2010年3月28日日曜日

メッツの今年とオープン戦のここまで

★ヘンリー・メヒーア (Jenrry Mejia)
今一番の議論はこれでしょうね。メッツのトッププロスペクトの20歳のメヒーアを開幕からブルペンでの武器として使うか?現時点でおそらく通用する能力を持っていますが長期的にはやはり先発で育てたいというのが今までの方針。
94−96マイルで手元でクイっとまがるカッター、まさに昔のマリアーノ・リベラのような球なんですが、たしかにそう簡単には打てない。特に短いイニングならば。もちろんリベラの様なコントロール/コマンドはないんですけど。

ドミニカ共和国出身なんですがちょっと他の選手とは違う。かなりの極貧で育ってるのは変わりはないですが、15歳まで野球をしてなかったんですね。通常小さい頃から道ばたでグランドで夢中になってるもんですが、彼は興味がなかったらしく、朝と夜に靴磨きをしてお金をかせいで間に学校に行ってたらしいです。それ以外の時間は家でテレビを見てるだけなのを見かねた母親が野球でもやって外行けと言われたので渋々グランドに行く様になったそう(それも弟がプレーしてるのをスタンドからみるだけ)。

で、その頃に国民的スターであるペドロ・マルティネスがメッツと4年の契約をした事が話題になり、いままでなんでみんな夢中なのか分からずに気にもしてなかった野球をやれば金持ちになれる可能性があることにやっと気づいたそう。それでマジメにやり始めて140キロ近くを投げれるようになり、数球団からオファーが来る様になり、メッツとのテストの時に提示されたのが一番よかったので即決入団となったそう。

今ではもちろん野球も好きでベストになりたいと思っていますがビジネス的に捉えてるのは変わらず。よくも悪くも大人なわけ。ちなみに体型はちょいとずんぐりですがかなりの筋肉質ですね。

先発として、それもエースに近い可能性を持ってるならば我慢して育てるのが定石なんですが、上に挙げたように既に通用以上の球を持ってて結果を出していること、物怖じをするような素振りがないこと、なによりブルペンが現時点でかなり不安なこと等の理由で連投まで試すところまで来てます。
既に昨年の終わりから今年ブルペンで使えないか?とメッツとしては秋季リーグでも様子を見てましたがマイナースタートを決めたものだと思ってました。

本人はどの役割でもやる気満々だと思うし、一日でも早くメジャーにあがりたいだろうしね。もちろんお金も最低年俸でもマイナーとは比べ物にならないくらいもらえます。

最近ではヤンキースのジャーバ・チェンバレンが先発からリリーバーとしてメジャーデビュー、そして先発に戻ったり戻らなかったりしてます。多くの投手が将来は先発でもリリーフから始めててメチャクチャな事ではないですが、通常はシーズン途中からのメジャーデビューですし、彼は経験が浅すぎで将来が先発ならば変化球やチェンジアップの上達がかなり遅れてしまうので目の前のことしか見てなさすぎな判断と取るのが普通。
彼自身は以外と器用そうな感じで今後もっとチェンジアップやカーブ、スライダーが平均レベルまで安定して投げれる様になるような気はします。

今年AAからAAAで最低2ヶ月は先発で投げさせてそれからメジャーでリリーフというのが普通なんですがメッツの事なんで始めからブルペンにいれてしまいそうな。。。

もちろんメヒーアは結果としてリリーバーに向いているのかもしれない。現時点ではだれにもわかりませんが先発としての可能性が高いうちはコースは外すのは。。
マリアーノ・リベラだって元は先発、ジャーバだってリリーバーで落ち着く可能性は高くなって来てます。ボソックスのパペルボン、ドジャースのブロクストンがメジャーのクローザートップ3ですがみんな先発からの転向組。いつそれをどう判断するかも大事なんですが。。

すでに連投も経験して、開幕ブルペンスタートで内定なのかと思ってましたが、コーチ、選手は彼のメジャースタートをサポートしてるようですが、上層部はやはり2A, 3Aでの先発を考えてる様な雰囲気です。オープン戦で短い回ばかりになってしまったのでシーズン当初は短い回しか投げられなくなるし、中盤以降のメジャーデビューの時にまたリリーバーに戻すことになるとちょっといじり過ぎ。。。こわれないといいですけどね。

