い時期に決まったのは、これでこのままでも来年に向けて戦えるロスターになったわけで、次の補強に自分らの望む条件内で(on their own terms)動けることになるので大きいでしょうね。

でも、これで先発への補強は終わってません。これが一番の課題なのは明らかでグランダーソンのトレードは先に起きましたが、ペティット、そしてもう一人を探すことになるはず。

キャッシュマンGMも今日そう言ってましたが、投手陣の値段が上がってると。
あと一人は常識的には高い値段の選手はありそうにないですね。もちろんロイ・ハラデイのトレード(現在エンジェルスがプッシュをかけてるらしいですが、真意はどうでしょう?)やFAの中では一番のジョン・ラッキーなどもある程度までは視野に入れてるでしょうが、on their termsのみのはずです。
現実的なのは怪我明けのBen Sheets(ベン・シーツ)でしょうかね。能力はエース級ですが肩やヒジは常に不安。今年は一切投げてません。
同様に怪我が常につきまとうけど能力は高いRich Harden(リッチ・ハーデン)がさっきレンジャースと7.5ミリオン+オプションで契約しましたが、それよりも安くて似た様な契約なんかができればいいんでしょうかね。

そうするとフィル・ヒューズかジャーバ・チェンバレンのどちらかがローテの保証になりつつブルペンに回りますね。話ではジャーバはやはり将来はブルペンか、という方向にヤンキース内では傾きつつあるみたいですけどねえ。
先発の厚みとしては他にアセベス、ゴーダン、ミートレ(残るかは微妙ですが)、イバン・ノーバ(今季成長)、ザック・マカリスターなんかがいますね。

で、このon their terms onlyってのは昨日のグランダーソン獲得で外野手やDHに対してもさらに強くなりましたね。
昨日書いた様にグランダーソンの影響は見方にもよるんですが、今日色々話した感じではデーモンか松井か?だけを見ると松井が戻って来る可能性が上がったとみるファンや球場関係者が多そうですね。

キャッシュマンはさきほどグランダーソンはセンターで右投手相手では2番を打つと言ってました。このトレードでデーモンや松井との再契約がないわけではないともね。
他にも色々と発言してましたが真意はいつものように微妙なところです。

さて、報道されてるようにホワイトソックス、エンジェルス、アスレティックスが松井に興味があると言われてますが、事実でしょうね。ただ、どのチームもDHの補強は最後でしょうし、DHと言ってもいっぱいいるんですよね。すぐに交渉がすすんで条件とかが出て来るとは思えません。

やはり前にも書いた様に長引いてヤンキースがいざ安い契約を提示した時に他からいい条件が無い場合に残留となるはず。他からいい条件が出るとは考えにくいところですが。。。
守備に関しては近いうちに書きますが、フルでやれるようにはならないですから、あんまり関係無さげですね。ミニキャンプをしてるようですけど。。

★ということで可能性のあるチームのアップデート。
契約の可能性は左からシーズン終盤、ワールドシリーズ後、今(太字ね)の順です。
前書いたものも流用してます。

・ヤンキース (20%-30%-31%
ここはもう説明なしですね。一応まだ本命ではありますが、本当に条件を出すかどうかは、他の補強次第ですかね。オファーが出た場合は当然安いですよ。1月に入ってからかもしれないし、もう少し早い段階もあるかもですね。
DHとしてしか見ないと何度も聞かれるので何度も答えてますが、それが他のチームも基本的には同様の見方ですよね。
デーモンと松井の両方が戻って来ることもあり得るとは思います。デーモンが1年契約をのめばですけどね。

