2008年12月11日木曜日

C.C.でなくJ.J.が来た。

いやあJ.J. パッツはタイガースに行くと思ってましたねえ。
びっくりの三角、計12選手のトレードがメッツ、インディアンスとマリナースの間で成立。

マリナースのクローザーのパッツがメッツへ。一緒にジェレミー・リード(元トッププロスペクトもいまいち)とショーン・グリーンも。

パッツはフランシスコ・ロドリゲスの前の8回を投げる事に。クローザーの経験がある投手(ヒューストン・ストリートとかブランドン・ライオンとかね)をセットアッパーに持って来たいのは分かってましたがパッツはもっと獲得が難しいかと思ってましたね。タイガースとも話がすすんでたみたいですが、今日になって上手くいったようです。
パッツは去年はヒジの怪我もあってダメでしたがその前の2年は恐ろしかった。もともとここまでいい投手になるとは思ってなかった投手で多少不安ではあるんですが、8回ならいいんでしょう。
本人も問題ないと言ってる様で。

メッツからは控えの外野手で人気者も打力が足りないエンディ・チャベスと右の横手ワンポイントのジョー・スミス(彼はインディアンスへ。メッツとしてはグリーン獲得で同じタイプもダウングレードになってます)とプロスペクトで守備位置がなくて左には弱いかもだけど、相当打てるかもなマイク・カープとその他2人のマイナーリーガー(一人はプロスペクトですね)が出て行きました。
そして問題のアーロン・ハイルマン。チーム変更が絶対に必要なほどおかしくなってしまった彼にはマリナースでがんばってほしいもんです。先発やらさせてあげたいね。

メッツにとってはやるしかないトレードだったでしょう。
マリナースにとっても悪くはないんじゃないかな。(個人的にはインディアンスから行った、まだまだちょっと期待してるフランクリン・グティエレスにしっかりチャンスを与えて欲しいね)

次は先発投手のメッツはデレク・ロウとオリバー・ペレスの代理人であるボラスと会うよう。ロウはヤンキースに行きそうな勢いでしたがまだ分からない感じですねえ。
ミナヤGMはまだまだ補強はすると言ってましたがそうなって欲しいもんです。K-Rodとパッツでとりあえずはメッツファンは一安心といったところでしょうか。 もっと読む

2008年12月10日水曜日

メッツはK-Rodで打ち止め?

ヤンキースのサバシアの超高額契約で一気に影に隠れましたがメッツはとりあえず最大の課題であったクローザーにエンジェルスからのFAのフランシスコ・ロドリゲス(K-Rod)を補強。
3年で37億円とまあおいしい契約です。ビリー・ワグナーが怪我で今季ダメだけど保険が利かないので2重払いになることを考えたら大変なんでしょうけどね。クローザーを必要としてる金持ち球団が他にいなかったことと他にもフエンテスとかケリー・ウッドにトレバー・ホフマン、トレードでも獲得できそうなのが結構いて市場の原理で値段が落ち着いたというところです。K-Rod自身もメッツに(NYに)来たかったようでうまくいったわけ。

去年の世紀の大沈没、今年もおんなじ様なことを繰り返して、新球場(経営がやばいシティ・グループですが名前はシティ・フィールドのままね)ができることを考えるともう一個くらい大きな補強が必要ですが、どうなんでしょうねえ。先発でデレク・ロウが欲しかったようですが早々に白旗みたいですしね。。


以下が現状。


ローテ:
Johan Santana, Mike Pelfrey, John Main。新人左腕Jon Nieseは候補。Oliver Perezとの再契約は微妙。4年とか5年の大型契約は怖すぎ。ペドロも微妙ですが、潮時からもしれません。彼はきっと脱皮して真のベテラン投手になると思ってますけど。。ロウが欲しいようですが大金を払う気はないようで。ガーランドとかウルフとかいわれてますが、もう一人は金使って取らないとやばいですねえ。

ブルペン: Francisco Rodriguez, Pedro Feliciano, Joe Smith, Scot Schoeneweis, Brian Stokes, Aaron Heilman, Duaner Sanchezあたり。 ハイルマンは間違いなくトレードになるでしょう。それがみんなのためです。フェリシアーノ、ショーエンワイスも微妙。トレードやFAであと一人は確実なのが欲しいよう。ブランドン・ライオン、ホアン・クルーズもしくはトレードでヒューストン・ストリートとかね。サンチェスが復活してくれれば一番なんですが。。

C: Brian Schneider/Ramon Castro:どちらかをトレードすることに問題はないようで補強したいみたい。
1B: Carlos Delogado:マーク・タシェーラはないはずでデルガドもトレードはされないはず