★プロスペクト
メッツはマイナーのシステムが弱いと言われ続けています。実際その通りですが一部で言われるほどひどくないという証明をしてるのがこのオープン戦。
上のメヒーア以外にも元ヤンキースの投手ロン・デービスの息子の一塁手アイク・デービスは典型的な左打ちのスラッガー候補、怪我が多くまとまった活躍をしないので年々評価は落としているけどこの春は見違える活躍をするまだ22歳の外野フェルナンド・マルティネス、今季の開幕5番手候補筆頭で上手く行くと化ける可能性は秘めてる左腕のジョナサン・ニース、ショート/二塁でエンジェルスのメイシアー・イズタリスのような使えるユーティリティになれそうなルーベン・テハダ。少なくともこの5人は今年メジャーのチームを助けられるし将来はレギュラーからスター級。トレードはしないと思いますがそこでも使えます。
オープン戦はこういうのを見る機会が増えるので僕は幸せです。

★先発ローテ マイナス ヨハン・サンタナ
でまあ他は悪いというか不安な話題が多いんでしょうがまず一番はこれ。サンタナのあとは誰が?
昨年2、3、4番手が怪我と不調でどうしようもないシーズンでしたが、今年も同じマイク・ペルフリー、オリバー・ペレス、ジョン・メイン。オープン戦の成績はほとんどの場合無視してもいいくらいですが、3人とも頭に問題があり、体と両方に不安を抱えてるメイン、ペレスなので好投しないと不安は増えます。3人とも防御率は6点、7点台の世界。内容もいまいちです。体はいまんとこ大丈夫ですけどねえ。
5番手は上記のニースになりそうで、5番手としては平均以上になると思ってますが。。彼が2、3番手になるような活躍でもないとこのローテはやばいかもしれません。
2006年のマジカルなシーズンが終わってこの3人が順調に成長して行くはずでしたがペルフリーの2008年を除いて毎年悪くなってるような。

よく言われるのが、なんでこのオフに先発を補強しなかったのか?

いまでも議論でわかれるのはジョン・ラッキーに払い過ぎても契約すべきだったか?ボストンが払った額の価値はないとは思いますが、サンタナの次の投手が必要だったのも事実。値段さえ合えばいわゆるInning Eater (投球回を食える人)で退屈かもですがタフで怪我をしない可能性が高い投手が欲しかったんでしょうが、メッツの予算に合う投手がいなかったよう。無理に変な契約をしなかったのは正しいとは思ってますが、今年もこの3人のうち一人も計算できないような雰囲気で開幕を迎えると憂鬱にはなりますね。まあ、シーズンが始まってから判断を下すべきなんですが。。。

★ジェイソン・ベイ
で、投手でなくて典型的スラッガーのベイをFAで取った訳です。契約した時は微妙な気もしましたが、おそらく悪くはない契約のはず。年数も長く年俸も高いですし、他に欲しい球団も特にはなかったんですが。。。
結果的に主力のホセ・レイエスはおそらく1、2週間とカルロス・ベルトランが一月以上アウトなんでベイがいるのは大きいですし。
昨年の途中でのトレードできたジェフ・フランコアーとともに野手でメディアの相手をデービッド・ライトの代わりにできるのもプラス。
シティ・フィールドはHRが出にくいのは事実ですが全く打てないほど大きくもない。
右中間からセンター左中間は深いですけどね。ここまでの感じからも体は全く問題なさそうだし、期待通り打つはず。

★レイエス、ベルトラン
レイエスは甲状腺の問題でアウト。いわゆる怪我というよりも病気ですね。治療と投薬で通常に戻って復帰は間近のはずですが開幕はまずアウト。昨年の怪我だらけのシーズンのあとにレイエスがまたアウトってのは、かなりのショックでしたが長引かなかったのはよかったですかね。
ベルトランはヒザの怪我でリハビリをして昨年も長く休みましたが、このオフになって手術。それをメッツが認めてなかっただのってことで揉めてましたが、手術が必要になってもおかしくない怪我。松井秀喜のヒザと似たような症状です。おそらく帰って来たあとは普通に打つはずですが、守る方はどうでしょう。
パガーン、マシューズが穴を埋められればいいですが、下手をすると5月終わりまでいないんでね。。。

★打線、守備
ライトは昨年はスイングがおかしくHRが出なくなりましたが、.300-30HR-100-20SBレベルに戻るのはまちがいないと思ってます。実際オープン戦ではいい感じです。
一塁のダニエル・マーフィーがどこまで力を出せるか?ダメならば上記のデービスが早期に上がってくる事もありえそう。いまのところこの春は結果が出てないんでファンはかなり文句を言ってますがシーズン入ってからすぐに打たないと外されそうですね。
あとはフランコアー、カスティーヨが去年レベルを打ってくれないとキツい。
フランコアーは守備は一流ですが、カスティーヨは。。。内野の守備全体が昨年は終わってたんでその辺がよくなってもらわないとね。。まあ、カスティーヨは去年と同様に試合に出れるだけでもよしとしないと。
捕手は新加入のロッド・バラハスとヘンリー・ブランコのベテランの守備、リード重視コンビ。打つ方は2人とも打率はともかくパワーはまあまあ。昨年に比べればレベルアップですね。
ベンチは最後の1人がまだどうなるか分からないですが個人的には苦労人のクリス・カーターにチャンスを与えたいところ。ここまでは打ってはいますが。。