・ホワイトソックス (10%-13%-22%
右ばかりの打線(クエンティン、コネルコ、ベッカム、コネルコ、リオス、ラミレス)なのもあり、左のティーエンをすでにトレードで取りましたが、DHは空き ますね。外野もレフト、ライトで機会がないことはなさそうです。なので松井のトレーニングを見に行くかもという話は出てますし、DHのみの選手は考えてないのも事実な気しますね。クエンティンもDHにまわしたいでしょうしね。
ケン・ウィリアムスGMはもともと松井はきっと年俸がウチが払うには高すぎになるだろうって 言ってましたが、上記のティーエンとも契約延長、このシーズン中も投手のジェイク・ピービー、アレックス・リオスと長期契約を抱えた選手をトレードで獲得してますし、すでに安いとは言えベンチ/DH/外野のアンドリュー・ジョーンズや一塁/外野のマーク・コッツェーとかも獲得、セットアッパーのJ.J. プッツと契約間近らしく、かなり使ってるわけで、年俸は払えなくはないですね。
NYブルックリン出身のオーナー、Jerry ReinsdorfはWソックスだけでなく、NBAのブルズ、そして断念はしましたがフェニックス・コヨーテス(NHLホッケーね)を買おうともしてましたし、金を使う気があるのかもですねえ。
ビジネス上もシカゴだし悪くないでしょう。中部地区はレベルは高くないのでプレーオフの可能性は十分。
ただ、優先はリードオフヒッター。ショーン・フィギンスはマリナースに行ってしまい、実はレフト/DHでジョニー・デーモンを狙ってるって話も。

・エンジェルス (15%-17%-15%
主 力4人がFAです。すでにライトのボビー・アブレユとは2年で19ミリオンにて契約(これが外野手の相場になってきます)。他の3人は三塁/何でも屋の ショーン・フィギンス、エースと言っていいジョン・ラッキー、元MVPで4番DHのブラディミール・ゲレーロ。他にもセットアッパーのダレン・オリバーも FA。
フィギンスはマリナースへ移籍。4年36ミリオンはマッチはできなかったわけです。
ラッキーにも大金は払う気がない様な素振り、ハラデイのトレードを押してるようですが、なんにせよ先発が一番の補強点。
DHゲレーロは力は落ちて外野もあまり出来ない状態なので放出のはずもオーナーは気に入ってるし1年契約とかならあるかもですね。
ゲレーロが戻って来ないとDHは一応空きます。間違った5年契約で2011年まで契約が年単位10ミリオンであるセンターのゲリー・マシューズJr.は自分が打たないからですが、飼い殺し状態なのでトレード希望ですが、取るチームはないでしょうから、彼がベンチ/DHというのは最悪あるかもですね。
ジェイソン・ベイの獲得、マシューズが無理ならばホアン・リベラをトレードなんてのもありそうでしょうか。
その辺が全て終わってDHが空いた時に資金があって松井が残ってれば。。。でしょうか。やる事いっぱいで上手く行ってないので可能性は下がってると言っときましょう。

・オリオールズ (10%-10%-10%
僕と今シーズン中にNYで会って松井の事を質問した人にはボルチモアが穴だと答えてました。
今 もそれは変わってないでしょうね。打者と契約するのは間違いないです。左右は関係無しですね。三塁、DH、一塁に空きを作れます。ルーク・スコットという 左のDH/1B/LFがいますが来季は調停にて4億円弱の年俸の予定、トレードや契約を更新しないこともあるかもしれませんし、彼を一塁にしてDHを補強 というのもあります。
松井の年俸も払えますし、ワシントンDCの近く、上原はすでにいますし、ビジネスとしてもいいですしね。若い投手が充実、マイナーも含め打者も育ちつつありますが、すぐには勝てることはありません。充実してるので外野のチャンスは無いに等しいですね。
球場はプラス、AL東地区というのも魅力ではあると思いますね。

ここは状況が変わってないですね。松井のマの字もまだ出て来てませんがどうでしょう?
現在はトレードの方を考えてる様です。今日、レンジャースから右腕でタフなケビン・ミルウッドを獲得、マーリンズのダン・アグラとかゲレーロとかどっちかというと右の打者の方が興味があるようですね。あとはクローザーですかね。上原はセットアッパーが濃厚な様で。
ここも松井に手を出すとすればオフ終盤ですかねえ。

・アスレティックス (9%-9%-10%
DHのジャック・クーストはFAでは無いですが5年目の選手になり、年俸調停権があります。彼に4億近く払うのなら、契約を更新しない可能性も。一塁や外野もプロスペクトはいますが空けられなくはないですね。
怪我でずっと終わっているエリック・チャベスの年俸のみが重荷になってますが、他へはお金が全然かかってないので1年契約ならば全然払えますし、場所柄(サンフランシスコ)ビジネスとしてもプラス。打者も必要です。勝つチャンスはちょっと無いですけど。