2B: Luis Castillo:去年誰が見ても4年契約で払いすぎたのはわかってたカスティーヨでしたが最悪のシーズンを送ってしまったのでトレードのしようがないかんじ。オーランド・ハドソンがほしいといわれますが。マイケル・ヤングにデービッド・エクスタインの名前もでてますね

SS: Jose Reyes
3B: David Wright
LF: Daniel Murphy:ラウール・イバネスが欲しいみたいですけどねえ。マニーはないはず。。ミナヤGMは欲しそうですが。

CF: Carlos Beltran
RF: Rian Church:チャーチはNYとチームメートが嫌いとかそうでないとかいろんな話がでてます。トレードもあるかもね。ジャメイン・ダイをトレードでって話はでてましたが、むずかしいでしょう。

ベンチ: Fernando Tatis, Endy Chavez。まさかの復活をしたタティースはがんばってほしいですね。この2人以外だとA・Reyes、Nick Evansとか若手を使う手もありますが、どうでしょうね。

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サバシア、バーネット、ロウ、王にジョバのローテ??

サバシアは昨日書いたように3年後(69億円)に契約から抜けられる条項を付けて、7年161億円に決定のようですね。投手としては昨年のメッツのヨハン・サンタナの6年140億弱を超えての史上最大。

サンタナの希望球団からの反応がいまいちだったのと、これでもかっていう金額を出されて契約を抜けられるとなればそりゃあサインするわね。
でもやはりNY自体は乗り気でなかったのは事実。メディアとかファンの厳しさを敬遠というよりも家族がくらす環境でしょうけど、インディアンス、ブリューワーズでは想像できなかった世界にきます(どれだけNY経験者から話を聞いても実際に来てみないとわからないと僕もなんどもかいてます)。
家族の環境なんてコネチカットのいいとこにでも住めば通常問題ありませんが(引退したマイク・ムシーナもNYがいやでしたが大丈夫でしたね)、NYの重圧に耐えられるかはやってみないとわかりませんねえ。彼は体は馬鹿でかいですがちゃんと管理をしてるはずですし、性格ややる気には問題がないのは聞きますが不安ではありますね。
やはり絶対にNYで成功したいと思ってくるか、そういうのに全く影響されない異常な人でないとうまくいかないと思いますねえ。メンタルが弱いとはいいませんがメンタルの準備ができるかぎりできてないと。

まあ、来年の新球場での彼の投球が楽しみになったのはまちがいないです。

これも昨日も書きましたがヤンキースはどうやらサバシアをとった後もさらにプッシュするようでデレク・ロウもなんだかきそうな感じ。AJバーネットはブレーブスも本気のようで微妙ですが、ベン・シーツとかぺティットもふくめ強力なローテを金が買いそうな勢いです。常識的にはあと一人だけでしょうけど2人とっちゃいそうな。。

一塁のタシェーラはさすがに無理だとは思いますが、怖いですねえ、悪の帝国にまたなるんでしょうか。これで勝てないと笑っちゃいますけどねえ。
ハンク・スタインブレナーはマニーもほしいとかまた言ってるらしいのも笑えます。 もっと読む

ヤンキースの冬、C.C. サバシア、上原、ウィンターミーティング

去年の今頃はヨハン・サンタナのトレードで盛り上がってましたねえ。その前は松坂大輔。
時が経つのは早いもんです。

ということで今年もメジャーリーグのウィンター・ミーティングが行われてます。ご存知のように個人的にはそれどころではないのかもしれませんが、当然情報はチェックしてます。
去年やその前のように色々とシェアまでする時間はないのが申し訳ないです。去年のように変に情報も入って来ないですしね。半分当たりましたがあれは疲れました(笑)
いまさら興味のある人は旧ブログまでどうぞ。

今年はミーティングがラスベガスということもあり、かなり選手が自分で登場してます。ちょっと遊びながら、交渉できるってのはいいですねえ。
ちなみに単に選手と代理人とチーム関係者らが契約やトレード交渉をしてるだけでなく、MLBという産業(マイナーリーグも含め)に就職したいとか色々売り込みたい人達も集まってます。
世間があれですから職を探すのは大変でしょうけどね。不況には縁がないと言われてたスポーツ界も当然ながらコーポレートとの関係が大きすぎる今となっては影響がでてますね。NFLもそうですし、人員削減がされてます。個々の球団はまちまちなんでしょうけど。

さて、ヤンキースと言えば気になるのはやはりC.C. サバシア。
先発陣の補強は不可欠で今年若手に期待をかけ過ぎたミス(まあ、最悪のシナリオになるとは誰も思わなかったでしょうけど)を繰り返す気はないようで相当な金額を使うようです。