★五十嵐、ブルペン
五十嵐はあんまり変な事せずに速球のコマンドに気をつけてスプリッターとともに思いっきり投げた方が良さげだと思います。いまんとこダメなんでファンはあきらめてる感じですね。少なくとも始めから8回をまかされる事はあり得ません。
クローザーのフランシスコ・ロドリゲスは去年はチームの調子とともに落ちて行きましたが、そういうタイプだと思うのでチームがいい限りはいい投球をするでしょう。左腕のフェリシアーノは左相手にはリーグ屈指なのはもうわかってることで心配はないですが、それ以外は不安でいっぱい。先発もリリーフも不安がいっぱいなのはヤバいですねえ。
上記に上げたメヒーアが確かに一番のオプションな気がしてしまう状況。
ギャンブルとして、1億も払ってますが、2年まともに投げてないケルビム・エスコバと契約して8回を投げることができれば、と期待してましたが怪我で帰って来れるかもなぞ。
怪我が常に不安なためにFAとして残ってた右腕キーコ・カレーロとマイナー契約して彼が8回を始めは投げそう。どこも痛くなければある程度はやるはずですけどね。。。あとは先発を一応争ってたフェルナンド・ニエベも出来そうな気はします。

K-Rod, Feliciano, Calero, Nieve, Igarashi, Figueroa, Takahashiでとりあえず行くと一応思ってます。
ショーン・グリーン、ボビー・パーネルはマイナーに落とせるんでそうなるでしょう。フィゲロアは最後のチャンスでしょうか。メッツファンで育ってるしチームに残りたいでしょうが、フェアなチャンスがもらえるかな?切られれば日本行きもあるらしいですが。。。僕も前から彼は日本に行った方がいいタイプだと思ってるしそっちの方がいい気もしますけどね。パット・ミッシュとかエルマー・デセンスとかもいますが。。。

★高橋尚成
話によると昨日の先発の結果にほぼ関係なく内部では尚成は開幕メジャーで決定のようですが、ロングリリーフから2人目の左腕としての起用になりそう。
五十嵐はメジャー契約2年だし不調でも開幕は間違いないとして、彼と尚成がデビューするとメッツはこれまでの合計日本人選手が10人になりますね。
すでにメジャーのチームの中で一番多く、メッツが日本人選手を起用してますが10人になると一歩抜けます。

高橋建09、高津臣吾05、石井一久05、松井稼頭央04-06、小宮山悟02、新庄剛志01/03、野茂英雄98、吉井理人98-99、柏田貴史97

2位はボストン、ドジャース、マリナースが6人でならんでます。ヤンキースは3人ですね。メジャーの通算合計は高橋、五十嵐をいれて43人になります。

★ミナヤGM、マニュエル監督にバレンタイン
ミナヤとマニュエルはスロースタートだとクビが飛ぶ可能性はあります。だからマニュエルはメヒーアをメジャーで使いたがってるという話もありますが、ミナヤはどうやら冷静にマイナースタートを考えてるっぽい。まあ、ミナヤは彼のいいところはGMとして出したとは思いますが、結果としては勝てなきゃだめだし、明らかなミスもしてるんでクビになっても当然です。契約がのこってなければとっくになってるという話もありますしね。
監督の方はボビー・バレンタイン復帰の噂とファンからの願望が強いのは事実。今年はESPNの解説ですが監督の話があればやめられる契約なんで電撃ってことはあり得るかもですね。オーナーサイドとのわだかまりは残ってると思いますが。。。

★ドワイト・グッデン
元メッツのスターでヤンキースでノーヒッターも達成、両チームで優勝もしてる彼ですが、ドラッグや酒でキャリアを壊した人です。殿堂入り間違いない素質でしたが半分くらい出しただけで終わってしまった感じですかね。ずっとドラッグ問題を引きずって最近もやめてまた始めてとしてましたが、先週また捕まってます。詳細は避けますが、真相は微妙で報道されてるのと違うとも言われてますが。。。