ここも興味はあると言ってますが上記のクーストをどうするか?今週の土曜日12日が契約を更新するかの期限です。他のチームからも多くの選手がFAとなる可能性があるわけです。
ここは他チームの使い古しをオフの終盤に獲得する、それもDH、事が多いですが松井も残ってて他からいいオファーがなければですかねえ。金は出せなくはないですね。取る意味があるのか?って言われると困りますがね。。

・タイガース (8%-5%-0%
不況が一番大きく影響してるデトロイトは噂になってた2人がトレード(エドウィン・ジャクソン、カーティス・グランダ-ソン)で、資金難がはっきりしたんで可能性は無くなったと言えるでしょう。いまさらDHに金を使う事はないはず。

・レンジャース (5%-4%-0%)
右の打者を探してますね。スターのジョシュ・ハミルトンもDHでかなり休ませながらの方いいはず。
また、オーナーの交代があるようで、どれだけオフに金を使えるかは微妙。地元でこのオフの投手FAでは筆頭のジョン・ラッキー獲得もないですね。

オリオールズへ一応エースのケビン・ミルウッドをトレードし、怪我は多いが可能性も高いリッチ・ハーデンと代わりに契約。レッドソックスから三塁手のマイク・ローウェルは獲得してDHにする事は考えてるくらいなんで松井はないですね。

・ロイヤルス (3%-3%-0%)
ここもほとんど何もしてないですね。チャップマンが話題ですがもう一人のキューバ組ノエル・アルゲレスと契約。まあそこそこ可能性のある人ではあります。総年俸は減らすようですし、松井も行く気もないでしょうし、ないでしょう。

・マリナーズ (5%-1%-0%
・ブルージェイズ (1%-1%-0%
・レイズ(1%-1%-0%

・ナショナルリーグのチーム(1%-1%-0%)
さすがに守備をほぼ毎日出来る証明なくして契約するNLのチームはないです。

・レッドソックス (0%-1%-1%)
パピをトレードしたらですね(笑)
これも面白いんで0にはしません。
シオ・エプステインGMがBridge Year(つなぎの年)と言ってましたが、大きな契約は難しいと考えてるようですかね。色々と昨年から上手く行ってないですし、金をのんでまでトレードなんて話しもあるようで大変そうですね。ワイルドカードでならプレーオフは行けますからね。


全部で88%にしかならないですねえ。残りはわからんままです。
何度も言ってる様に色んな条件がまざり松井にはそう簡単にいいオファーは来ないはずなのでヤンキースからオファーがあれば1年契約で残るんでしょう。 もっと読む

松井秀喜の行方7:グランダーソン獲得はどう影響するか? + そのトレードについて

このオフここまでメジャー全体で一番大きな選手獲得をしたのが今日のヤンキース。三角トレードにてデトロイト・タイガースからセンターのカーティス・グランダーソンを獲得。
他には下記のように選手が動きました。(まだフィジカル検査が終わってないので確定ではないですけどね)

ヤンキース→ダイアモンドバックス:イアン・ケネディ
ヤンキース→タイガース:オースティン・ジャクソン、フィル・コーク
ダイアモンドバックス→タイガース:マックス・シャーザー、ダニエル・シュレレス
タイガース→ダイアモンドバックス:エドウィン・ジャクソン

一般に報道されているのもそうだし、僕が聞いた話から前に書いたものもそうですが、ヤンキースの方針は変わってない証明だと思いますね。
特にレフトだけでなくセンターもFAからだけでなくトレードでの補強も模索するというのは当たってたわけで、DH専門は契約しないか、金を使わないかという方針も変わってなさそうです。

なので松井がヤンキースと再契約するかどうか?というのにはほとんど影響はないと言えるかもしれません。
これは見方にもよって変わります。

1. このトレードによってセンターがかなりのアップグレードになり、レフトは補強をしなくてもよくなった。デーモンに2年で20ミリオン(1年契約もあるでしょう)の契約がいやなら他に行けと言えるわけで、実際にいい複数年契約が他からあればデーモンはそちらに行くことになり、DHの補強として松井を戻す。レフトはメルキー・カブレラか他に安いのを取る。
もしくはDHはやはり取らずレフトにも仮に2年契約でもそこまで高くない選手を補強、メルキーはトレード。