サバシアにはもう一ヶ月近く、6年140億円と言われるオファーを出してますが、返答はまだ。
明らかにサバシアは家を建ててて家族がいて生まれ育ったカリフォルニア、西海岸希望。できれば今年の後半、味をしめたNLのチーム(去年のサンタナではないですが投手が打つので楽で、自分も打席に立てるというのがいいようで)。
ドジャースかジャイアンツ、もしくはエンジェルス。
まあ、いつものように情報が交錯してて、ジャイアンツがウィンターミーティングあとにサバシアと会ってオファーを出す、獲得できる、などと言われた後にジャイアンツのGMがサバシアはあくまで打撃陣の補強が出来なかった時の為だとか言っててホントのとこは微妙。
このオフはなんかそういう嘘に近い情報が流れまくってます。(ネットとか情報が伝わりすぎ、早すぎのご時世ですから仕方ないのかもねえ)

ヤンキースとしてはその辺のサバシアの希望と最高の条件を出しても来ない可能性が十分あるのは分かってるようで、AJバーネット(4年64億から5年)やデレク・ロウ(4年65億)、ベン・シーツといった所にもかなりプッシュをかけてるよう。

個人的にはサバシアはヤンキース以外と契約するだろうと思ってましたし、ヤンキースファンの中には6年140億も提示しておいてなんでまだ合意してないんだ、と怒ってるのも多くいる状況でしたが、どうやら今日になってヤンキースの方からサバシアが6年契約中に契約から抜けられる条項を入れるような事を含めてもう一度サバシアと会ったようで交渉に進展があるかもという話が。
上にあげた3チームもどうやら本気で交渉まではする気がないようで、ミルウォーキー・ブリューワーズは条件を提示してるものの限界が。なのでサバシアの方もヤンキースの条件に手を加えることで合意に向かう可能性が。。

サバシア(もしくは家族)がNYを気に入らなかった場合に抜けられるようにするのはいい手かもしれませんが。。。NYってとこには本気でやる気で来ない限り成功はできないんだけどねえ。。。

まあどうなるかは分かりませんが、これをいい兆候とるべきなんですかねえ。サバシアは不安な気がしますけどねえ。しばらく結果はでないかも?

日本からはそれほどパンチのあるFAやポスティングがないのは事実。田沢は話題にはなりましたけど、どうなんでしょうねえ。彼みたいなケースは初めて(正確には前例はあると言ってもいいけど)なので注目ではあります。
一番名前があるのは上原ですが、過去にヤンキースと日本をつなぐ仕事をしてた人に言わせると少なくとも6−8年前まではヤンキースとしては松坂よりも上原を評価してたようです。その後もスカウトをしたのかは知らないですし、井川の失敗を認めてるように日本向けのスカウトを改善するようなので獲得はないとは思いますが、上原を欲しがってたのは事実なのであるかもしれませんねえ。



最後に現時点では来季のヤンキースは以下の様になってます。

ローテ:
Chien-Ming Wang, Joba ChamberlainにAlfredo Aceves, Phil Hughes, Ian Kennedyは候補。Sabathia, Burnett, Lowe, Sheetsらを狙ってます。サバシアを取れても他にもアタックするはず。ムシーナは引退。残念です。ペティットは戻って来たいみたいですが微妙?

ブルペン: Mariano Rivera, Brian Bruney, Damaso Marte, Jose VerasにPhil Cokeとか色々。

C: Jorge Posdada:彼なら復活するとは思いますが肩は不安
1B: Nick Swisher:トレードで獲得。おいしかったと思いますよ。絶対とは言いませんが打者の目玉のマーク・タシェーラはないでしょう。多分ボストンに行くはず。
2B: Robinson Cano:相変わらずドジャースと外野手のケンプと交換の噂はあるが。。
SS: Derek Jeter
3B: Alex Rodriguez:この人はやはりマドンナ、WBC今回はドミニカ共和国で出場とか話題欠かず。
LF: Johnny Damon
CF: Brett Gardner/Melky Cabrera:誰か獲得したいんでしょう。
RF: Xavier Nady:アブレユは多分戻って来ませんね。そうすると3番に穴ができます。
DH: Hideki Matsui:基本的には今年と一緒DHでたまにレフト。デーモンか松井をトレードって事はないとは言いませんが、いい話はないでしょうねえ。単にトレードしたいだけなら契約最終年だしヤンキースが13億のうち多くを肩持つなら、しやすいとは思いますがね。もちろん拒否権はあります。この冬は球場にリハビリとかに良く来てましたね。

ベンチ: Jose Molina, Cody Ransom, Cabrera/Gardnerランソムでなくて確実な内野の控えが必要?ニック・プントーの名前は出てますね。カブレラかガードナーが4番目の外野手ってのはいいと思います。

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