そのグッデンもシェイスタジアムの最後のときは久しぶりの登場で大歓声を浴びてました。今年シティ・フィールドにオープンする博物館の中にメッツの殿堂入り選手として追加される予定。それは8月なので彼が来れるのかは分かりませんが残念なことです。

これは昨年シティフィールド内にあるエベッツクラブという所でグッデンがしたサイン。新人王、サイヤング、優勝と来てたんですがね。。。


正面からのシティですが、この右のところに博物館がオープン。そして外の花壇みたいなところにはシェイスタジアムにあったホームランアップル(下)が移動しますね。
昨年は外野、ブルペンの後ろにありました。

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2010年3月25日木曜日

メッツ

昨年はここまで怪我するか?ってくらいに死んだメッツ。
ここでも何度か書いてる「They are dropping like flies」(ハエのように大量に死ぬ)ってのがピッタリでした。
もう途中から書く気が失せて全く更新しなかった気がします(笑)

なんで「今年の」に移行する前にかなり適当にパパッとまとめてみました。。。ほら、膿みは出しとかないと。。。って今年もすでに膿みが出来てたりもするメッツですが(笑)
それはまたあとで。

個人的にはこれが一番面白かったシティフィールドの試合でした。
いや、ホントに。これが一番もりあがったかもしれません。メッツファンは呆然としてましたけどね。


マリアーノ・リベラのキャリア初打点。
メッツのクローザーK-Rodがサブウェイシリーズにてリベラへ押し出しの四球。
ま、去年のメッツを象徴してるかもしれません。



シティ・フィールド。全体的にはいい球場です。ヤンキースファンの多くもこっちの方がいいと言ったように球場らしい球場。
もちろん文句はありますけどね。
個人的には一階と二階の間にスイートを作ったために一階の席の後ろの通路の天井が低いんで、圧迫感と暗さが。。。スイートは他の球場に比べてすごく低い位置にあるんでそこに行ける人達はいいんでしょうがね。
あとはメッツのブルペンを全く覗けないこと。ベルペンの造りは改修されてますが客からは見えないことはかわらないはず。

でも、相手のブルペンは真横から見えちゃうのですごくいい。
相手ブルペンからは直接試合が見えないため、ここも改修されてしまいます。今年も横からこうして見えるのかはちょっとまだわかりませんが。。

一番文句を言われてるのはフィールドの一部が見えない、いわゆるobstructed view席というのが多い事。

これはレフトの3階の一番上。まあ、一番悪い席だからここを例に挙げるのは問題なのかもしれませんが見ての通り、レフトで何が起こってるか分かりません。最後の数列は他球場の試合経過の電光掲示板の後ろにあるためによく見えません(笑)その分テレビ付いてますけど。


このセンターの後ろにあるオープンスペースはいいですね。

ここに何度か書いてる有名バーガー屋さんのShake Shackの支店とか色々あります。
子供が楽しめるとこもあるし、今年からはこのさらに下にある部分に球場内からも外からも入れるMcFadden'sという有名アイリッシュバー/レストランの支店が入りますね。
http://www.mcfaddensballparkny.com/
ヤンスタのハードロックカフェみたいなものです。

これも何度も書いてますが一番高い席のDelta ClubなどSterlingレベルという階層に行けるチケットを持ってる人はDelta Sky 360 clubというラウンジ/カフェ/レストランに入れます。
そこの一番外れ、メッツのベンチ裏の方に行くと室内練習場が見えてしまいますね。
これはなかなか面白い。
こういう特別なクラブ/ラウンジは何個かありますが今年から入れるチケットホルダーの規制が緩和されてるので去年は入れないチケットでも今年は大丈夫というのがあります。


試合の方は特に振り返る事が無いので(笑)球場ばかりになってますね。。

サブウェイでの松井秀喜もこれで最後だったかな?
今後シティ・フィールドを秀喜が訪れる事があるかは微妙です。。。


で、この人はついにメッツの本拠地に戻って来ました。
親しかったとされる、メッツの三塁手デービッド・ライトと談笑する松井稼頭央。

守備から帰って来る稼頭央。
2006年の移籍後、チームの配慮、怪我などによってNYで一度もプレーしてませんでした。
初めて帰って来る試合では大ブーイングの予定だったんですが、3年以上経って、球場も変わればチームも最悪の年の最後の3連戦、というのもあってもう誰にも聞こえない程度のブーイングで終わりましたね。
まあ、彼が努力をしてなかったとか、悪いやつだとは誰も思っていないし、もう終わった話は水に流そう、でいいでしょう。