2. 同様にレフトを補強しなくてよくなったわけで、デーモンはしぶしぶ安い契約をのみ、DH兼レフトとなる。メルキーが外野のローテに入り、DHはみんなで回す。もちろん松井とは契約しない。

グランダーソンの獲得でデーモンへの影響は当然あります。グランダーソンはもちろんレフトでも使えますが、このトレードでデーモンが帰ってこない事が決まりなわけではないですね。ヤンキースにとってデーモンとの交渉がしやすくなったのは事実、まだ交渉をしてるのも事実。

レフトへマット・ホリデイというのはないですね。ジェイソン・ベイも全く話は聞きません。
いつも言ってますがもちろん今回のトレードでもそうですが、キャッシュマンGM/ヤンキースはステルス攻撃が得意ですから、他に何を本当に考えてるかは微妙です。メディアにリークされない事が本当に多いですからね。

なんでデーモンが影響を受けてそれによって影響はあるのかもしれませんが、もともとの方針からして松井としては上に書いたように微妙な立場にいることは変わらないですかね。



さて、グランダーソンですが、一般的な批判としては三振が多い、(今年は特に)左投手を打てないというのがあります。人によってはセンターも別にうまくない、とあります。

ヤンキースとしてはマイナーや若手が大分溜まって来ている状態まで組織を改善できたので出し頃、そしてグランダーソンはあと3年契約が残ってます。(2010: $5.5 million, 2011: $8.25 million, 2012: $10 million, 2013: $13 million club option w/$2 million buyout)
常々、若い選手を出してかつ獲得した選手にも大金を払うことはしないと言ってますがグランダーソンなら方針にぴったりだったわけです。若返りに運動能力の高さを重視というのにも外れてません。

それでもそれなりに期待はしていたセンター/レフトのオースティン・ジャクソンらを出したわけで、グランダーソンが今年のように左が打てなかったり、打率の急低下、三振の多さを直せないと思ったら獲得したとは思えないですね。

生まれ持った能力がずば抜けてるわけでは無い彼ですが、努力にて期待以上の選手になった人。僕はメジャーデビュー時くらいから応援をしてるいわゆるHi Character (人格の高い人)の選手、すでに素晴らしいクラブハウスが出来てるヤンキースにさらにプラスのはず。

この程度の代償(A-Jaxはかなり穴も残る未知の人ですから。運動能力は抜けてますよ)ならヤンキースにとってはいいトレードでしょう。
何番を打つ事になるんでしょうね。

タイガースはやはり総年俸を減らさなければというのがあったんでしょうね。本当は他にトレードしたい選手がいたんでしょうが、グランダーソン、そしてエドウィン・ジャクソンはまだ年俸が安い方なんでトレードしやすかったわけです。チームの財政面がよくわかったトレードでしたが、それなりに若いのが返ってきたし、得に、マックス・シャーザーの可能性は高いですし、悪くないでしょうね。

Dバックスはなんでこのトレードをしたのか微妙ではあります。動脈瘤(のうどうみゃくりゅう)からうまく復帰できたっぽいケネディが4番手級に成長して、ジャクソンが完全に精神面で成長すれば来年以降強力なローテは保てるかもですけどね。。 もっと読む

2009年12月7日月曜日

ウィンターミーティング開幕、恵比寿にある優勝トロフィー

選手の契約やトレード以外にもなんだか色々あるとの話のウィンターミーティングが始まりました。
既にヤンキースからはブライアン・ブルーニーがナショナルズへトレードになってます。ブルーニーは契約更新をされない可能性が高かったので、こういうような選手のトレードは何個か起きるはず。マリナースが今年のFAの中ではトップクラスのショーン・フィギンズと基本合意ですが、まだ自チームの三塁手のFAのエイドリアン・ベルトレが年俸調停権をどうするか未定なんで完全決定ではないそうで。
この3日間ほどで色々決まるはずです。が、毎年書いてますがここで基盤を作って、これからというのがストーブリーグですので。

