すでにここにてその日の開門前と最後のスタジアムツアーの様子、そして僕にとっての終焉の意味をかきましたので簡単にいきますが、非常に感傷的な一日でしたね。子供の頃は全くそうではなかったですが、隅から隅まで知った一番思い入れのある球場になっちゃいましたから。
もちろんそんな風に感じてる人はいっぱいいまして、ホントに早い時間からごった返してましたね。
普段は4番線の地下鉄は混んでるのでDかBで行くのですが、最後は球場が見える4を選んで行きました。他にも何人も同様に車窓から写真とってましたね。(といってもそれは午前中の話で、その後仕事のためにマンハッタンに戻って、Dで行きましたけどねw)
個人的には子供の頃に行ったナゴヤ球場を思い出すんですよね。電車から見えましたから。
新球場も見えるんですが駅に着いてからか、通り過ぎないと見えないし試合がホンの一瞬でいいから見えるという感じにはなりません。
遠目に新スタジアムが見えますがこの2日前の昼頃にYANKEE STADIUMの文字をクレーンで入れてました。時代が変わるんだなと。

他にも球場の葬式みたいなものだから正装すべきだろうと考えたファンは結構いたみたいです。タキシード着て来たとか(笑)

今年は試合の後にチケットだけくれないか?という看板を持ってる出口で待ってる人がいました。
最終戦のチケットの値段は3、4月頃まで最低で500−700ドルとかしましたが、そのうち400−500ドルくらいに落ち着き、一時は300ドル代まで落ちましたね。この変動の仕方はオールスターと同様の現象で、最後はこれも同様にドーンと跳ね上がるんでないかと思ってたらやはりそうで、最後の最後はどこでもいいから1000ドルでも2000ドルでも払うという人が出ました。もっと早く買っとけって(笑)
いつも言ってますが需要と供給の関係でマーケットを読む事が大事です。いろんな人に頼まれましたが、ほぼ全てを一番安い時に買ってあげました。焦る必要はないんですね。
で、この席は僕の友人が用意してくれた席で、多分一時は2、3000ドル超えをした席です。新球場ではどの試合でも定価が500−1000ドル近くになる様な席なので今年はこんな席に最初から最後まで座る事は滅多にないでしょう。そういう意味でも見納めでした。。。
残念ですが、この日のためだけの録音を聞けただけもよしとしましょう。
で、試合前のセレモニー。とにかくこれでもか、とやりましたね。歴代の選手を呼び、名選手の映像をまとめてポジションごとに流し、と。
この時点では暫定的に11月にさらに最後のセレモニーを行って、そこでホームプレートやピッチャーズマウンドを新球場に動かす予定でした。ほら当然、ヤンキースはプレーオフにでるつもりで、実際の最後の試合がいつになるかわからない。なのでそういう予定だったようですが、結果9/21が最後になることは試合前から99.9%確定してたのもあり、このセレモニーで十分だろうということになり、11月のものは中止に。
実際、お腹いっぱいでしたね。
歴代名監督の映像からジョー・トーレ(とロジャー・クレメンス)が意図的に省かれてたのには色々物議をかもしました。
亡くなった伝説の選手達(ベーブ・ルースとかルー・ゲーリッグとかね)を見立てた役者さんたちを1時間外野に立たせたのは微妙な演出だった気がします。。
歴代の名選手の中に混じって彼がそこまでの選手か?と言われると困ってしまいますが、球団側の計らいで最後の登場。一番大きな長い大歓声で迎えられました。90年代を代表するヤンキーですし、いいんでしょう。(ところでこのWBCで最後のプレーをしてましたね。絶対復帰がないとは言いませんが。。さすがに錆び付いてまして7打席でヒットは出なかったですね。)
最後の国家斉唱です。
ジーター。ルースが建てた家ですが76年の改装後の球場にとっては彼の家に近いものがあります。どの打席もすごい拍手に歓声でした。本人はこの時点で奇跡的に近かったレッドソックスに追いつくというのを本気で思ってたらしく、最後とは感じてなかったようですが、特別な日だった、来年は想像すら出来ない,と言ってました。


結果はダメでしたが。

そんで松井。ここに憧れてメジャーに来ただけあって最後の試合だけは出場。ヤンキースのプレーオフの可能性がなくなったこともあって、ずっと休養中でこの試合のあとすぐに手術をする事が決まってました。


最後のヒットデキ。

最後の試合は毎年、いろんな人に挨拶にまわるんですが、今年は変に感情がはいっちゃいましたね。別に数週間後には会う人もいっぱいいたし、次のシーズンが始まれば会うんだけれど。

帰りに偶然会った知り合いも、涙ぐみながら「オレの親父はここでオレを育てたようなもんだ。。」と。


「1」から何に変わるかと思えば。。。「Forever」でした。まあ、心の中では永遠ってことでしょうか。。
ただ、ここで書いた様に、本当は「Playoffs」ってのが用意されてたんですねえ。
最後の。。ってのは気になる所でしたが、最終戦でHRが出るのか?
楽しみしてました。この結果を予想出来た人はいなかったでしょうけどねえ。

試合をを決めた一発だったし,文句ないでしょう。
その他の最後の。。てのはここに大体ありますね。
ちなみに最後の盗塁はボビー・アブレユで最後の三振はジョバ・チェンバレンがオーブリー・ハフからとったものでした。

そして、最後はやはりこの人。どんな展開でもリベラが閉めるのは決まってましたが、同点だったらどうするだ、という問題が。。
セーブ機会でなかったのは残念でしたが、7−3とうまくいきました。
リベラらしく全て内野ゴロにて三者凡退。
最後の打者のブライアン・ロバーツへの投球ビデオ。
最後の一球かな。

ジーターが試合が終わるちょっと前に考えたというスピーチのあと、選手全員でファンへの感謝を込めて帽子をあげての敬礼。
そして最後のシナトラのニューヨーク、ニューヨークが流れる中、選手達はゆっくりフィールドを一周。ファンも選手も関係者も立ち去るのが惜しくずっと残ってましたね。。
これだけ歴史のある球場が閉まるというのはなかなかある事ではないので体験できたことは貴重でした。
もうすぐシーズンが始まり新球場がオープンします。楽しみですが、きっとすごーく変な気分になることでしょう。
次はほとんど書いてなかったオールスター関係かな。
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