友人がわざわざもらって来てくれた稼頭央のサインボール。


どうしようもない年でも、心を和らげるのはもちろん、Mr. Met。

シティの外から。


こんな感じで、シェイスタジアムのホームプレートやピッチングマウンド、ベースの位置には記念碑ができてます。三塁側の駐車場すぐのとこです。

この時はまだ希望がありました。。。。


今年は開幕戦はもりあがんですかね。。。。 もっと読む

2010年3月21日日曜日

ちょいとお知らせ:スタジアムツアーの開催日決定

★ヤンキースタジアムツアー(Yankee Stadium Tour)の短期延長と2010年度シーズンの日程

シーズン中、もしくはシーズン前にスタジアムのバックステージツアーに参加しようと思ってる方へ。

ヤンキースの方で今後の予定が決定してます。HP等での公式発表はまだですが以下のようになります。

A: 3/21で開幕後まで休止の予定でしたが、3/27、3/29−4/4まで行われます。
(ハードロックカフェやNYYステーキハウスは営業してるのでお客が減るのを避けるためのようです...)

B: 開幕後は4/19(月)から9月24(金)までが期間となります。
(既に一部ブラックアウトの日は決まってますがここでは挙げません。今後スペシャルイベント(スポンサーらの貸し切りなど)によりさらに中止の日程はでてきますのでHPでご確認を)


質問でも何件か来てて近いうちに答えますがそれまではスタジアムの日本語ツアーについてはここで
さらにスタジアムツアーの他の記事はここ

これはウチのジュナですが、よほど何かない限りベンチまでは絶対に行けます。ちなみに今日はペプシコーラの投資家達のイベントが入っててベンチに入れないかなりアンラッキーな日ですがそう言うのに当たらない限りはここまでは行けますんで。 もっと読む

2010年3月19日金曜日

ということで簡単にここまでのキャンプ/オープン戦でのヤンキース

前の記事からの流れで。。
一応ここまでのヤンキースの課題というかオープン戦での注目するとこを簡単に。

★5番手
これが一番の話題でしょうね。
筆頭はフィル・ヒューズとジャーバ・チェンバレン。
これからが誰が5番手になるか成績も大事になって来るとジラルディ監督は言ってます。
他の候補の中で好投してるのはアルフレド・アセベスが一番、そしてセルジオ・ミートレも。
成績はここで。
http://newyork.yankees.mlb.com/stats/sortable_player_stats.jsp?c_id=nyy&baseballScope=BLA&subScope=pos&teamPosCode=all&statType=2&timeSubFrame=23&sitSplit=&venueID=&Submit=Submit&timeFrame=1

上の成績はメジャーレベルでのオープン戦だけのものでBゲームと言われるマイナーリーガー相手の試合は含まれてません。

現時点ではヒューズが一歩有利ですかね。アセベスが一番結果を出しててこのまま一番いいままだったとしても、他の全員がダメでない限り5番手になることはないでしょうか。
ジャーバはブルペンの方がやはりいいだろうという考えがヤンキース内で定着してきたって話もあるんで、ヒューズが5番手にふさわしい結果を出す事が球団として一番最適な感じです。
ミートレ、あとはゴーダンなんてところはトレードも十分あり得ます。

投手の他は怪我がない限りは何があっても決まってます。CC、A.J.、ペティット、2004年の1年間以来の復帰のバスケスが1−4番手。バスケスは前回は半年よくて半年ダメでしたが、まあそういう気がある人だし、エースとか考えなければ十分な活躍はするはずです。

★グランダーソン
これは12月の半ばのカーティス・グランダーソンのトレードでの入団発表の時。
この時はチームは彼がセンターをやり、おそらく2番と言ってましたが、彼がレフトで7番というのが現時点では開幕戦になりそう。
今んとこオープン戦では打ってません。毎年打ってるはずですが、怪我明けや最悪のシーズン明けでないベテランにオープン戦の成績は関係ないでしょう。
去年は毎年のようにいい成績だったオープン戦のあと、彼のスタンダードから見るとかなりダメなシーズンだったんでわかんないもんです。
左投手相手に打てなくなったというのが大きな不安なんですがこの辺の評価はシーズンが始まらないと下せないですね。NYのプレッシャーというのもまだ未知ですしね。

★ガードナー
でそれと関係してセンターでの先発をまた試されてるのがブレット・ガードナー。3年目の26歳。守備と足は証明してますがメジャーでコンスタントに出塁して打てるか?
ダメならグランダーソンがセンターで問題はないんですが、ガードナーが使えるとなると外野の守備力はかなりのものになります。グランダーソンはレフトで問題ないようで。
ガードナーは調子が上がって来てますし、おそらく9番センターで開幕戦を迎えるはず。あとはその後の結果次第。昨年のように調子を落とさなければいいんですがね。
レフトは新加入のベテラン、ランディ・ウィンが次の候補です。