ちょっと色々忙しくて3つほど記事を書きかけのままアップせずにWミーティングになってしまいました。また機会を見てアップしますね。

関係ないですが少し気になる事。
東京・恵比寿のMLBカフェにヤンキースの優勝トロフィーが先週の木曜12/3から展示されました。この事は知ってましたが、このブログを読んでくれてるある方が見に行ったそうで写真を送ってくれてふと気づいた事が。。。

まだ、トロフィーはヤンスタにある。

という事。

少なくとも12/3(NY時間、日本時間の12/4)にはフルタイム以外や直接球場であまり働かない従業員などのためにトロフィー撮影会が開かれたので確認済み。

2000年からティファニーがトロフィー系は全てつくる様になったんですが、それ以前はトロフィーは3、4個つくられてチームに渡されたのは事実。

最近はどうなのか知りませんがやはり2個以上つくられている証拠です。

恵比寿のMLBカフェのものは選手らの指紋が残ってると宣伝もこの写真を送った方も言ってましたが。。。
どうでもいいのかもしれませんが、どっちがホントにフィールドで渡されたもんなんでしょう。。うーん。

これが日本にあるやつ。M様ありがとうございました。


これは僕の友人のピートが12/3に取ったもの。
僕の場合はヤンキースにとってはindependent contractorでしかないんで招待してくれませんけどね。無理に頼めばいいでしょうが、そういう性格ではないんで(笑)
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2009年12月3日木曜日

デ〜レク・ジ〜タ〜

とまあ、9月12日にアップするはずだったんですが、色々と忙しくて眠ってたポストです。
Sportsman of the yearにもなったことなんで、出しときます。

雨の9月11日、ルー・ゲーリッグが持つ通算球団安打記録を更新しました。
今年のヤンキースのハイライトの一つです。もちろん優勝したし、プレーオフも面白い試合が多かったんで忘れちゃいそうですが、レギュラーシーズンではトップ3に意義ある試合でしたね。

ゲーリッグに並んだ時。ここでこの記録がどういう意味かってのもちょっと書いてます。
http://sportsworldny.blogspot.com/2009/09/blog-post_10.html


まずはその時の様子。ちょっと長いですけどね。
実際の盛り上がりはタイにした時の方がよかったかな。

達成後、ビッグスクリーンには両親と彼女のミンカ・ケリーが映ってましたね。
ちょうどこの前からジーターは彼女と婚約したという噂が出て話題になってました。ジーターは完全に否定してますが、今までの彼女の中で一番それっぽいです。


これはジーターのゲーム使用のジャージー。上だけですよ。パンツ無し。
いくらか知ってます?


10000ドル。100万円です。今のレートでは違いますけど。

右が今年ので左が昨年の。ジーターが実際試合で着たもの、ということです。オンラインでも買えますが球場内でも買えます。正確にいつからいつまで使ったのかは分かりませんが試合で使ったのは事実。(球団から支給されてるのはホーム,ロードともに2枚ずつ。ダメになればさらに。この利益はジーターにも球団にも行きますね)

ちょうどジーターが記録をつくる前にジーターのファンだという方が日本から来てて、購入するのを手伝ったんですが、2枚で2万ドル!

で、ジーターが記録をつくった直後にこの店に行って知り合いのマネージャーに「値段上がったの?」と聞いたら、向こうもジーターのユニフォームの事を言ってるのは言わずと分かり「12000になる」と。
でも、ある人の背中に指をさしながら「でもあの人が買っちゃうからもう無いよ」と。
そしたらしばらくジーターからもらえないだろうとのこと。実際今は売ってないですね。

価値が上がってついてますねえ。

あとは写真を何枚か。

試合前。9/11ということもあり大きな国の祝日に被る赤キャップでしたね。



フラッシュいっぱい。

達成直後。Tシャツが一斉に段ボール箱から出されファンが群がってましたね。

で、かなり天気の悪い日だったし、早々とジーターが決めてくれたんで試合終わり頃にはこの有様(笑)
そう言う意味ではこの日に達成でない方がよかったかもでしたけど。 もっと読む