ヤンキースのホーム開幕戦での松井への歓声はヤンスタで他チームの選手へのものの中ではいままでで一番大きかったんではないか?といわれてます。
リング・セレモニーの時も、さらに大きかった初打席のときも。
デーブ・ウィンフィールドが戻って来た時も大きかったと知り合いは言ってましたが、実際今回が一番かもしれませんね。
長く愛された選手がワールドシリーズMVPとなった以来の試合である開幕戦で敵チームの一員として優勝リング贈呈式に参加するということは前にも先にもないでしょう。
スケジュール上の偶然ですが、これだけでも特別な選手の証ですよね。
新球場になってから歓声が小さくなったのは事実です。理由は色々あり、ここでも何度も書いてることですが、これがもし旧球場のままだったならばどれくらいすごいことになったかとつい想像してしまいます。
ご存知のように旧球場は隣で廃墟化しています。。。
ジーン・モーナハンと言って40年近くヤンキースのトレーナーをしてる人がいます。彼はガンの治療のために休養中で、この開幕戦の式典のみ帰って来てます。報道もされててみんな知ってるはずですが、一番始めに呼ばれた時の歓声は勝手な予想よりも全然小さかったですね。
もちろん一階の内野にいたんで真のヤンキース/野球ファンが少なかったのでより小さく聞こえたのかも知れませんがこの時点で少し萎えましたね。
メッツの開幕戦の時の選手紹介の際へのメッツのメディカルスタッフ達への大きなブーイングとそのすぐ次に呼ばれたクラブハウス・マネージャーへの反動を込めた大拍手をしたファンの方がやはり真のファンだと思ってしまいます。
新球場と不況が殺したのか、ヤンキースがあまりに長く強い(15年も)ためにカジュアルなファンが増え過ぎてるのか、かなり残念ではあります。
2日目も3日目も初打席は大きな拍手、その後の打席も歓声が聞こえました。
開幕ですでに盛大に迎えられましたが、多くのファンにとっては昨日も一昨日も昨年以来初めて見る松井なので当然ではあります。
もちろん微妙なブーイングも聞こえましたけどね。
昨日のHRの後、僕が真のファンと呼んでふさわしいという友人と話しましたが、彼は松井には頑張って欲しいけどHRの後には声援は飛ばせない,と言ってました。すぐ後ろにいた長年のファンと思われるオバさん2人も同意してました。他の場所でもこういう議論は起こったはず。
松井がいなくなって寂しいけれど敵となった以上はヤンキース相手に打たれたら困る。それも期待をするフィル・ヒューズの今季初先発を壊すことになるかもしれない様な活躍は尚更というのが彼の理論。
あの先制のHRは多くのファンにせずにはいられない応援をさせた、スーパースターである証明の一発だと思います。9年振りの優勝のワールドシリーズMVPが移籍し、開幕直後にヤンキースタジアムで打ってみせるというには並大抵のことではないです。
試合開始すぐに先制としてぽーんと自分のすぐ目の前で打たれたら、コイツはすげーと思うのは普通。上記の彼も、僕のこんな感じの話には、その通りだと思うし、立ち上がって声援を送ったファンの気持ちは分かるとは言ってました。
本人はそこまで気にしてないのかもですけど、そういうことを普通にやれるのがスターですからね。
簡単に何点か。
・ヒューズの初先発
上々でしょう。実戦からはなれてコントロールされた試合で2度登板してからの初先発。今後カーブとチェンジがどちらもいいとなると期待されたCeiling(才能の上限)に届くかも知れません。
・パク
パク・チャンホと契約が決まった翌日から、ホントに翌日から、韓国人(アメリカに住んでる/韓国系アメリカ人)のファンが球場に現れ始めました。スタジアムツアーに参加してる数も目に見えて増えました。シーズンが始まるとかなりの数のファンが試合に来てます。
団体で来てるのもいますし、シーズンのパッケージ(20試合とか)を買った人もいるそうです。
ですが。。開幕戦でホームデビューはしたものの一昨日の試合中のブルペンでのウォームアップ中に怪我で引っ込んでしまいました。ホントは8回を投げるはずだったんでしょうけど。。
後ろで立ち見をしてた韓国人は文句を言ってたようです。韓国語が少し分かる友人に言わせると所謂Fワードを言ってたようですけど(笑)
リリーフなんで上記の20試合勝った人も1試合も見れないことはあると思うんですよね(笑)
ホントにどうしても見たければ4試合ほど連続で来るか、しばらく出てないなら最低調整で出て来るからそれを狙う。基本は同点か僅差で負けてる試合以上の場合にしか出て来ないんで相手を見て勝手に試合展開を予想。
むずかしいですね。
・ジュナ