★ニック・ジョンソン
ニック・ジョンソンは生え抜きで元トッププロスペクトで期待された人。今年戻って来たハビアー・バスケスを2004年に獲得した時にトレードされましたね。前から怪我も多く、それだけがエリートになれない理由だと思います。逆にいえば絶対に怪我をすると言っていいかもしれません。選球眼は抜群で2番で相当やるはずです。言われてる様に今のヤンキースタジアムならば左打ちなんでキャリアハイの23本塁打を超えるのも容易かもしれません。打つ時の軸足のメカニズムを変えてパワーがもっと出るという話もありますが。。
まあ、どの怪我をして、それがどの程度か?がすべてですが出れる状態が長ければ活躍するだろうというのはこのオープン戦でも見えてますね。
個人的には昔から好きな選手なんでがんばってほしいです。

★5番打者、打線
松井については近いうちに改めて書きますが彼の穴が埋まるか?というのが大きな課題です。2塁手のロビンソン・カノーがまずは試されます。昨年は得点圏ではあり得ないほど打ちませんでしたが(198打席で打率は.208ってw)、最後のワンステップをするべき時に来てますね。
これもシーズンが始まらないと評価できません。
ダメならグランダーソン、もしくはポサダが5番なんでしょう。

他の打線は特に気にするところは今はないですね。
まあ、だれがバックアップの内野、外野(右打者でね)になるのか?ってのはありますが。。。
松井、デーモンがいなくなっても少なくとも数字的には打つはずです。

★ブルペン、チャンホ・パク
ヒューズかジャーバのどちらか5番手争いで負けた方が主に8回を投げる事になるんでしょう。2人ともすでにその役割では一流なのは分かってるしね。

パクとの契約はずっと前から言われてましたが実際起こるとは思いませんでしたね。先発復帰願望が強いようでしたが現在彼ではもう厳しいでしょうかね。でもリリーフならば前のWBCでもそうでしたし、まだ一流になれる可能性は十分。待った分年俸もフィリーズから提示があったものよりも低くなってしまってますが。。
パクは今でも韓国人に人気。すでにヤンスタを訪れるファンは増えてます。彼は短い回から多少長いところまで投げるようですがアセベスと役割が被りそうな感じです。どういう使い方をするんですかね。

他は2人目の左腕(プレーオフのみ好投したダマソ・マーテがメイン左腕)を入れるかどうか?

★ケビン・タワーズ
つい一昨日,やっと正式に発表されましたが、元パドレスの長年のGMで選手の評価に定評のあるタワーズがヤンキースに来ます。キャッシュマンとは友人でもあり、過去には96年オフには伊良部秀輝の(交渉権の)トレードをヤンキースとした人でもあります。毎年の様にどこからかブルペンを拾って来るイメージが最近は強いですが、彼の加入はヤンキースにとってはプラスでしょうね。

★プロスペクト
オープン戦の中継はこれが楽しみですがヤンキースの場合はほとんど見る機会がないですね。もちろんヒースス・モンテロに何人か捕手や投手はいますが出場機会がないですかね。

まあ、今後は出来る限り情報提供しようかなとは思ってます。
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2010年3月17日水曜日

質問の答え5。。というかリクエストに対して

まず先に。昨日書いたヤンキースのチケット一般発売は予定通りにこの金曜日の正午に決定しました。昨日書き忘れましたが、開幕、レッドソックス、メッツ戦以外にも6月の交流戦のフィリーズ戦、7,8月の週末の試合に行く事が決まってるのであれば(そして100ドルを優に超える高い席を買おうと思ってないのであれば)がんばって初日に買っておいた方がいいでしょうね。
他はあんまり焦る必要はないでしょうか。

★で、これもいろんな人から言われますが松井秀喜がいなくなってから、日本でのヤンキースの情報がなくなってしまった。どうしたらいいでしょうか? ここでも、もっとニュースを提供して欲しいなあ。。

いや、前の情報ってのがどこの事を言ってるかにもよりますが。。。いつものように知ってる記者もいるんであんまり言いたくないですがスポーツ紙の記事であったのなら別になくなってもいいような。。。

松井の移籍後はヤンスタでも良く言われましたよ。
「お前もアナハイムに移籍じゃないのか?」って(笑)
「いやだから僕は松井のお付きでもないし、試合とは関係ないし、independent contractorでツアーの仕事もらってるだけだしね。」

広報の広岡さんも付いて行ったことも驚いてた人も結構います。日本の報道陣が減るねって良く言われます。かなりすっきりするんでは?って。日本向けに一応プロとして書いたり、報道したりする人が減ったのは事実でしょうし、シーズンが始まってもそうでしょうね。

いやあ、僕の方で情報を日本語で常に瞬時に提供できなくはないんですが。。昔はもっとニュース的な事も頻繁に書いてたし。。。まあ、がんばってみます(笑)

ここのブログに携帯からアップしてもいいし、Twitterを使ってもいいかなあとは前から思ってはいます。
日本では「ツイター」とか言われてるやつね。僕としてはどこに「着いたー」のか?って思ってしまいます(笑)
だから日本人は英語が。。。トゥイターですからね。(トゥイラーとの間くらいですがね)
Tweet(鳥のさえずり)みたいにどうでもいい独り言に近いことを書く事。

ヤンキースの情報を得るのに英語だと色んなところがあるし、公式ページとか、ESPNとかスポーツ総合も悪くはないですが。。

ブログではこの2つが一番ですね。さすがヤンキースだけあって他にもいっぱいありますが。
http://yankees.lhblogs.com/
http://riveraveblues.com/

まあ、ニュースだったらやはりNY Times, NY Post, NY Daily Newsなどの地元紙のHPがいいですかねえ。

日本語だとどこなんでしょ?全く他のを気にしてないんで。。よくわかりません。一部のブログは覗いてたりもしますが。。

質問の答えはあと3つくらい続きます。。全部ヤンキース関係ですね、やっぱ。 もっと読む

2010年3月16日火曜日

質問の答え4 と 今年もファンタジーベースボールへの誘い

これも良く聞かれるんだな。日本人/アメリカ人を問わずに。

★ヤンキースは一体いつ今年のチケットを販売するんだ?

答えはすでにしてます!
まあ、最低11試合のプランからの発売はしてますね。あとは年間席とかプランを持ってる人への先行発売ですけど。ちょうど今日それが終わったばかり。

で、公式にはまだ発表されてませんが、今週の金曜か来週の月曜には一般発売が始まる予定。インターネットか電話のみです。窓口は少しあとからになります。
なんにせよ明日明後日にヤンキースのHPにもなんらかの発表があるはず。

ちなみに、この下のが窓口で買った場合かネットでWill Callで受け取りにした場合のチケットの台紙ね。
今年のロゴは当然入ってます。個人的にはこのロゴは好きでは全くありません。。。まあ27回の優勝ってのは自慢はできますがねえ。


で、一般発売ですが、300ドルの一階内野席はいつでも残ってますのでほぼどの試合でも買えますから夏のレッドソックスとかメッツとか以外であえば焦って買う必要は全く無し。100ドルを切る席はあんまり残ってないですね。でも優勝した事を考えると特に、ですが、不況の影響は深く、あんまり売れてない感じです。三階や外野は基本的にはほぼ売り切れです。
まあ、残ってないって言っても実際はあったりもしますけどねえ。一般に回らないだけで。
ここで買えなくてもこまめにチェックするとその一般に売り出さないやつが売り出されてる事はあるんで根気よくやるってのはいつものことです。
他にも買う方法は色々あるし4,5、9月の試合は前売りで買う必要は全くないと思ってますんで。
お気軽に相談して下さいな。

★ということで遅ればせながら。

ファンタジーベースボール、今年も募集です。

今年はなんと! 僕よりも上の順位に行った人にはもれなく「どうでもいい賞品(ものとはかぎりません)」でもあげます。
僕の住んでるNYに来ないことにはもらえませんけどね。。(笑)


LEAGUE ID: 376449
Password: MATSUI

ドラフト時間: Sat Apr 3 8:30pm東海岸時間、4/4(日)の朝9時30分


何それって人はここで。
http://www.geocities.jp/fantasymlbjp

ファンタジーについては前に何度も書いてるので同じ事は書きません。下の読んでくださいね。
http://blogs.yahoo.co.jp/sportsworld_ny/29201249.html
http://blogs.yahoo.co.jp/sportsworld_ny/29397865.html もっと読む

2010年3月14日日曜日

質問の答え2、3 + NBAのニックス、ネッツ

また大分間が空いてしまいましたが、質問があったものの答えの続き。メールでは既に答えてありますが一応ここでも。

★Q:ファンタジー・ベースボールは今年もやるんですか?