エンジェルスとの第2戦は途中から子守りをしなければ行けなかったのでウチのジュナがヤンキース戦デビューをしてしまいました(笑)
僕は球場の音楽は嫌いじゃないですけど、ホントの昔からのファンにとっては変な音楽は一切いらないと思ってる人もいます。
僕もなくても楽しめると思ってましたが、ジュナと行って初めて、ああ、音楽はこういうためにあるんだ、と妙に納得しましたね。
次々と変わる音楽にノリノリで体動かしてましたから。
ベイビー/子供に限らず、野球にあんまり興味ない人も来てますからエンターテイメントであるのは間違いないですわ。
僕の場合は一階の内野のフィールド・ダッグアウトの席までは空いてる限りは入れるんですが、1列全部空いてたりするんで最適です。ヤンキースタジアムなら ほとんどの試合でここが一番空いてるし、勾配もないです。ボールが飛んで来る可能性が高いのが難ですが。。。ヤンスタは子供が休める場所がほとんどないで す。メインのホームベースの裏当たりに誰でも座れる椅子とテーブルがありますがかなり殺風景なんで。
(メッツならばシーザース・クラブには最低は入れるようにしときたいですね。)
松井を眺めるジュナ
こっから第3戦ね。松井のHRのときはまだ通路を歩いてたんでこんなiphoneの写真になっちゃいました。。
松井の走塁、ホントは足が上手いことホームをタッチしてたんでセーフだったですが足遅いです。タイミングはアウトなんでそう言われても仕方ないところでし た。その後うなだれた感じで帰って来るところ。
ジーターとは二塁に行く度にしきりに何か言ってましたね。A-Rodとジーターとこういうやりとりを自分が二塁でしてるのが変な感じがしてるという表情。
ホームでは今年もHRを打つだろうジー
カノーのHRの時
カノーは新5番としてというだけでなく、ここまでチーム1の打者ですね
打つだけならある意味松井よりも能力は上ですね。ストライクでなくても強く捕らえちゃいますからね。
グランダーソンも三塁打を昨日は二本。ここまでは昨年課題だった対左投手、三振の多さ、三塁打の減少をすべて払拭してます。この人が7番とか8番とかヤバ いです。
松井がいなくて見た目は大きなロスには見えない時の方が多いかもしれませんが、ファンから見た松井の姿勢や態度、取り組み、関係者の知る影の努力、チーム メートへの影響は忘れられないものですね。
前にも書いたようにチームが勝てば文句はないですよね。松井自身も言ってましたがヤンキースは今年も強いですね。去年よりもいいチームになる可能性はあり ます。
ビデオは最後のヒットのときね。
開幕戦からもう少し。
初打席はなんか珍しく自分を落ち着かせようとしてるように見えました。感傷的になってもおかしくないです。三振のあとにポサダが松井の肩をポンと叩いてた のが印象的でした。
2日は途中から子守りをしなければ行けなかったのでウチのジュナがヤンキース戦デビューをしてしまいました(笑)
感動しましたね。忘れられない場面です。
2010年4月16日金曜日
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3 件のコメント:
いつも写真と情報をありがとうございます。日本でMLB.comつないでNYY戦を見ている者です。Monahanさん、随分おやせになって、心配ですね。ビデオで見ましたが、スタンドに手をふる姿で、もう涙腺がゆるんでしまいました。さらに、松井選手を迎えたときの、二人の抱擁も。松井選手は優しく肩に手をやり、いたわってた。怪我続きで、トレーナーとは苦楽をともにした。感謝と励ましが伝わってきました。
たくさんの写真と動画、ありがとうございます。
この3日間の各シーンは、何度観てもいいですね。
あと、モナハンさん、ガンだったんですか・・・病気ということは知っていたのですが、何の病気かは分からなかったもので・・・ちょっとびっくりしました。いつか回復してくださることをお祈り申し上げます。
松井選手のワールドシリーズの活躍、移籍後の活躍があるのも、このモナハンさんのケアのおかげなのですね。
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これを書いている10時間あとで、アナハイムでのヤンキース-エンゼルス戦。楽しみです。
>tomo_ishiさん
>くらっちまんさん
松井はモナハーンとスティーブ・ドナヒュー中心のチームにはお世話になったでしょうね。
色々と感動的なシーンでした。
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