やりますよ。個人的には毎年やってるリーグはありますが、いつものようにリーグ募集もしますので。明日くらいにでも。

何それって人はここで。
http://www.geocities.jp/fantasymlbjp

ファンタジーについては前に何度も書いてるので同じ事は書きません。下の読んでくださいね。
http://blogs.yahoo.co.jp/sportsworld_ny/29201249.html
http://blogs.yahoo.co.jp/sportsworld_ny/29397865.html

★Q: MLB.TVについてですが、今年は日本から全ての試合を生で見れるんでしょうか?

これまではBlackoutといって見る事が出来ない地域に日本も含まれていたんですが、どうやら昨年の途中から解除されたようです。
これまでは生ではなくて録画でその試合が終わらないと見れなかったんですが、生でも録画でもほぼ全ての試合を見る事できるようになりますね。

電通が新たな契約を2015年だったかまで結んだんで、そういうことがおかしくないとは思ってましたが、今年のブラックアウトの規約には日本は含まれてないし、昨年契約してた人(某所のLaBさん、情報どうもです)が途中から見れる様になったと教えてくれたんで間違いないでしょう。もちろん今後変わる事はあるのかもですが、現時点では全て見れそうですね。
同時に2−4試合も見る事も可能だし、悪くないですねえ。

★さて、前に書いた様に他のNYのスポーツについても書きましょう。昨年はもうヤンキースくらいしか書く事なかったんでね。さぼってただけという話もありますが。。

で、NBAのニックスとネッツですが、どちらも終わってます。順に3/14現在23勝43敗と7勝59敗。

ネッツは勝率1割という記録的な負け具合。去年から通算19連敗、開幕から18連敗とすでに記録も作ってます。

どっちも今年は終わってますが、目標は来年、そして未来。

この夏のフリーエージェント市場は稀に見る超豊作。フランチャイズを代表する選手がごっそりとFAになります。筆頭は世界一の選手レブロン・ジェームス。さらにドゥエイン・ワイズ、クリス・ボッシュも。さらにはアマレ・ストゥダマイアー、ジョー・ジョンソンなども。

両チームとも今年は捨てて(ニックスはもう前から完全に再建してます)、来年の総年俸を削って、このFA市場に備えてるわけです。

ニックスはついこの間のトレード期限でさらに来季の年俸削減に成功(+元スーパースターのトレイシー・マグレイディを今年の残り獲得でほんのちょっと見る価値がでました)で上記のFAスーパースター2人との契約が可能な状況になってます。

NBAはサラリーキャップ(総年俸制限)がソフトなもの(制約付きの例外の契約ができる)ですがあって、さらに1選手へオファーできる最高額(簡単に言うと15ミリオン弱)が決まってます。
そう言う状況でニックスは30ミリオン以上空きが、ネッツは23ミリオンほどの空きが。

ニックスは最高額を2人に払えるという状況にあり、もしかしたらレブロンともう一人が来て優勝を争うチームに一気に戻るという淡い期待があります。来季の年間席もそのために既にかなり売れていて、ホントに2人のスターと契約となると90年代の異常な人気にまで戻りそうです。とりあえず定価かそれ以下でマディソン・スクエア・ガーデンを楽しむんであれば今のうちかもしれません。

ただ、絶対にスターが来る訳ではないですし、レブロンは出身でもあるクリーブランドでついに優勝ができるかもしれない。そうすると再契約の方向に行くと考える方が普通。
仮に誰か2人を引っ張って来れないと、年俸を減らすためにすでに未来を売ってるのでかなりキツい状況になるかも。NYという最高の舞台ってのは売りではあるんですが。。さあ、どうなるでしょう。

ネッツの方も最低スーパースターを1人と契約出来る状況にはあるんですが、他にも1人となら契約出来るチームでもっと勝てる状況のチームは何個かあるんで難しいかもしれませんね。

ネッツの場合はそれよりも2012年のシーズンからNY市内のブルックリンへの移転がついに実現しそう。その前の2年は同じニュージャージー州でもニューアークのアリーナを使う事も決まってます。オーナーも交代でロシアの大富豪ミハイル・プロホロフになることが承認待ちですがきまっており、数年後には面白いことになってるかもしれません。 もっと読む

2010年3月6日土曜日

もういっちょ

開幕までに最低半分(三塁側)は無くなる予定です。またサボってますがエントリーは書いてあるんでアップしてきますね。
解体の様子もレポートしてきますんで。



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ヤンキースタジアム墜ちる

ヤンスタの本格的デモリション(解体)が始まりまし
た。。。。 もっと読む